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  • マス・イメージ論 (講談社文芸文庫)

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マス・イメージ論 (講談社文芸文庫)

5つ星のうち4.3 (11)

カフカ、小島信夫、中島みゆき、山岸涼子ら、文学・漫画・CM・歌謡曲などを全体的な概念として捉え、「現在」を読み解く斬新な評論。新しい時代を予見した格闘の書! ――文学、少女漫画、現代詩、歌謡曲、テレビCM……。マスメディアを通して現れた言葉やイメージを産み出している「現代」という名の作者をめぐって、果敢に挑んだ評論集。小島信夫、高橋源一郎、萩尾望都、糸井重里、中島みゆきらの諸制作品を、個別の批評方法から離れて解析・論述し、「戦後思想界の巨人」の新たな側面を示して反響を呼んだ。来るべき時代を予見し、今さらに輝きを増す画期的論考。
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B088FT9SKZ
  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社
  • アクセシビリティ ‏ : ‎ 詳細はこちら
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/3/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 13.8 MB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • タイプセッティングの改善 ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Page Flip ‏ : ‎ 有効
  • Amazon 売れ筋ランキング: Kindleストア - 76,694位 (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.3 (11)

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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
11グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    「現在」を捕捉する試み
    2025年12月18日に日本でレビュー済み
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    80年代において大きく変成しつつある「現在」を素手で、自己流で捉えようとした批評。

    サブカルチャーやポップ文学、CMなどへの批評という印象が強いが、根底にはやはり「言語」の問題がある。

    相変わらず独り言のような、ハナから読み手に理解させようという気は無い書き方なので難しいが、反復して読めば段々わかってくる。本当に意味不明な部分があれば宇田亮一の解説本とか読めばすっきりすると思う。

    ポストモダンのあれこれとかを借りずに、自分の言語で語るという姿勢はやっぱり偉い。

    批評の姿勢としては間違いない。おいそれと真似できないから主流にはならないけど。

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  • 星5つ中4つ
    現在の共同幻想を探る
    2003年5月30日に日本でレビュー済み
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     現在から未来の共同幻想はどのように見通せるか。そして著者は純文学にとってふれる事は当時タブーとも言えた(現在は全く問題なくなっているが)漫画、アニメ、CM、歌謡曲等のサブカルチャー、マス・イメージに著者は果敢にも未知の時代を探るために取り付く。そのため著者は友人を失うことになったようにも見えるが、サブカルチャー自体を問題にしたくないという風潮は当時もまだまだ強かったのだ。内容的には当時の反核運動に対する違和感の表明が強く、ドゥルーズ等にふれながらも著者自らは旧来のマルクス主義に対する解体の契機が強く、集約できてない部分が残り、ハイ・イメージ論へと続いてゆく。

    9人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    方法でなく無手勝流で勝負する。
    2024年11月21日に日本でレビュー済み
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    現代は勝った負けたで評価されることはないだろうか?

    ある一つの理論にとらわれない評論も必要である。

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  • 星5つ中2つ
    おいしい生活
    2023年7月31日に日本でレビュー済み
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    高度消費社会に媚びるみっともな~い吉本。

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  • 星5つ中5つ
    語相論
    2018年2月11日に日本でレビュー済み
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    この本の漫画論である「語相論」のところで

    吉本隆明の時代への命中度を測ってみると、

    マトのど真ん中を射抜いているのがわかる。

    過去の人とみなされているが、

    吉本隆明はまだ本当には読まれていない、

    未知の人である。

    14人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    後期吉本隆明の幕開け
    2013年6月18日に日本でレビュー済み
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     吉本隆明がいかにも罪深いなあ、と思ってしまうのは、彼があまりにも見事な「転向」を――おそらく、近代日本知識人のなかでは、おそらくは一番見事な客観的転向を、遂げたことにある。皮肉では、全然ない。彼自身が、「大衆(の原像)」という思想的立脚点を揺るがせないために、行ったことであり、即ち、いわゆる高度=消費資本主義に、大衆の解放性を認めたがためである。吉本が『転向論』で示した転向の一類型「非転向の転向」の、いわば真逆である。「客観的転向という非転向」だ。「非転向の転向」の末裔であるソフト・スターリニストやポストモダン左翼、そういったリベラル左派総体の思想的頽落と、徹底的に吉本は戦った。

     冒頭で「罪深い」と記したのは、吉本が思想の核の部分を手放さなかったために、あまりにも明瞭な客観的転向性を見落としてしまう輩が、多数出てきてしまったことにある。要するに、安保闘争の同伴的知識人というイメージなのだが、こういった輩からは、上記のようなことも、左翼言論の内ゲバとしか見えないのだろう。まあ、バカにつける薬はないから、思う存分道化を演じればいいことで、こちらは客観的事実を指摘すれば、それでいい。

     それでは大衆を解放した高度=消費資本主義とは一体何なのか、“「現在」という作者ははたして何者なのか”という本質的な問題が、ひとりの思想家に浮かんでくるのは、必然である。本書で示された吉本の、「現在」に分け入るその手付きは、あまりにも無骨だ。論述は、錯綜する様子を見せながらも、強度をいや増して展開する。戯れ、とはほど遠い愚直さである。私見では、「地勢論」が、一番抽象度が高いように思われる。吉本が悪戦苦闘しているのならば、読者もまた負荷がかかるだろう。

     ただ、「画像論」の末尾、「(…)商品の価値の崩壊を暗喩するイメージを付け加えることが、商品の価値を高めることだという二律背反のなかにCM画像が足をかけはじめたことを象徴している。わたしたちはここに象徴された未知にむかって、すこし胸を躍らせる。」という文章で、吉本が“情況”の核心部に、その身を置いたことが、はっきりと分かる。だから、本書は、80年代という時代を、文学的・思想的に証言したものでもあるのだ。

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