コンテンツにスキップ

ミートローフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミートローフ

ミートローフ: meatloaf)は挽肉を塊状に成型して加熱調理した肉料理である。

概要

[編集]

「ローフ」 (loaf) は古英語パンを意味する「hlāf」が語源であり、転じて長方形の食パン形に成形した挽肉をオーブンで焼いたものをローフと呼ぶようになった[1]。実際には、円形のケーキ型やリング形のババロア型で焼くことも多く、必ずしも直方体とは限らない。挽肉料理の歴史は古く、古代ローマの料理書である『アピキウス』でも言及されている。ミートローフは、ドイツベルギーオランダオーストリアハンガリーなどで、古くからの定番の伝統料理として愛されてきている。歴史学者のジェームズ・E・マクウィリアムズ英語版は、ミートローフは植民地時代のペンシルベニア州ドイツ系移民が食べていたスクラップルに由来するとしている[2]。しかしながら現代アメリカにおける意味でのミートローフは19世紀後半まで料理書には現れなかった[3]

調理法

[編集]

通常は挽肉が主であるが、仔牛鹿などの挽肉、若しくは合挽き肉も用いられる。挽肉にタマネギのみじん切りとニンニクのみじん切りを炒めたものを混ぜて、パン粉などの穀物粉を成型のためのつなぎとして加え、ウスターソースコショウナツメグなどの香辛料で味付けしてよく練り混ぜる。生地としては、現代においてハンバーグと変わらない作り方が普及していると言える。生地を、金型や、現代ではシリコン型などに詰めてオーブンで焼き上げる。現調理法では型に入れない物や円筒型なども存在する。また樹脂を用いたケーシングを施したソーセージ状のものもミートローフと称される事もあり、燻製や直火焼きのミートローフも存在する。

他の材料として類やピーマンニンジンセロリなどの野菜類、マッシュルームなどのキノコ類を加えることもある。表面にマッシュポテトを塗る・内部にゆで卵を入れるなどの追加的な特徴もさまざまな国や地域で伝承されている。

焼きあがったら端から好みの厚さに切り、トマトソースグレイビーホワイトソースケチャップ、フルーツのジャムなど好みのソースで食べる。

脚注

[編集]
  1. 小西友七安井稔國広哲彌 編『小学館 英和中辞典小学館、1985年1月21日、1078頁。ISBN 4-09-510211-X2025年11月7日閲覧
  2. Jeff Barnard (2005年12月28日). Meatloaf graduates from diners to restaurants (英語). NBC News. NBCユニバーサル. 2025年11月7日閲覧。
  3. Zeldes, Leah A. (2009年9月2日). Eat this! Meatloaf, easy comfort”. Dining Chicago. Chicago's Restaurant & Entertainment Guide, Inc.. 2020年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年11月7日閲覧。

関連項目

[編集]