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アラブが見た十字軍 (ちくま学芸文庫 マ 18-1)
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- 本の長さ489ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2001/2/1
- ISBN-104480086153
- ISBN-13978-4480086150
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房
- 発売日 : 2001/2/1
- 言語 : 日本語
- 本の長さ : 489ページ
- ISBN-10 : 4480086153
- ISBN-13 : 978-4480086150
- 商品の重量 : 240 g
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 321,829位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- ヨーロッパ史一般の本 - 418位
- ちくま学芸文庫 - 953位
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
日本からのトップレビュー
- 星5つ中5つ
良い本です
2025年9月28日に日本でレビュー済み良い本
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十字軍は奥深い
2020年8月14日に日本でレビュー済み西洋から見た今までの十字軍とは違って、侵略され混乱するアラブ側の歴史。十字軍の歴史の奥深さが楽しめる。しかし、ムスリムの名前は覚えにくい。
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十字軍に関する必読書のひとつ
2015年5月7日に日本でレビュー済み塩野七生「十字軍物語」に不満を感じた読者なら、この本とランシマン「十字軍の歴史」をあわせ読むことを勧める。塩野本のネタはこの二つの著作にほぼ網羅されている。塩野の感想や思い込みが「うざい」とか「偏っている」と思う人にはこちらのほうが公平・明解であろう。とくにイスラム側の視点からまとめられた類書はほとんど存在しないので貴重である。
ただし、翻訳は過去形、現在形がバラバラで日本語の文章としては読みづらい。また、散見する引用文も字体を変えるなどの工夫がみられないため読み疲れする。印刷の質も「十字軍の歴史」と比較すると一目瞭然である(単行本について)。
しかし「十字軍」についての一般読者向けとして基本的な読み物である。これを読めば「十字軍遠征」に一かけらの正義も道義もなかったことがわかる。
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イスラム帝国は本当にあったか
2012年1月5日に日本でレビュー済み今の世界史は中世以降のヨーロッパの視点から作られた物です この本を読むとそれがよく分かります アラブから見るとヨーロッパはビザンツ帝国はローム人(ローマ人)でそれ以外は全てフランクです フランスはもちろんのことベネチア(当時はひとつの国)もイギリスも神聖ローマもです 一方アラブは地方豪族の寄り集まりでとても帝国ではありません 有名なサラーフッディーン(サラディン)はクルド人ですしその後に続くペルシャやオスマントルコを見てもヨーロッパから見たひとつのイスラム帝国とは相当違うと思います また11世紀前後の医学における(もちろん文化も含めて)ヨーロッパの後進性は私の高校の教科書には無いものでした どこまでが正確かは別にして読むに値すると思います
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被害者と加害者という構図も実のところ怪しかったりする西洋とムスリム諸王朝
2014年4月1日に日本でレビュー済みこれ以前に小室直樹の「イスラム入門」を読んでいましたが、イスラムの成り立ちと
アラブ人の文化的優越感、それに対し野蛮だが戦争はめっぽう強い西洋人という
イメージがあり、やはり攻め込まれた側、攻めた側という構図を意識していましたが、
この本を見るとさにあらず。
イスラム諸国は西洋人とのファーストコンタクトなどという衝撃は当初からなく、
あいつらか。というようなそれこそ昔の隣人のような意識を当初から持っていた。
意外だったのは聖地に対する情熱および領土欲のすさまじさで、
権力者の死に伴う後継者争い、自分たち自身の領土争いに明け暮れていた
ムスリムはこれに対し一貫した姿勢を貫けず、戦争のたびに離散集合する
烏合の衆のごとき不安定さをあらわにし、ついに聖地入城を許す。
しかも宗教的結束は今日見られるイスラム対クリスチャンという相容れなさとは
程遠い。
敵の敵は味方とばかりにフランク(この本では十字軍はひとまとめにフランクと称する)
と同盟する者あり、現実的観点から地中海沿岸の領有を認め、あまつさえ西欧諸国との
交易で利を得ようとするものあり。
そもそもアラブ諸国のムスリム自体が土着勢力ではなく、彼らはイスラムに改宗した
トルコ系民族の国家なのである。 中国で言えば漢民族の王朝でない、元や清。
さらに同時期東方から迫るタタール(元)に蹂躙されるイスラム諸国、それに呼応する
フランク。 エジプトで独立するサラディン。 この時代は宗教、民族、領土欲の
「エネルギー」こそが主役であって人間はその器にすぎないというような錯覚を
覚えるほどだ。
そしてしばしば示される敵に対する寛容さはムスリムの大器をあらわすも、
フランクに対する妥協と主導権の喪失につながっている。
これを一方的な被害者と加害者に解釈するのはいささか疑問に見える。
本書は日本的な解釈とはかけ離れた、アラブにとっての十字軍の対応を非常に
ドラマチックな筆遣いで描き、歴史小説のような読みやすさを持っている。
TVゲームの「アサシンクリ-ド」シリーズをプレイした後に関心をもって見てみたが
例の「暗殺教団」もしっかり登場し、いったいどのような時代・社会だったのか
理解が深まる事請け合いです。
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西洋史との対比はできない
2017年9月21日に日本でレビュー済み西洋史における、各時代の諸侯や教皇たちが、アラビア世界でどのように見られていたのかを知りたかったが、彼らは全てひとまとめに西洋人として記述されているので、西ヨーロッパの時系列を違う観点で知りたかった私としては本意を遂げられなかった。が、アラビア人にとっては、彼らはただの侵略者であったことは再認識できた。ただ、アラビア語の記述の仕方がそうなのか、非常に文章の一文一文が短く単調なので、読み進めるのが逆に辛かった。「千一夜物語」が抵抗なく頭に入ってきた人は理解しやすいかもしれない。
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現代に繋がる、中東の理解にお勧めします。
2017年12月6日に日本でレビュー済み全体を俯瞰するには、相手側からも見なければ片手落ちである。アニメが好きな方は、「アルスラーン戦記」の元ネタをあちこちで発見するだろう。
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ノルウエーのテロと十字軍
2011年7月26日に日本でレビュー済み先に発生したノルウエーでのテロ事件は反イスラムを唱える原理主義者の行為のようだが、この本を読むと今から約1000年近く前のヨーロッパ十字軍のアラブ世界への侵攻がキリスト教原理主義集団の蛮行であり、今回のテロと根深いところで共通するものを感じる。
ヨーロッパでは美化される十字軍だが、アラブ世界での残虐の数々を冷静に記述しており、一読に値する。
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