幸福を物理学的に攻略したい【最近のアプローチ】
最近、幸福について考える時間が増えた。(元々かもしれないがより)
アプローチとしてはどうやって人間が幸せになるのかを考えている中で、「幸福を構造として理解したい」という手法に寄っている。
感情論ではなく物理現象として幸福にアプローチする
これは単純にメンタルが落ち込んでいるとかではない。
基本的にメンタルは落ちやすいが、その分回復させる術も身につけてきているので、深く思い悩んでいるわけではない。
それに日々、やることは大量にある。
だが、その中で「人間が幸福を感じる状態って、結局なんなのだろう」と毎日のように考えてしまう。
そして最近の僕は、幸福を“感情論”としてではなく、“物理現象”として捉えようとしている。
幸福に限らずだが、基本的に物質でできているもの(人間も含めて)は、物理学のアプローチができると考えている派だ。
たとえば僕はよくChatGPTにこんな相談をしている。
脳とは何か。
創発とは何か。
情報とはエネルギーなのか。
人間はなぜ未来を予測するのか。
幸福は脳内物質なのか。
存在意義と幸福は一致するのか。
かなり面倒くさい人間だと思う。
でもこれは、単なる知的好奇心もあるが、僕は「自分がどう生きれば納得できるのか」を理解したいのだと思う。
幸福とエネルギーについて
物理学では、世界は基本的にエネルギーの移動として捉えられる。
熱力学ではエネルギー保存則がある。エネルギーは消えない。
ただ形を変えるだけ。
運動エネルギー、熱エネルギー、電気エネルギー。
最近はそこに「情報」まで含めて考える学者も増えている。

特に面白いのがエントロピーの概念だ。
ざっくり言えば、世界は放っておくと乱雑になる。
秩序は崩壊する方向へ進む。
部屋を掃除しなければ散らかるし、人間関係も放置すれば壊れる。
筋肉も鍛えなければ衰える。
つまり秩序を維持するにはエネルギーが必要だ。
これは人間の幸福にも似ている気がしている。
幸福というのは、ただ受動的に手に入るものではなく、「自分というシステムの秩序を維持する行為」に近いのではないか。
だから僕は走る。
毎朝5時に起きてランニングをする。
筋トレもする。
睡眠や食事についても考える。
これは単なる健康意識ではなく、「自分という情報体の安定化作業」に近い感覚がある。
経営も似ている。
70人規模の組織を維持するというのは、とてつもないエネルギーが必要だ。
放置すれば組織は崩れる。
情報共有は乱れ、思想はズレ、人間関係は摩耗する。
だから対話をする。
発信をする。
noteを書く。
毎日連続で200日以上書いているnoteも、最近は「自分の秩序を保つための行為」なのではないかと思い始めている。
存在意義が幸福なのではないか?という仮説
そして最近特に考えているのが、「存在意義≒幸福なのか」というテーマだ。
人間は、存在理由を感じられるときに幸福を感じるのではないか。
もちろん脳科学的にはドーパミンやセロトニンなど色々説明はできる。
だが、そのさらに奥に「自分はここに存在していてよい」という感覚がある気がする。
それが存在意義だ。
これはAI時代だからこそ余計に考える。
AIはどんどん賢くなる。
プログラムを書く。
絵を描く。
動画を作る。
文章を書く。
僕自身、AI会社を経営しているからこそ、その進化速度を痛感している。
では人間は何になるのか。
この問いは、単なる職業論では終わらない。

「自分は何者なのか」という存在論に直結していく。
最近は、幸福というのは「意味のあるエネルギー消費」なのではないかと思っている。
人間はエネルギーを持っている。
時間も、体力も、思考力も有限だ。
その有限のエネルギーを、どこに使ったか。
それが幸福感に直結している気がする。
逆に言えば、自分が納得できない場所にエネルギーを使い続けると、人間は壊れていく。
だから存在意義と幸福はかなり近い場所にある。
自分の存在が誰かや何かに影響を与えている。
その感覚が、人間を前に進ませるのではないか。
だから僕はプロダクトを作る。
AI導入を支援する。
若手エンジニアを採用する。
コミュニティを作ろうとする。
それらは全部、「自分のエネルギーが世界に変換されている感覚」を求めているのかもしれない。
もちろん、まだ答えは出ていない。
そもそも幸福を物理や数学の世界で語ろうとするのが間違いだ、とも社員にも言われた。
創発という言葉がある。(最近はこの言葉についてよく考える)
個々の単純な要素が集まることで、全体として予測不能な性質が生まれる現象だ。
人間の意識や幸福も、そういうものなのだろう。
脳細胞単体には「幸せ」という概念はない。
だが大量に集まり、関係性を持ち、情報を循環させることで、“幸福”という現象が発生する。
そう考えると、人間とは不思議な存在だ。
物理法則に縛られながら、意味を探し続けている。
最近の僕は、幸福を感情ではなく構造として見ようとしている。
人生、仕事、恋愛、健康、AI、情報、エネルギー。
全部別々ではなく、どこかで繋がっている気がしている。
そしてその構造を理解できたとき、もう少しうまく人生を生きられるのではないかと思っている。
