銀河特急 ミルキー☆サブウェイ
| 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ | |
|---|---|
タイトルロゴ | |
| ジャンル | SF、ファンタジー[1] |
| アニメ | |
| 監督 | 亀山陽平 |
| 脚本 | 亀山陽平 |
| キャラクターデザイン | 亀山陽平 |
| アニメーション制作 | シンエイ動画(企画制作) |
| 製作 | 亀山陽平/タイタン工業 |
| 放送局 | TOKYO MXほか |
| 放送期間 | 2025年7月3日 - 9月18日 |
| 話数 | 全12話 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | アニメ |
| ポータル | アニメ |
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』(ぎんがとっきゅう ミルキーサブウェイ)は、日本のアニメである。2025年7月から9月にかけ、TOKYO MXおよび公式YouTubeチャンネル、各種配信サービスにて全12話が放送・配信された[2]。1話3分半のショートアニメであり、亀山陽平が監督・脚本・キャラクターデザイン・制作を務めた。亀山が卒業制作として作った個人制作アニメである『ミルキー☆ハイウェイ』(ミルキー☆ハイウェイ)の続編にあたる作品であり、本稿においては同作品も取り扱う。
2025年9月より、『少年エースplus』において河野丼によるコミカライズ作品である同名の作品が連載されている[3]。また、2026年2月6日よりテレビ版を再編集した劇場版『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』が公開された[4]。
あらすじ・設定
[編集]2020年代の地球外世界である[1]、「バルナディア合星連邦」を舞台としている[† 1]。同作の舞台は1960年代に地球人が入植した、地球から5.98光年離れた位置にある恒星を中心とする惑星系であり[† 1]、作中には過酷な宇宙環境に耐えられるよう遺伝子組換えした人類である「強化人間」と[† 2]、身体を一部機械化した人類であるサイボーグが存在している[† 3]。強化人間やサイボーグのように、宇宙空間に対応していない人間は、特別なヘルメットなどをつけて生活している[5]。 なお、世界観の詳細については、作中ではほとんど明言されていない[1]。
『ミルキー☆ハイウェイ』
[編集]『ミルキー☆サブウェイ』
[編集]強化人間のチハルとサイボーグのマキナは、銀河道路交通法違反により逮捕されてしまう。警察官のリョーコは刑務所の過密を理由として、チハルとマキナ、同様に逮捕された強化人間のアカネとカナタ、サイボーグのカートとマックスらに奉仕活動として惑星間走行列車「ミルキー☆サブウェイ」の清掃を命じる。しかし、清掃中のトラブルにより列車は誤発進し、6人はそのまま暴走する列車に閉じ込められてしまう。車内で6人はさまざまなトラブルに直面し、対立と和解を繰り返すなか少しずつ団結を深めていく。
やがて、列車の暴走は車掌型ロボットであるO.T.A.M.(オータム)が、「社会的不適合者」の排除のため仕組んだものであることが判明する。O.T.A.M. は大量の警察ロボットを差し向けて6人を直接排除しようと試みる。マキナは自らの意識を先頭車両に移し替えると巨大ロボットに変形し、残りの車両を爆破する。6人は生還し、取り調べを受けたチハルはリョーコに列車で起こったことを説明する。
登場人物
[編集]- チハル
- 声 - 文月瑞輝(『ミルキー☆ハイウェイ』)[† 4]、寺澤百花(『ミルキー☆サブウェイ』)[† 5]
- 本名は九乗 千春(くじょう ちはる)。23歳の強化人間。「お人好しでマイペース」な性格である。学生時代以来のマキナの友人であり、ドライブ中のスピード違反によって、マキナとともに逮捕される[† 5]。罪状はスピード違反・公務執行妨害・警察車両爆破[† 6]。マキナの暴力沙汰に巻き込まれる形で、過去にも警察に逮捕されている[1]。
- マキナ
- 声 - 小林花菜(『ミルキー☆ハイウェイ』)[† 4]、永瀬アンナ(『ミルキー☆サブウェイ』)[† 7]
- 本名は来栖 真希菜(くるす まきな)。23歳のサイボーグ[† 7]。顔がモニターとなっている[5]。「かなりガサツで少し好戦的」な性格であり、17犯の前科がある[† 7]。ドライブ中のスピード違反によって、チハルとともに逮捕される。罪状はスピード違反・公務執行妨害・警察車両爆破[† 6]。
- リョーコ
- 声 - 小松未可子[† 8]
- 本名は勘崎 両子(かんざき りょうこ)[† 8]。人間[5]。巡査として刑期短縮プログラムを担当し[† 8]、6人に奉仕活動として惑星間走行列車の清掃を命じる[† 6]。元不良であったこともあり、チハル・マキナに寄り添う発言をすることもある[1]。6人の帰還後、列車で起こったことの聞き取りをおこなう[† 9]。
- アカネ
- 声 - 金元寿子[† 10]
- 本名は大道寺 朱音(だいどうじ あかね)。強化人間。宇宙暴走族・「ギャラクシースピリッツ」の総長。「非常に怪力で強靭」であり、寡黙な性格をしている。一方で、「根は責任感が強く仲間思い」でもある[† 10]。カナタとともにスピード違反で逮捕される[† 6]。アイドルの水無瀬ミナミが好きであり、このことをきっかけとしてマキナと意気投合する[1]。
- カナタ
- 声 - 小市眞琴[† 11]
- 本名は岩男 鉄多(いわお かなた)[† 11]。強化人間の少年。ヤンキーであり、短気で喧嘩っ早いが力は弱い[1]。アカネのことを尊敬しているが[1]、アカネからは腰巾着として過保護な扱いを受けている[† 11]。アカネとともにスピード違反で逮捕される[† 6]。
- カート
- 声 - 内山昂輝[† 12]
- 本名はカート・フィッツジェラルド・クレイマー(Kurt Fitzgerald Cramer)[† 12][6]。陸軍出身のサイボーグであり、退役後は「法律的にグレーな仕事ばかり引き受ける」防衛サービスの社員として働いている。他人に対して無関心である。罪状は砂糖の密輸[† 6]。
- マックス
- 声 - 山谷祥生[† 13]
- 本名はマックス・オドナルド・マカリスター(Max O'Donald Maccallister)[6]。宇宙軍出身のサイボーグであり、退役後はカートと同じ防衛サービスの社員として働いている。記憶と情報処理に長けており、ガジェット操作を担当する。他人に対して無関心である。罪状は砂糖の密輸[† 6]。
- O.T.A.M.(オータム)
- 声 - 藤原由林[† 14]
- 「ミルキー☆サブウェイ」に搭載される車掌型ロボット。人工知能を搭載しており、会話も可能であったが、マキナいわく不人気のため使われなくなった。列車の誤発進・誤作動を意図的におこない、列車の運行の弊害となりうる「社会不適合者」である6人を排除しようと試みる[† 6]。
製作
[編集]『ミルキー☆ハイウェイ』(製作)
[編集]『ミルキー☆ハイウェイ』は、当時映像系専門学校・バンタンゲームアカデミーの学生であった亀山陽平により、卒業制作としてつくられた短編アニメーションである[2][7]。2022年2月23日にYouTube上で公開された[† 4]。
1996年生まれの亀山は、2001年のディズニー映画『アトランティス 失われた帝国』のメイキング映像を原点としてアニメーション制作を志し[2]、欧米スタイルの手描きアニメーションを学ぶため、2016年にアメリカに留学した。2018年よりサンノゼ州立大学にアニメーター専攻で入学するものの、同国において手描きアニメーションが主流ではなくなっていたこと、また、3DCGに対する興味が生まれたことから2019年に自主退学し、2020年4月にバンタンゲームアカデミーCGアニメーター専攻に入学し直した[8]。
卒業年の5月に就職活動を終えた亀山は、「せっかく手に入れた時間を無駄にできない」という思いから、かねてより興味があった「曲と融合した映像と、品のない会話劇を表現した作品」に挑戦しようとした。亀山は『蒸気船ウィリー』に代表される、音楽と映像が融合した作品に興味を持っていた[9]。また、亀山は、日本においてフル3DCGアニメが普及しない理由のひとつとして「ホームユース的な上品な雰囲気の作品が多い」ことがあるのではないかと考え、『ミルキー☆ハイウェイ』においては「不真面目でポップな感じの世界観」を追求した。このなかで、チハルとマキナのキャラクターデザインは「日本的なポップなギャルっぽい雰囲気」にすることが決められた[7]。
『ミルキー☆ハイウェイ』制作のきっかけとなったのは、亀山が就職活動時に作成したポートフォリオに掲載したイラストであり、「異星人の女性警官のバディがエアカー的なパトカーに乗っている」様子が描かれていた。亀山は、「(このイラストをもととする映像を)キチンとフル3DCGで作成したら、3DCGだけど日本っぽい感じで作れるのではないか」という考えのもと、卒業制作に取り組んだ[7]。当初、チハルとマキナは警察官と設定されていたが、アクションを描くうえでは警察よりも警察に追いかけられる側のほうが展開が容易であるという理由から、2人は一般人に設定し直された[2]。
強化人間・サイボーグとしての2人のビジュアルは「宇宙人とわかりやすくするため」のものであったが、マキナのデザインは当初はよりシンプルなものであった。しかし、専門学校の講師に「シンプルすぎる」との指摘を受けたことから、顔がモニターとなっている、表情豊かなキャラクターとしてのマキナがリデザインされた[5]。ディスプレイに表示されるマキナの表情を制作するにあたっては、Workbench(Blenderの簡易レンダラー)でレンダリングしたBlenderファイルの表情アニメーションをAfter Effectsで加工し、テクスチャとして再度取り込むという、やや特殊なワークフローが採用されている[7]。
3DCGの制作にはBlenderが用いられた。専門学校では主に3ds Maxを中心とする授業が行われていたが、亀山は「レンダリングに時間がかかる」という理由から同ソフトを使わず、独学でBlenderを習得していた[7]。亀山は「リアルタイムで質感がわかるので完成形が見え、モチベーションの維持ができた」ことを、制作にBlenderを用いる利点としている[10]。
制作に取り組み始めたのは5月後半、締切は翌2月の卒業制作展であり、6月にモデリング作業、7月にプロップの作成、8月に台本作成、9月に声優オーディションがおこわれた[9]。映像制作に先行して台詞の音声収録をおこなうプレスコが採用され[7]、9月から11月には録音とモデルの演技の変更、12月に背景作業がおこなわれた[9]。本編公開の1週間前にあたる2022年2月19日、「キャラクターがしゃべっているだけの予告編」をアップロードしたところ大きな反響があったことから、「日常芝居こそが作品の魅力」であることを再認識した亀山は一部の声を収録し直し、それにあわせてアニメーションを再作成した[10]。
『ミルキー☆ハイウェイ』の制作にあたっては、サウンド科および声優科との共同作業がおこなわれた。亀山はこの共同作業にあたって、「アニメに準じた喋り」が重視される声優科の学生から「ナチュラルな喋り方は、逆に難しい」と意見されたことを印象深いエピソードとして紹介している[9]。亀山は「ドライブミュージックに合わせて主人公たちが唄ったり、おしゃべりをしたりという本作のスタイル」は、サウンド科の学生とのコミュニケーションのなかで生まれたものであるとともに、他分野の学生とのコミュニケーションにあたっては留学経験が生かされたと語っている[7]。
『ミルキー☆サブウェイ』(製作)
[編集]亀山は専門学校を卒業したのち、総合映像制作プロダクションの白組に所属するも[8][10]、2022年8月からはフリーランスとして活動するようになる[2][† 15]。『ミルキー☆サブウェイ』の制作がはじまったのは2023年のことであり、シンエイ動画から亀山に新作品の制作に関する呼びかけがあったことが契機となった。『ミルキー☆ハイウェイ』の反響が大きかったこともあり、亀山は同作の続編を作成することに決めた[2]。最初に決められたのは「1話3分半、全12話」というフォーマットであり[11]、1話の長さは全12話という制約のなか、亀山が「自分ができる数字」として選んだものであった。その後、物語の大まかな舞台設定とプロット、キャラクターが設定された。尺の短さもあり、脚本は綿密には定められず、ビデオコンテをベースとする制作がおこなわれた[2]。
同作の世界観は、亀山が「『ブレードランナー』に代表されるようなサイバーパンクというジャンルが確立された80年代の空気感」を好んでいたことから、ノスタルジックなものに設定された[11]。亀山はインターネットとスマートフォンが定着した現代社会においては「その時代を象徴するスタイル」が定着しにくくなったと考えており[11]、ノスタルジアにある安心感に近い感情を作品に加えるため[5]、昭和・平成などの「自分が自然と好きになれるレトロな要素」を作中に取り込んだ[5][11]。列車という舞台設定を選んだ理由として、亀山は「乗り物としてのスリル」と「部屋としての物語の展開」の2点を挙げている[11]。
『ミルキー☆サブウェイ』にて追加された新キャラクターである、カートとマックス、アカネとカナタは、亀山により「ギャルっぽいキャピキャピしたコンビ」であるチハルとマキナとは異なる属性を持つコンビとしてデザインされた[5]。カートとマックスはもともと、亀山が短編コミックのキャラクターとして用意していた人物であった。また、アカネとカナタについて、暴走族のキャラクターを登場させることについては『ミルキー☆ハイウェイ』制作時より構想が存在した。亀山は2人について「新たにキャラをつくるうえで、アカネをつくって、ペアとして少年キャラみたいなのがいたほうがバランスが取れるなと思い、カナタを追加してみた感じですね」と語っている。亀山いわく、キャラクターデザイン全体については「魅力的でかっこいいビジュアルであることと、それからキャラを並べたときに色のバランスが取れるような配色」を重視しているほか、ファッションは現実準拠でありつつも派手であり、かつキャラクターを一目で特徴づけるような配色にすることが心がけられている[2]。
キャスティングについて、アカネ役の金元寿子は「普段は比較的おしとやかだけど、ちゃんと太い声も出せる」ことから選ばれた。また、カナタ役の小市眞琴は、亀山のイメージしていた「少年っぽさにピッタリだった」ことが決め手となった。カート役・マックス役の内山昂輝・山谷祥生は、亀山いわく役と本人の第一印象が一致していたことがキャスティングの理由となった[5]。
亀山によれば、各キャラクターの立ち振る舞いは、リアリティを高めるために「自分の人生で見てきた特定の人たち」に寄せられている[2]。たとえば、トイレで熱心に前髪を整えるカートとマックスの所作は、亀山が学生時代に目にした、文化祭などの行事中にトイレで前髪を直していた男子生徒たちがモデルとなっている[5]。また、キャラクターが物語の登場人物としてではなく、実際に生活している人間であると意識されやすいような要素として、「みんなが同時に喋り出しちゃうような現象」などが積極的に取り込まれている[2]。
『ミルキー☆ハイウェイ』に引き続き、同作品においても映像と音楽のリンク、世界観の「俗っぽさ」は意識されている[2]。たとえば5話で敵として登場し、同じテーマソングを繰り返し流し続けるセキュリティロボットの「排除くん」[† 6]は、亀山いわく同じテーマソングを繰り返しかけ続ける店舗をオマージュした「日常あるある」であり、7話では「ギャグ要素で取り入れたループ音」とアクションを「音ハメ」させることでギャップを作りだしている[5]。また、亀山は「日本アニメの独特のノリ」を3DCGに持ち込むことを意識しており、たとえば最終話のサブタイトル「マキナ 死す」は、亀山いわく、昭和期の「日本アニメの王道というか、よくある文化」であったところの「予告バレ」をオマージュしたものである[2]。
反響・評価
[編集]『ミルキー☆ハイウェイ』のYouTube動画は、2022年4月中旬時点で170万回再生[7]、『ミルキー☆サブウェイ』の放送が発表された2025年3月までに総再生回数675万回を記録した[12]。2022年にはプロジェクトチームDoGAの主催する第31回CGアニメコンテストに入選したほか[13]、2024年には秋葉原国際映画祭2024ショートアニメコンペティションの審査員特別賞を受賞した[14]。
ブシロードグループの分析組織であるアニメデータインサイトラボが、Google検索数とXのポスト数をベースとして8月27日に発表した分析によれば、『ミルキー☆サブウェイ』は2025年の夏アニメ全81作品の中でもっともトレンド維持率(4週目189%)・ファン維持率(4週目240%)が高い作品であった。アニメデータインサイトラボはこの結果について「前作のバズ」「多言語展開」「尺の短さ」「ゆるい会話とクセになる手作り感」「積極的なPR」の5点を理由として挙げている[15][16]。
『Otaku USA』のカラ・デニソン(Kara Dennison)は、『ミルキー☆サブウェイ』のレトロフューチャー的世界観と、キャラクターの台詞回しの自然さを高く評価している[17]。また、『ねとらぼ』のたまごまごは同作について、「短さに対するボリューム感」「80年代風デザインのかわいさ・かっこよさ」「各コンビの関係性」「設定の濃厚さと考察しがい」の4点から好意的に評価しており、なかでも作中で描写されたカートとマックスの心境の変遷、レトロポップな世界観構築と映像美について詳述している[18]。
放送
[編集]TOKYO MXにおいて7月3日より毎週木曜日21時54分(JST)にテレビ放送されたほか[† 16]、テレビ放送と同時に公式YouTubeチャンネルで日本語含む11言語版(日本語・英語・ポルトガル語・スペイン語・韓国語・中国語・タイ語・インドネシア語・フランス語・ヒンディー語・ロシア語)の吹き替えが同時配信された[† 17]。このほか、TVer・DMM TV・U-NEXT・アニメ放題・ニコニコ動画・バンダイチャンネル・Lemino・アニメタイムズ・シンエイ動画チャンネル・Amazon Prime Video・dアニメストアにおいても配信された[† 16]。
9月18日の最終話放送後、テレビ版を再編集し、新規カットを追加した劇場版の公開が発表された。2026年2月6日に公開[3]。
エピソードリスト
[編集]| # | エピソードタイトル | |||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ミルキー☆ハイウェイ | ||||||||||||||||||||||||
| 1 | ミルキー☆ハイウェイ | |||||||||||||||||||||||
| 強化人間のチハルとサイボーグのマキナは、惑星間横断道路である「ミルキー☆ハイウェイ」をドライブすることにする。しかしドライブに思った以上の時間がかかってしまったことを理由に、2人は口論を始める。退屈を紛らわすためにラジオ音楽を聞いていた2人は、スピード違反のため警察ロボットに追跡される。追跡は銃撃戦に発展し、成り行きでマキナは警察車両を破壊する。結果、2人はさらに多くの警察車両に取り囲まれ、逮捕されてしまう。 | ||||||||||||||||||||||||
| 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ | ||||||||||||||||||||||||
| 1 | 出発進行 | |||||||||||||||||||||||
| 警官のリョーコは、首だけになったマキナを机に置きながらチハルを取り調べる。3日前、チハルとマキナは同じく逮捕されたサイボーグのカートとマックス、強化人間のアカネとカナタとともに、「更生プログラム」の説明を受けていた。刑務所の過密を理由に、6人は奉仕活動として惑星間走行列車「ミルキー☆サブウェイ」の清掃を命じられる。 | ||||||||||||||||||||||||
| 2 | 誤発進 | |||||||||||||||||||||||
| 6人の受刑者は2人ずつに分けられ、列車の各車両を清掃する。チハルとマキナは列車に使われている旧式のコントロールパネルと、車掌型ロボットの「O.T.A.M.」について雑談する。アカネとカナタは列車の床についた血痕を発見する。トイレではカートとマックスは、列車の清掃作業にまつわる都市伝説を語り合う。こうしたなか、突如列車は誤発進してしまう。 | ||||||||||||||||||||||||
| 3 | チハルとマキナ | |||||||||||||||||||||||
| 事件発生の14時間前、チハルとマキナはリョーコの取り調べを受けており、お互いの逮捕の責任を押し付け合っていた。リョーコは「マキナがチハルのため暴力をふるった」前科が複数記録されていることを説明する。リョーコは頻繁に他者とトラブルを起こすマキナ、マキナを止めないチハルをそれぞれ注意する。列車の誤発進後、動揺したチハルとマキナは列車を止めるべく先頭車両にある制御キーを取り戻しに向かうが、その途中でアカネとカナタに鉢合わせする。 | ||||||||||||||||||||||||
| 4 | イートイン・ファイトアウト | |||||||||||||||||||||||
| チハル、マキナ、アカネ、カナタの4人は、協力して先頭車両を目指す。途中、食事のため4人は自販機を使おうとするが、この際マキナはアカネとカナタを侮辱し、食ってかかったカナタをテーザー銃で気絶させる。激怒したアカネはマキナに襲いかかり、2人は一対一の喧嘩をする。しかし、マキナはアカネがアイドルの水無瀬ミナミのグッズを身に着けていることを指摘し、2人は趣味の一致から意気投合する。 | ||||||||||||||||||||||||
| 5 | 排除くん | |||||||||||||||||||||||
| 一行は先頭車両を目指すも、道中でカナタは警備ロボットの「排除くん」に気絶させられる。4人はカートとマックスに出会うが、2人はロボットの止め方を知っていると語りつつも、協力しようとはしない。カナタが意識を取り戻すのを待っていた4人はロボットの流し続けるループBGMにいらだち、排除くんを何とかするための作戦を立てる。しかし作戦は失敗し、チハルとアカネもまた気絶させられてしまう。 | ||||||||||||||||||||||||
| 6 | カートとマックス | |||||||||||||||||||||||
| 列車事故の35時間前、カートとマックスはリョーコの取り調べを受けていた。2人は取り調べをかわそうとするものの、彼女は自白装置を仕込んだキャラメルを食べさせ、強制的に本音を吐かせようとする。マックスは仕切り窓のブラインドをハッキングして彼女から逃れようとするが、その寸前に通常の職を辞して違法行為に手を染めた理由が、サイボーグであることゆえの偏見や、誰も自分たちに感謝してくれなかったことであることを自白させられてしまう。 | ||||||||||||||||||||||||
| 7 | 仕事と見返り | |||||||||||||||||||||||
| マキナはカートとマックスに助力を請うも、2人は彼女に80円という高額の報酬を要求する。マキナは即座に40円の前金を払い、2人は排除くんの対処に向かうこととなる。マックスとカートは首尾よくロボットを無力化させ、チハルは2人に感謝の言葉を伝える。チハルに絆された2人は残りの報酬を辞退し、一行に加わり先頭車両に向かうことにする。 | ||||||||||||||||||||||||
| 8 | 海老天の尻尾 | |||||||||||||||||||||||
| マキナのフィルターが詰まりにより発煙してしまったため、一行はそれぞれトイレに向かう。女子トイレでは、アカネがカナタから教わった技術をもとにマキナのフィルターを清掃する。マキナはアカネにカナタが役にたっているか質問したところ、アカネはカナタを「実利的には不要だがあってほしいもの」として「海老天の尻尾」に例えた。一方、男子トイレでもカナタたちは同様の話をしていた。直後、列車は非常電源に切り替わり、トイレのドアはロックされてしまう。 | ||||||||||||||||||||||||
| 9 | 妄想とパニック | |||||||||||||||||||||||
| マキナたちはドアをこじ開けようとするものの、うまく行かない。チハルはカナタに関する曖昧な懸念を口にし、アカネはマキナとチハルの会話を聞きながら「カートとマックスがカナタを襲っているのではないか」という想像からパニック状態に陥る。一方、マックスたちは配線に隣接する排気ダクトを見つけ、肩車をしてカナタに配線を組み換えさせようとする。しかし、その途中、カートの肩のバッテリーが残量不足となってしまう。 | ||||||||||||||||||||||||
| 10 | アカネとカナタ | |||||||||||||||||||||||
| 事件発生の49時間前、リョーコはアカネとカナタを取り調べていた。リョーコは考えなしに喧嘩を売るカナタがトラブルの原因を作ったことを非難する。列車内ではカナタがドアロックを解除するが、その際カートは体勢を崩し、アカネたちは絡み合った体位のカートたちを見て誤解する。カナタが事態を解決したことを知ったアカネは彼の能力を疑っていたことを謝罪する。リョーコは車内の6人に連絡を取ろうとするも途絶し、カートとマックスはこれらの不都合がO.T.A.M.による意図的行為であることを指摘する。 | ||||||||||||||||||||||||
| 11 | 黒幕 | |||||||||||||||||||||||
| O.T.A.M.は自らがすべての黒幕であることを認め、彼らのような犯罪者が列車、ひいては社会の正常な運行を阻害していることをその理由に挙げた。O.T.A.M.は列車の製造元であるタイタン工業創業者の息女であるマキナと、その友人であるチハルを脱出ポッドに乗せようとするが、マキナはそれを拒絶しO.T.A.Mを銃撃する。O.T.A.M.はマキナらを直接排除すべく大量の警察ロボットを差し向ける。 | ||||||||||||||||||||||||
| 12 | マキナ死す | |||||||||||||||||||||||
| 一行は制御キーを手に後部車両へと急ぎ、ハッキングした排除くんを使って侵入してきた警察ドローンを撃退する。マキナはキーを差し込んだ直後にドローンの銃撃を受けるが、自らの意識を収めたメモリーデバイスをコントロールパネルに挿入し、車両を巨大ロボットへと変形させるとともに残りの車両を爆破する。リョーコはチハルの取り調べを終え、巨大ロボットとなったマキナを含む5人に確認をとる。 | ||||||||||||||||||||||||
主題歌
[編集]- ときめき★メテオストライク
- 歌:水無瀬ミナミ CV:佐々木春香(ミルキー☆ハイウェイ版)[† 4]/田村ゆかり(ミルキー☆サブウェイ版)[† 18]、作詞:亀山陽平・土井浩平、作曲:石黒峻平・土井浩平、編曲:土井浩平[† 18]
- 『ミルキー☆ハイウェイ』『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』挿入歌。ミルキー☆ハイウェイ版は、2022年9月6日に配信[19]、ミルキー☆サブウェイ版は2025年7月3日に配信され、同日にミュージックビデオも公開された[20]。
- 銀河系まで飛んで行け!
- 歌:キャンディーズ、作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎、編曲:馬飼野康二[† 18]
- 『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』主題歌[† 9][18]。キャンディーズの1977年12月5日に発売されたアルバムBOX『CANDIES 1676 DAYS〜キャンディーズ1676日〜』に収録された楽曲[† 18]。
- Altair and Vega
- 歌:MindaRyn、作詞:亀山陽平、作編曲:土井浩平
- 『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』告知PV楽曲及び1話オープニングテーマ。2025年8月28日にミュージックビデオとともにリリースされた[21]。
スタッフ
[編集]スタッフ(ミルキー☆ハイウェイ)
[編集]- 監督 - 亀山陽平
- 設定・脚本 - 亀山陽平
- 絵コンテ - 亀山陽平
- アニメーション - 亀山陽平
- キャラクターデザイン - 亀山陽平
- エフェクト - 亀山陽平
- 3Dモデリング - 亀山陽平
- コンポジット - 亀山陽平
- 音楽・音響 - 石黒峻平、土井浩平
スタッフ(銀河特急 ミルキー☆サブウェイ)
[編集]- 原作 - 亀山陽平
- 監督・脚本・制作 - 亀山陽平
- 制作進行 - SOU367
- 背景モデリングアシスタント - 侑樹です。
- ライティング・コンポジット・動画編集アシスタント - 働く場所を間違えた人
- プロップモデリングアシスタント - 神そんにゃ
- 音楽 - yuugen6、土井浩平
- 音楽プロデューサー - SOU367
- 音響監督 - 亀山陽平
- ミキサー - 森田祐一
- 音響効果 - 土井浩平
- 音響制作担当 - 濱亮平
- 音響制作 - ビットグルーヴプロモーション
- オンラインスタジオ - qooop
- オンライン編集 - 佐藤佑美、高松希
- 企画 - 梅澤道彦
- エグゼクティブプロデューサー - 杉山登、菊川裕之、松田隼典
- プロデューサー - 林郁美、冨田静加、安谷屋真之
- アシスタントプロデューサー - 舘野玲果、今村晃大
- 宣伝プロデューサー - 井上瑞樹
- 宣伝 - 平塚清文
- 宣伝デザイン - 亀山陽平
- プロモーション映像制作 - 亀山陽平
- 公式サイト - 石松万実、萩原敦、竹内真一
- 宣伝協力 - 蔦川亜希、奥田ひさみ
- 製作委員会 - 馬場亮一、本宮理恵、宮澤英太郎、上村駿汰郎、岡田亮、莊子誼、定元邦浩、前川愛理、柿谷太一郎、井本雅子、高橋由奈、張美悦
- 企画制作 - シンエイ動画
- 製作 - タイタン工業
メディア展開
[編集]コミカライズ
[編集]2025年9月18日より『少年エースplus』において、河野丼による同作のコミカライズ版である『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』が連載されている[3][22]。
イベント
[編集]2025年7月18日から8月4日にかけて、池袋PARCO本館にてPARCO主催・シンエイ動画協力の、『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』の放送を記念する展覧会である「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 銀河の果てまでいってきました!展」が開催され[23]、作中キャラクターの衣装や作中に登場する小道具などが展示された[24]。また、9月5日から9月21日まで、仙台PARCOでも巡回があった[25]。10月1日から10月31日にかけて、SHIBUYA TSUTAYAにてポップアップショップが開かれることが決定した[26]。
受賞
[編集]- FILMARKS AWARDS 2025 アニメ部門 優秀賞[27]
出典
[編集]本編・公式資料をもととする出典
[編集]- 1 2 アニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』公式 [@MGUJapan] (2025年8月9日). “ミルキーシリーズの世界観設定を公開🪐”. X(旧Twitter)より2025年9月24日閲覧.
- ↑ アニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』公式 [@MGUJapan] (2025年7月26日). “ミルキーシリーズの世界観設定を公開🪐”. X(旧Twitter)より2025年9月24日閲覧.
- ↑ アニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』公式 [@MGUJapan] (2025年8月2日). “ミルキーシリーズの世界観設定を公開🪐”. X(旧Twitter)より2025年9月24日閲覧.
- 1 2 3 4 Yo☆Hey (2022-02-23), 自主制作アニメーション『ミルキー☆ハイウェイ』本編 2025年9月24日閲覧。
- 1 2 公式VB 2025, pp. 6–10, 「CHARACTER DATA #01 チハル」
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 公式VB 2025, pp. 36–47, 「全エピソードナビ」
- 1 2 3 公式VB 2025, pp. 12–16, 「CHARACTER DATA #02 マキナ」
- 1 2 3 公式VB 2025, pp. 28–29, 「CHARACTER DATA #07 リョーコ」
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- 1 2 3 公式VB 2025, pp. 20–21, 「CHARACTER DATA #04 カナタ」
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- ↑ 公式VB 2025, pp. 24–25, 「CHARACTER DATA #06 マックス」
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- ↑ YoHey /ヨウヘイ ✩ ミルキーサブウェイ監督 [@maru_turu] (2022年9月13日). “発表ついでにご報告させていただくと、自分は先月からフリーターになりました。”. X(旧Twitter)より2025年9月24日閲覧.
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- 1 2 3 4 公式VB 2025, pp. 36–47, 「全エピソードナビ」
その他の出典
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- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 “『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』完結。実制作のほとんどを担当した亀山陽平監督に制作秘話を聞く | CINRA”. www.cinra.net. 2025年9月24日閲覧。
- 1 2 3 “アニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』劇場公開が決定 TV版を再編集し新規パートも追加”. KAI-YOU | POP is Here . (2025年9月19日). 2025年9月24日閲覧。
- ↑ “「銀河特急 ミルキー☆サブウェイ」新規シーンを追加した劇場版の公開日が決定(特報あり)”. 映画ナタリー (2025年12月3日). 2025年12月6日閲覧。
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- 1 2 3 4 5 6 7 8 “【Blender】1枚のイメージから3DCGアニメーション作品へ。『ミルキー☆ハイウェイ』メイキング”. Vook(ヴック). 2025年9月24日閲覧。
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- 1 2 3 “話題の自主制作アニメ作者2名に聞く、つくりたいものをつくるための制作スタイル~CGWORLD JAM ONLINE 2022(4)”. CG・映像の専門情報サイト | CGWORLD.jp. 2025年9月24日閲覧。
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- ↑ 『「Filmarks Awards 2025」全9部門の優秀賞を発表!』(プレスリリース)株式会社つみき、2025年12月17日。2025年12月18日閲覧。
参考文献
[編集]- 『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ ビジュアルブック』講談社、2025年11月4日。ISBN 978-4-0654-0775-2。
外部リンク
[編集]- ミルキー☆ハイウェイ
- 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ
- 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ - 公式サイト
- 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ - TOKYO MX公式サイト
- アニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』公式 - YouTubeチャンネル
- アニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』公式 (@MGUJapan) - X(旧Twitter)
- アニメ『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』公式 (@milkygalacticuniverse) - Instagram
- 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ | 少年エースplus公式サイト - コミカライズ公式ページ
- 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き - 劇場版公式サイト
| TOKYO MX 木曜 21:54 - 22:00 | ||
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