ショート:マージンと揺らぎの恩恵
March comes in like a lion and goes out like a lamb
新年度まで10日を切り、雪景色で始まった今月も春らしくなってきた。
戻ってくるなり大雪に遭遇して赤っ恥をかいた渡り鳥たちも何食わぬ顔で囀っている。
地軸の傾きは偉大だ。

ある時、全国大会出場歴のあるテニス部の友人に訊いた
「フラットとトップスピンとスライス、どれが一番有効か?」
彼の答え
「全部できるようになって使い分けられるようになるのが一番良い」
「各打法の間も連続的に制御できれば尚良い」
目から鱗

それ以来は私は
MP3はVBR
洋服はセミカジュアルを中心に幅を持たせる
プランBの想定
余白を残す
(状況が不鮮明の時は)後から読み替えの利く語用
などと一環としてレンジの意図的な策定とその制御を心掛けている。
AかBか、と問われれば両方。
そしてその間を自由に行き来できれば尚良い。

但し例外はある
トランスミッションはCVT
→離散系を人間が連続的に動作させるMTに趣がある。サングラスはフォトクロミック→透過度のレンジ全てで見た目が最適化されているサングラスを造るのはほぼ不可能バイリンガル・バイカルチャル→周囲に合わせた変化を常に強いられ負担が集中する不公平

しかし四季に関しては私の結論は出ている。
地中海性気候の常春は住みよいが、春分・秋分前後の変化を体感できる中高緯度の温帯気候は四季の移ろいが地球との繋がりを感じさせる最適解だ。
