• 特集
  • 動画
  • トピックス
プレミアムを無料で体験
INDEX
【そこに、AI・EYE・I はあるか】ーAI時代の人と組織の可能性をひらくーAI時代の「学び」の再定義と体温のある対話

【そこに、AI・EYE・I はあるか】ーAI時代の人と組織の可能性をひらくーAI時代の「学び」の再定義と体温のある対話

全体に公開
Techサプリ - 生成AI時代のシゴト論のサムネイル画像
久保田 一美
Techサプリ - 生成AI時代のシゴト論久保田 一美

AI時代の「学び」の再定義と体温のある対話

目次
1. AIで知識が増えたのに、なぜ人は動けないか
2. AI時代に必要な、人と人との体温のある対話
3. 他者の”EYE”に触れて、"情報"が"知恵"になる
4. “I”が動くとき、学びは行動に変わる
5. AI時代の「学び」とは、意味を共創すること
6. お知らせ 
 6-1 日経BPより書籍『AI時間術』出版のお知らせ
 6-2 noteでClaudeCode実践ロードマップの提供開始

1. AIで知識が増えたのに、なぜ人は動けないか

生成AIの導入によって、あらゆる知識を瞬時に要約し、整理し、提案してくれるようになりました。私たちの「知る」ことのハードルは、かつてないほど低くなったとも言えるでしょう。

しかし、私が企業で実施する研修や組織開発の現場で感じるのは、
“知っているのに、動けない”人が増えているという現象です。

前回の記事でも触れ、この連載のテーマでもある
『そこに、AI・EYE・Iはあるか』では、

AI = 仕事や思考を支援する技術
EYE = 人の行動や情報から、その価値を捉える視点
I = 自分らしさ、意志、そして、組織のアイデンティティ

と定義し、AIがあるからこそ際立つ「人を中心とした組織開発」について寄稿しています。

AIが必要な知識をすぐに与えてくれる時代だからこそ、人の学びは、情報を得ることから、自分なりの意味や価値を見いだすことへと変わっていきます。

つまり、学びとは「知ること」ではなく、「自分の中で何かが動くこと」とも考えています。

2. AI時代に必要な、人と人との体温のある対話

AIは、膨大な情報を集め、整理し、考えるための材料を示してくれます。

けれども、私たちは一人で仕事をしているわけではありません。
互いの経験や思いを重ね合わせ、チームとしての意味をも見いだしていくためには、
人と人との体温のある対話が欠かせません。

現場でよく目にするのは、AIが示した、もっともらしい提案を前にしながらも、
すぐには納得できず、人が立ち止まる場面です。

情報としては筋が通っていても、自分たちの経験や価値観、置かれている状況と
結びつかなければ、そのまま行動に移すことはできません。

画像:ChatGPTで作成

「なぜ、この提案を選ぶのか。」("I"x"EYE")
「自分が大切にしたいことは何か。」("I")
「この情報を、チームの仕事にどう生かすのか。」(”EYE")

こうした問いを持ち寄り、対話を重ねることで、AIが示した情報は、初めて行動に移せる提案へと変わっていきます。

AIが知識や情報をすばやく示してくれる時代だからこそ、人の学びの中心は、情報を受け取ることから、対話を通して意味を見いだし次の行動をつくることが重要です。

3. 他者の”EYE”に触れて、"情報"が"知恵"になる

私は2015年よりCX(企業変革)の基盤となるダイバーシティ推進の企業研修講師、人材育成コンサルタントとして独立して以来、組織開発や研修の現場で、本を導入したワークショップを多く実施してきました。

また、2021年より、「リードフォーアクション(行動する読書)」(パブロス株式会社運営)のリーディング・ファシリテーターの資格も取得し、現在は法人対象のリードフォーアクションアンバサダーとしても活動しています。

これらの本を導入したワークショップでは、参加者が本を“読む”ことを目的にするのではなく、「問いを立て、探索して、対話をし、明日からの行動で、どんな一歩を変えるのか」を対話します。

その瞬間に、知識が“情報”から“知恵”へと変わっていくのを何度も見てきました。

画像:ChatGPTで作成

AIが知識を要約する時代だからこそ、人が集まり、言葉を交わし、他者の視点("EYE")に触れる場をつくることが、これからますます重要になると感じています。

「同じ本を読んでいるのに、
 あなたの話を聞いて初めて“自分の課題”が見えた気がする」

このような声があがることも多く、この気づきこそが、AIには生み出せない”I“の学びの本質です。

学びとは、他者の視点を通して自分の中に「新しい問い」が生まれること。
チームで行う知の共創とも考えています。

4. “I”が動くとき、学びは行動に変わる

新しい問いが生まれる時、新しい可能性がひらきます。 その問いがより具体的で、本質に近いほど、より良い可能性へと近づいていくでしょう。

これはまさに、AIのプロンプト・エンジニアリングに求められるスキルそのもので、
この「本を導入した対話の場」は、AIリテラシーを高めるものとして実施しています。

しかし、AIがどれほど優れた提案をしても、それだけで人が動くとは限りません。

人が行動に移すためには、内容への納得に加えて、そこに込められた思いや目的への共感が必要です。

本を取り入れたワークショップで印象的なのは、参加者が学んだことを「自分の言葉」で語り始める、例えば下記のような瞬間です。

「この本と、グループでの対話から、私は部下に任せる勇気を持ちたいと思いました。
 なぜなら、自分では『育てたい』と思っていたのに、失敗させたくないという気持ちから、気づけば何でも自分で抱え込んでいたことに気づいたからです。これからは、部下の成長の機会を信じて、一歩引いて見守る管理職でありたいと思います。」

画像:ChatGPTで作成

そこには、単なる感想ではなく、これまで何を大切にしてきたのか、これからどのような人でありたいのかという、その人自身の“I(意志)”が表れています。

学びが、自分の経験や価値観、ありたい姿と結びついたとき、それは誰かから与えられた知識ではなく、自分自身の意志へと変わります。

そして、その意志が、次の行動を生み出していきます。

5. AI時代の「学び」とは、意味を共創すること

AI(技術)が知識を供給し、
EYE(視点)が他者との共鳴を生み、
I(アイデンティティ)が行動を駆動する。

この三層が重なったとき、

学びは「知識や情報を得ること」から
「対話を通してチームの取り組みの意味を共に創ること」へと進化します。

画像:ChatGPTで作成

AIが身近になるほど、人に求められるのは、知識の量を競うことではありません。大切なのは、 情報を自分自身の経験や価値観と結びつけ、新たな意味を見いだし、行動へとつなげていくことです。

「あなたの中で、何が動いたのか」

この問いを互いに交わし合える場にこそ、体温のある対話が生まれます。

そして、その対話こそが、AI時代における学びの可能性をひらき、人と組織を動かしていくと考えています。

生成AIビジネススクール「リニア」のメンバーが運営する本トピックス「Techサプリ」では、生成AIの実務活用に焦点を当てた最新情報をお届けしています。モデレーター各自の専門性を活かし、異なる視点から生成AIの活用法を紹介していきます。

画像:CANVAで作成

単なる話題性にとどまらず、実務つながる生成AI活用をサポートするためのトピックスです。

6. お知らせ

6-1 日経BPより書籍『AI時間術』出版

生成AIビジネススクール主宰者の倉嶌洋輔が、約50社13万人以上にコンサルや研修をする中で培ってきたナレッジを、約一年かけてまとめた集大成の一冊。

「時間の複利」や「時間の複利マトリクス」など、新たな考え方の提起をすると共に、タイムボクシング法×生成AIの活用、忙しさの本質を突いたGTD理論×NotionAIでのタスク管理など、様々な実践的な知見が300ページにまとまっています。

画像:ChatGPTで作成
画像:ChatGPTで作成
画像:ChatGPTで作成

6-2. noteでClaudeCode実践ロードマップの提供開始

「Claude Codeの解説はどれも同じに見える」

それはあなたの理解力の問題ではなく、出回っている情報が「誰かの情報の焼き直し」で、実務での活かし方まで踏み込んでいないからです。

本記事は、50社・13万人にAI研修を提供してきた実務家と、大手商社のDX推進者、フリーランスのマーケターという立場の異なる3名が設計した講義がベースになった記事です。「テンプレを穴埋めしなくても、Claudeとの対話だけで自分専用のClaudeの指示書(CLAUDE.md)が自動生成できる」「スキルを2種類に分けて設計すれば、増やしても精度が落ちない」といった、他の解説ではまず出てこない実務から生まれたオリジナルのメソッドが多数収録されています。

読み終えたとき、あなたは環境構築のつまずきを越え、最初の作業をスキル化し、「一言で仕事が再現される」状態を手にしています。

全部を一気に自動化しなくていい。小さな成功体験を一つずつ積める構成です。

貼るだけで動く配布プロンプト8本収録予定・無償バージョンアップ付きなので、一度購入すれば、今後、不定期でバージョンアップされた記事を読むことが可能です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

今後もAIとビジネスの架け橋となってAIリテラシーを高める記事を発信していきますので、フォロー頂き、是非ご活用ください。


いいねして著者を応援してみませんか
※本記事はNewsPicksによって制作されたものではなく、内容の一切の責任はトピックスの発信者であるオーナーが負っています。内容に誤りや不適切な表現がある場合は、報告フォームからご報告ください。

「AI脱走劇」の正体は人間のミスだった:OpenAIの事件と3年前のドローン思考実験の共通点
【地方DXに「翻訳者」が必要な理由】ITツールは届いても、「自社ならどう使うか」は届かない

コメント


この記事に対するご意見や感想を投稿してみませんか。
アプリをダウンロード

このトピックスについて



このトピックスのおすすめ投稿


【AIと医療現場のちょっと先:一医師が考える、診療・教育・働き方の近未来】AIロボットが手術をする日は来るのか?
全体に公開
5
Picks

【生成AIは、作業の前に思考を整理してくれる】地方・小規模事業者に必要な「身の丈DX」の入口
全体に公開
25
Picks

【地方DXに「翻訳者」が必要な理由】ITツールは届いても、「自社ならどう使うか」は届かない
全体に公開
14
Picks

トピックストップへ

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか