COMMENT
黒沢清(映画監督)
人間的な物語を無情に切断する、
あくまで単に即物的な「死」……
その真に恐ろしい構造のみを冷徹に抽出してみせた、画期的スリラー!
何より「5月」の才気に、震えます。
宇多丸(RHYMESTER)
「災い」に人のカタチを纏わせ、
主人公とする。
斬新すぎる発想から生まれた、
真新しい映画。
観る者の脳を揺らし続ける、
圧巻のエンタテインメント。
川村元気(映画『8番出口』監督)
ある男によって、唐突に、理不尽に、
残酷に断ち切られる人生。
彼らの不幸に、どうか理由がありますように。
そう願わずにはいられませんでした。
背筋(作家)
命のはじまりやおわりに、理由はあるのか、
理由があれば私たちは、納得するのでしょうか。
目に見えなくとも、静かなる狂気はいつもどこにでも存在し、たゆたっている。
齋藤飛鳥(俳優)
死という災いは、理不尽で平等で
前触れもなくやってくる。
それはもしかしたら、冷酷な人間の姿をしているのかもしれない。
香川照之氏の“今”を符号させたような男の笑みが、目を閉じても未だ見える。
野水伊織(映画感想屋声優)
積み上げてきた人生が、命が、
ふとした瞬間に一瞬で無くなる様を
背筋が凍るほど冷徹に映し出す。
死の運命という言葉すら生温い、
決して避けようのない究極の理不尽。
骨の髄まで恐怖に塗り潰された。
人間食べ食べカエル
(人喰いツイッタラー)
人の形をした災厄と因果の果てに出会うのなら、
そんな自己責任論には耐えられない。
悪神の差配の前に、人は平等に無力と知る、
その理不尽さが唯一の救済だ。
恨むな。あきらめろ。
望月哲史(webムー編集長)
映画史において他に類のない制作スタイルの、急速な進化を観ることができる。
早熟と呼ぶべきか、その洗練と風格は作品そのものと同じくらい、不可解で怖い。
門間雄介(ライター/編集者)
地球のお魚ぽんちゃん(漫画家)
香川照之に会いたくない。絶対に会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたくない。会いたい。
田中俊行(呪物コレクター)
意味を求めるほど、世界は不穏に歪んでいく。
『災 劇場版』は、因果や説明を拒みながら、
それでも起きてしまう「出来事」だけを突きつける、
極めて冷酷で知的な恐怖映画だ。
氏家譲寿(文筆/映画評論家)
世界中のあらゆる生き物の中で
人間だけが「死」について運命や無情や因果について
その理由や理屈を頭で捻り出そうとするのだろう
「災」はそれらを一切無効化してくる本当にイヤな作品だ
映画としては、最高なのだが
伊賀大介(スタイリスト)
じっとこちらを見つめる香川照之の瞳に
戦慄した。
あれはもう人間のものではない。
真っ黒なその先に多分、地獄があるのだろう。