第3回 AI・IoT・RPAで中小企業はここまで変わる―DXは現場改革から始まる
業務改善を進めるうえで、AI・IoT・RPAは中小企業にとって大きな武器になります。
超円安時代には、仕入価格やエネルギー費の上昇により、従来のやり方では利益を確保しにくくなっています。だからこそ、人手を増やさず、生産性を高める仕組みが必要です。
AIは、考える仕事を支援します。提案書、メール、議事録、マニュアル、商品説明文、問い合わせ対応など、これまで時間がかかっていた業務を効率化できます。
IoTは、現場を見える化します。製造業では設備の稼働状況や故障予兆、建設業では重機や資材管理、物流業では配送状況、介護分野では見守りなどに活用できます。
RPAは、繰り返し作業を自動化します。受発注処理、請求書作成、売上集計、帳票作成など、人が毎回同じ作業をしている業務は自動化の効果が大きい分野です。
重要なのは、これらを単独で考えないことです。
IoTで集めたデータをAIが分析し、RPAが自動通知や処理を行う。このように技術をつなげることで、DXの効果は大きくなります。
ただし、システムを導入するだけでは成果は出ません。非効率な業務をそのままデジタル化しても、非効率がデジタルになるだけです。
まず現場の業務を整理し、「やめる仕事」「減らす仕事」「自動化する仕事」「人が価値を生む仕事」に分けることが重要です。
DXは、現場改革から始まります。
超円安時代に必要なのは、高額な投資ではなく、小さく始めて大きく育てる実践です。AI・IoT・RPAは、中小企業が利益体質へ変わるための現実的な手段なのです。
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