おしぼり@oshiborimatsuJun 2, 2025昨日の日経朝刊に載っていた山崎ナオコーラさんのエッセイはとても好きだった note.com山崎ナオコーラさんのエッセイ|おしぼり6月1日(日)の日経新聞朝刊の文化面に、山崎ナオコーラさんの『山の稜線』というエッセイが載っていた。 山崎ナオコーラというお名前はなんとなく聞き覚えがある程度だった。筆者の説明に「人のセックスを笑うな」と作品名が書いてあって、そうかその作者さんだったかと頭の中で繋がった。 私は、基本的に新聞は、1面と文化面にしか目を通さない。本で言うと表紙と裏表紙だけだ。初めは文化面は読んでいなかったが、文...70
おしぼり@oshiborimatsuMay 26, 2025高2の秋、死にたいと思った。 いじめられているわけでも、大きな問題を抱えているわけでもなかったが、死にたいと思った。 note.com高2の秋、死にたいと思った。|おしぼり高2の秋、死にたいと思った。 いじめられているわけでも、大きな問題を抱えているわけでもなかったが、死にたいと思った。 当時の私はまだ、身近な誰かが死ぬというという経験をしていなかった。 死というのは、桐箱に納められて神棚に置いてあるような存在だった。 目の前に誰かの死が現れるというのは、とんでもなく仰々しいイベントのように感じた。私はそんなイベントの主人公にはなりたくはなかった。...190
おしぼり@oshiborimatsuMay 18, 2025小学生の頃、名前も素性もわからない「旗振りのおじさん」がいた。 note.com誰も知らない、旗振りのおじさん|おしぼり通学路で黄色い旗を振っているお母さんたちを見かけると、思い出すことがある。 小学生の頃、下校時間に通学路で旗振りをしてくれていた、おじさんのこと。 小学生だった自分から見ればおじいさんだったが、みんな「旗振りのおじさん」と呼んでいた。 おじさんは、だいたい週に1〜2回くらい、決まった横断歩道で黄色い旗を持って立っていた。 青信号が点滅してから渡ろうとすると、「危ないよー!」と注意された。注意...154
おしぼり@oshiborimatsuMay 11, 2025何でもいいからとにかく逃げたくて、鍵をかけ、耳を塞ぐ。私の声は誰にも届かない。【ショートショート】サンクチュアリ note.com【ショートショート】扉の向こう|おしぼりここに逃げ込んで、どれくらいの時間が経ったのか。 震える手で、スマートフォンを何度も握り直す。 この小さな電子機器の向こうに、私を助けてくれる人はたくさんいる。その気になれば、私はいつだって助けを呼べる。 向こうの部屋から叫び声が聞こえる。 何かが落ちて壊れる音。 私を探している。 部屋はきっとめちゃくちゃだろう。 壁紙の鳥と目が合う。ウィリアムモリスの《苺泥棒》。 どの鳥も死んだような目を...115