2020 年 43 巻 Suppl. 号 p. 37-40
本研究では,著者らが開発した,速く正確なキータッチと正確な文節変換や漢字変換を学習する日本語入力練習システムを利用したタイピング学習を通して,持続的な学習につなげる効果的な指導法について検討した.一定量の授業外学習を指示するとともに授業内で学習履歴情報を提示し,学習意欲を刺激することでクラス全体の学習回数が増加し,指示された量の授業外学習を達成できない学習者の割合が大幅に減少した.その結果,初回授業時のタイピング速度が遅かった年度においても1セメスターで一定レベルまで向上させることができ,学習履歴情報の提示は持続的な技能学習に有用であることが示唆された.