登録販売者が教える「防災と薬」の話
防災グッズ、実は「薬」の中身が見落とされがちです
9月は防災月間。防災グッズを見直したり、新しく揃えたりする方も多い時期だと思います。
懐中電灯、水、非常食——防災リュックの中身は色々話題になりますが、実は「薬」の部分は意外と見落とされがちだと感じています。今日は、登録販売者目線で、防災に備えておきたい薬・衛生用品についてお伝えします。
↓防災用品の話
「とりあえず絆創膏」で終わっていませんか?
防災セットに入っている救急セット、中身を確認したことはありますか?絆創膏だけが入っていて、他は何もない、というケースも意外と多いです。
災害時は、普段以上にケガ・体調不良のリスクが高まります。最低限、これだけは備えておきたいというものをまとめます。
備えておきたい、基本の常備薬
外用薬
・絆創膏(サイズ違いで数枚)
・消毒液
・湿潤療法タイプの創傷被覆材(浸出液のある傷向け)
・かゆみ止め(虫刺され、かぶれ対策)
内服薬
・解熱鎮痛薬
・胃腸薬(整腸剤、下痢止め)
・総合感冒薬
その他
・経口補水液(または粉末タイプ)
・体温計
・マスク
・使い捨てカイロ
普段使い慣れている薬を選んでおくと、いざという時に「どれを使えばいいか分からない」という混乱を防げます。
持病がある方が備えておきたいこと
持病があり、普段から薬を服用している方は、追加で意識しておきたいことがあります。
・普段の薬を、最低でも数日分多めにストックしておく(お薬手帳と一緒に保管)
・お薬手帳のコピー、または写真をスマホに保存しておく(避難先で薬の情報を伝えられるように)
・アレルギーがある場合は、その情報も分かるようにしておく
災害時は、かかりつけ薬局に行けないことも想定されます。お薬手帳の情報があれば、避難先でも同じ薬を出してもらいやすくなります。
子どもがいる家庭は、プラスアルファで
これまでの記事でも触れてきましたが、子どもの薬は大人と同じものが使えないことが多いです。防災セットにも、子ども用の備えを追加しておきましょう。
・子ども用の解熱鎮痛薬(年齢に応じたもの)
・子ども用の絆創膏(サイズが小さいもの)
・経口補水液(子どもは脱水になりやすいため)
・普段使っている保湿剤・スキンケア用品
避難所生活では、いつもと違う環境であせもや肌荒れが出やすくなることもあります。普段使っているケア用品を少し多めに備えておくと安心です。
備えるときに意識したいこと
使用期限を定期的にチェックする
薬にも使用期限があります。防災の日など、年に1〜2回、期限切れがないか確認する習慣をつけましょう。
普段使いのものと兼用する
防災用に特別なものを揃えるより、普段使っているものを少し多めにストックし、定期的に消費・補充する「ローリングストック」の考え方が、薬にも応用できます。
持ち出しやすい場所に
いざという時、すぐに持ち出せる場所に保管しておくことも大切です。
まとめ
防災グッズというと、水や食料に目が行きがちですが、薬の備えも同じくらい大切です。特に持病がある方、小さなお子さんがいる家庭は、普段の生活に合わせた備えを意識してみてください。
この機会に、一度防災セットの中身を見直してみてはいかがでしょうか。
この記事はアフェリエイトリンクを含みます。
いいなと思ったら応援しよう!
応援よろしくね♡