選り抜き記事

耐食性の高い鋼の一種であるステンレス鋼の歴史は、ステンレス鋼の必須元素であるクロムの発見にさかのぼる。ルイ=ニコラ・ヴォークランが、1761年にシベリアの鉱山で発見された赤みがかかったオレンジ色の新種の鉱石を分析し、未知の金属を発見、クロムと名付けた。その後マイケル・ファラデーやピエール・ベルチェなどの合金鋼研究があったが、19世紀中に現在認められているようなステンレス鋼の発見・実用化には至らなかった。
20世紀に入ると、1900年代のレオン・ギレとフィリップ・モンナルツの優れた研究報告などによってクロム・鉄合金の基礎研究が深まり、ステンレス鋼の学術的基盤が確立した。続く1910年代、イギリスのハリー・ブレアリーやドイツのベンノ・シュトラウスとエドゥアルト・マウラーなどによって、ステンレス鋼が工業的・商業的に初めて発明された……
- ピアノ騒音殺人事件は、1974年(昭和49年)8月28日朝に神奈川県平塚市田村(現:平塚市横内)の県営住宅「県営横内団地」で発生した殺人事件である。精神病質者かつ音に対し極端に過敏だった男が「ピアノ・日曜大工など階下からの騒音がうるさい」と階下の被害者一家に殺意を抱き……
- 日本イスラム教団は、かつて存在した日本の宗教団体。1975年に二木秀雄によって設立され、彼の経営する新宿区歌舞伎町の診療所内に本部が置かれた。「大乗イスラーム」とよばれる独自のイスラーム解釈にもとづく布教活動をおこなうも……
- 『忘却の河』は、福永武彦の長編小説。1963年(昭和38年)に全7章分が複数の雑誌に分載する形で発表され、翌1964年(昭和39年)に新潮社より刊行された。藤代家という一家庭の人々が、過去を問い直しアイデンティティを再構築してゆく姿を描く、群像小説である