「高齢者は常に支援される側?」高校生は考えた 多摩大付属聖ケ丘高
「学びの主役は生徒」をモットーに掲げる多摩大学付属聖ケ丘高校では、生徒が自発的に学びを深めるための探究学習に力を入れている。
高校思い出クリック~青春群像記~
高校をシリーズで紹介する企画。今回は多摩大学付属聖ケ丘高校の3回目です。
2022年度に始まった「探究ゼミ」では、授業に多摩市職員が立ち合い、市の地域課題に向き合う。
地域を舞台にした探究学習、多摩市職員がサポート
4月下旬、2年の生徒たちは商店街活性化や災害対策など八つのゼミごとに、年間の活動計画を立てていた。高齢者支援のゼミでは、多摩市協創推進室の西村信哉さん=5月に退職=が生徒の様子を見守っていた。
詐欺の注意喚起、運動機会の提供など、数多くの活動アイデアがあがる中、ふと西村さんが問いかけた。「果たして高齢者は常に支援される側なのかな」
生徒たちはハッとした様子で、考え直す。しばらくして「人生最大の失敗について語ってもらうのは?」「しくじり先生じゃん!」。違った角度からアイデアが出て会話が弾みだした。ゼミ長の橋本直哉さん(16)は「ぼくたちが助けてもらう側になるって新鮮。3学期にはこの視点から、自分たち主催のイベントを開いてみたい」と話す。
高校生との交流、多摩市民も歓迎
西村さんによると、高齢者支援ゼミが23年に地域の祭りで高齢者向けのスマホ講座を開いたところ、「若者と話せてうれしい」「祭りの設営を手伝ってもらえて助かった」と好評だったという。西村さんは「外からの風を運んでくれる媒介者として高校生を送り込むことは、市民が自分の町を見つめ直すきっかけにもなっています」と言う。
生徒たちは1年間の活動後、その成果をリポートにまとめる。期末試験ではそのリポートをもとに、生徒1人に対して教員数人が向き合うかたちで面接が行われる。
授業を担当する出水良仁教諭(36)は、「親や先生ではない外部の大人を相手に、活発にコミュニケーションをとって学んでほしい。学校を出て地域で学ぶことを大切にしています」と話す。
国内外で深める学び「スタディーツアー」
教員が自身の専門分野や興味…













































