夏の終着点丨風まかせ文芸部
夏がいつ終わるのか、その明確な境界線を引くことは誰にもできません。
カレンダーの日付が変わったからといって、光の温度が突然切り替わるわけではないからです。
私はその、名残惜しむような夕暮れの熱と、忍び寄る夜の冷気が混ざり合う曖昧な水際にこそ、静かな感情の揺らぎが存在するのだと考えています。
終わっていくものを無理に引き留めるのではなく、ただ静かに観測し、水彩の滲みの中にその移ろいを定着させる。
それが、私にとっての夏の終着点です

上記のツールを使用しました
上記企画に参加させていただきました
元画像

去りゆく夏の熱を温かな光で、訪れる秋の静寂を冷たい反射で表現しました。明確な境界線を引かず、水彩の滲みと写実的な瞳の光だけで、季節が移ろう瞬間の微かな感情の揺らぎを観測しています。
