米大リーグ、エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平選手(29)が、日本国内の全小学校へグラブを寄贈すると発表した。世界を驚かせたニュースの背景には、米国で盛んな寄付文化があるが、日本はどうなのか。あえて両国を比較してみると―。(宮畑譲)
「野球しようぜ!」。大谷選手のインスタグラムには、寄贈するグラブの画像とともに呼びかけが投稿された。グラブは小学校約2万校に各3個ずつ計約6万個配る。今オフの移籍市場で、総額で5億ドル(日本円で約750億円)の契約になるとの予想もあるスター選手とはいえ、何ともビッグなプレゼントだ。
◆著名人が当然のように超高額の寄付
大谷選手に限らず、米国では著名人、富裕層の寄付が盛んだ。投資家のウォーレン・バフェット氏やマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は、これまで数百億ドルを寄付したとされる。スポーツ界では、プロバスケットボールで活躍したマイケル・ジョーダン氏が病院設立などに多額の寄付をしている。今年は難病の子どもたちの支援に1000万ドルを寄付すると発表した。
日本では、「ユニクロ」などを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が20年、京都大のがんやiPS細胞の研究に計100億円を寄付すると発表。東日本大震災の際は、ソフトバンクの孫正義会長兼社長の100億円をはじめ、多くの著名人が寄付をしている。NPO法人「日本ファンドレイジング協会」によると、2020年の個人寄付は1兆2126億円で10年前の約2.5倍。ただ、22年に英国に本部がある慈善団体が発表した調査では、「慈善団体に寄付をした」と答えた日本人は18%で119カ国中103位だった。
◆税制面でメリット、助け合いの精神も
放送プロデューサーのデーブ・スペクターさん...
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