AivisHub で公開したモデルは削除できる?更新・限定公開・非公開化の注意点!
この記事はこんな方に向けた内容です。
・公開した音声合成モデルを取り下げたい方
・公開範囲を変更できるか知りたい方
・声やキャラクターなどの権利に関する問題へ対応したい方
・公開前に取り下げのリスクを把握しておきたい方
⚠️ 本記事の内容は、2026年9月時点の情報です。最新の画面表示と利用規約もあわせて確認してください。
皆さんこんにちは。
感情豊かな音声合成技術を誰もがかんたんに活用できる未来を目指す、Aivis Projectです✨
「一度公開した音声合成モデルを、取り下げたくなった」
品質を改善したい、活動方針が変わった、権利関係に懸念が生じたなど、様々な理由があり、そのように考える方は多くいらっしゃると思います。
AivisHubでは、公開後もモデルの公開状態を変更できます。
また、モデルデータそのものをAivisHubから削除する手続きもあります。
ただし、公開停止や削除を行っても、すでに第三者がダウンロードしたモデルファイルまでは回収できません。
公開中にモデルのライセンスに基づいて第三者が適法に取得した権利にも、原則として影響しません。
この記事では、公開範囲の変更とデータ削除の違い、取り下げるときの進め方、権利トラブルが起きた場合の対応を順番に解説します📚
AivisHubの3つの公開状態
AivisHubの音声合成モデルには、次の3つの公開状態を設定できます。
公開
不特定のユーザーが、AivisHub上でモデルの閲覧・検索・試聴・ダウンロードなどを行える状態です。
公開設定に変更しても、即座にAivisHub上にモデルが公開されるわけではありません。
一般公開時には、Aivis Projectによる審査が行われ、審査に通過した場合にのみ、AivisHub上で一般公開されます。
また、公開から非公開に変更した場合でも、それまでに他のユーザーにダウンロードされてしまったモデルの利用を封じることはできません。
モデルをダウンロードしたユーザーは、ダウンロード時点においてのライセンスに基づき、引き続きモデルを利用できます。
第三者に利用されたくないモデルは、一般公開しないでください。
限定公開
共有リンクを知っている方だけがアクセスできる状態です。
AivisHubや外部検索エンジンの検索結果には、原則として表示されません。
共有リンクを知っている人ならば、モデルを自由にダウンロードしたり、API経由で音声合成ができるため、リンクが外部に漏れないようにご注意ください。
また、公開モデル同様、限定公開から非公開に変更した場合でも、それまでに他のユーザーにダウンロードされてしまったモデルの利用を封じることはできません。
モデルをダウンロードしたユーザーは、ダウンロード時点においてのライセンスに基づき、引き続きモデルを利用できます。
第三者に絶対に利用されたくないモデルは、限定公開にせず、モデルファイル単体を共有したいユーザーに直接送付してください。
公開モデル、限定公開モデルを非公開へ変更すると、他のユーザーによるAivisHub上のアクセスに加えて、API経由での利用も速やかに停止します。
「非公開化」と「データ削除」は異なる
モデルを取り下げるときは、まず何を止めたいのかを整理しましょう。
新しいアクセスを止めるなら、公開範囲を変更する
一般公開をやめたい場合は、モデルの管理・編集画面から「限定公開」または「非公開」へ変更します。
・段階的に公開を終えたい場合は、限定公開へ変更する
・第三者からの新たなアクセスを止めたい場合は、非公開へ変更する
非公開へ変更しても、モデルデータ自体がただちに削除されるわけではありません。アップロードした本人だけがアクセスできる状態として残ります。
AivisHub上のモデル本体を消すなら、削除する
公開・非公開・限定公開モデルは、ユーザー自身がAivisHub上から削除できます。
削除が完了すると、AivisHubでは次の処理が行われます。
・モデルファイル本体と関連メディアファイルをストレージから削除
・音声合成サーバーからモデルをアンロード
・他のユーザーやAPIを含む、モデルへのアクセスを遮断
削除されたAivisHub上のモデルデータは復元できません。
必要な元データは、削除前にご自身で保管してください。
⚠️ 削除処理が行われたモデルは、弊社が管理する全てのサーバー・ストレージから即時で削除されるため、Aivis Projectの運営であってもアクセスおよび復元ができなくなります。
復元に関するお問い合わせには一切応じることができないため、予めご理解いただいた上で削除を行なってください。
公開したモデルを取り下げる手順
1. 取り下げる理由と緊急度を整理する
まず、品質改善、活動終了、ライセンスの見直し、権利侵害の懸念など、取り下げる理由を整理します。
権利侵害や本人の許諾に関わる問題が疑われる場合は、利用者への移行期間よりも公開停止を優先し、速やかに非公開へ変更してください。
2. 公開状態を変更する
AivisHubへログインし、ご自身がアップロードしたモデルの管理・編集画面から公開状態を変更します。
一般公開から限定公開へ変更すると、不特定多数による検索・閲覧・ダウンロードを止めながら、共有リンクを知る方だけにアクセスを残せます。
非公開へ変更すると、アップロードした本人以外の新たなアクセスを止められます。
3. 利用者へ案内する
継続利用者がいるモデルでは、可能な範囲で公開停止日や変更内容を案内しましょう。
・公開状態を変更する日時
・AivisHubやAivis Cloud APIで何が利用できなくなるか
・後継モデルや代替モデルの有無
・問い合わせ先
・従来のモデルや生成済み音声に適用されるライセンス
⚠️ 「公開を停止したので、過去にダウンロードしたモデルや生成済み音声も一律に利用禁止になる」とは限りません。 公開中に第三者がモデルのライセンスに基づいて適法に取得した権利は、AivisHub上の公開停止や削除だけでは失われません。
従来の利用条件をどこまで変更できるかは、設定していたライセンス、権利者との契約、個別の利用状況によって異なります。重要な権利問題がある場合は、専門家への相談も検討してください。
4. 必要に応じてモデルデータを削除する
新たなアクセスを止めるだけであれば、非公開化で対応できます。
AivisHub上のモデル本体も削除したい場合は、公開状態と利用状況を確認したうえで削除手続きを進めます。公開データでは事前周知などの手続きが必要になる場合があるため、先にAivis Projectへご相談ください。
ケース別の対応方法
ケース1: 品質を改善したい
品質上の課題だけであれば、すぐに削除せず、改善版への更新や新しいモデルとしての公開も選択肢です。
同じモデルとして更新する場合は、AIVM/AIVMXファイル内のバージョン情報を適切に更新し、変更内容を説明欄でわかるようにします。
声質やキャラクター設定が大きく変わる場合は、別モデルとして公開することも検討してください。
ケース2: 声やキャラクターの権利に問題が生じた
第三者の声、キャラクター、イラスト、学習素材などについて必要な許諾がない、または権利侵害の可能性がある場合は、速やかにモデルを非公開してください。
その後、権利者や代理人へ連絡を行い、適切な対応を行なってください。
また、必要に応じてAivis Projectへ情報をご共有ください。
⚠️ 公開、限定公開、非公開のいずれであっても、第三者の声や著作物を使う場合は、必要な権利や許諾を確認する必要があります。
権利を取得していないモデルをAivisHubに公開することは禁止です。
AivisHubでは、権利者または代理人向けに削除申請・異議申し立ての窓口を設けています。
申請時には、問題のあるコンテンツのURL、権利侵害の詳細、権利者または代理人であることを示す情報などが必要です。
ご連絡をいただけましたら、事実関係を確認の上、速やかに対応させていただきます。
ケース3: 想定外の使われ方をされた
まず、実際の利用がモデルに設定したライセンスへ違反しているかを確認します。
ACML 1.0は、所定の禁止事項に該当しない範囲で、個人・法人、営利・非営利を問わず利用できます。
ACML-NC 1.0は、利用を非営利目的に限定するライセンスです。
独自の利用条件が必要な場合は、カスタムライセンスも選択できます。
ただし、あとから公開範囲やライセンス表示を変更しても、変更前に第三者が適法に取得した権利へ遡って適用されるわけではありません。
ライセンス違反が疑われる場合は、対象URLや公開日時、利用状況などの記録を保存し、専門家へご相談ください。
公開前に確認しておきたいこと
公開後に完全な巻き戻しはできないため、アップロード前に次の点を確認しましょう。
・声、キャラクター、イラスト、学習素材に必要な権利や許諾があるか
・取得した許諾の範囲に、モデル制作、AivisHubへのアップロード、一般公開、商用利用が含まれているか
・ACML 1.0、ACML-NC 1.0、CC0、カスタムライセンスのどれが意図に合うか
・公開後の更新方法や、活動終了時の取り扱いを決めているか
・不特定多数へモデルファイルが渡ることを許容できるか
・権利者や共同制作者と、取り下げ時の連絡方法を決めているか
⚠️ 「問題が起きたら、削除すれば公開前の状態へ戻せる」とは考えないでください。 一度ダウンロードされてしまったモデルファイルは、基本的に回収することができません。
よくある質問(FAQ)
Q. 公開したモデルを非公開にできますか?
はい。公開状態はあとから変更できます。
s非公開へ変更すると、アップロードした本人以外によるAivisHub上のアクセスやAPI経由の利用は速やかに停止します。
Q. 非公開にすると、モデルデータも削除されますか?
いいえ。非公開化は、アクセスできる方をアップロードした本人だけに変更するものです。
AivisHub上のモデル本体を消すには、別途削除が必要です。
Q. モデルをすぐに削除できますか?
はい。AivisHub上で削除処理を行なっていただければ、Aivis Projectが管理する全てのサーバー・ストレージから即時全てのデータが削除されます。
Q. 削除したモデルを復元できますか?
いいえ。AivisHub上で削除処理が完了したモデルデータは復元できません。必要な元データはご自身で保管してください。
Aivis Project運営であっても、削除されたモデルにアクセス・復元することはできません。復元に関するお問い合わせに応じることはできないため、予めご了承ください。
Q. 非公開化や削除をすれば、ダウンロード済みのモデルも使えなくなりますか?
いいえ。削除したとしても、第三者から既にダウンロードされたモデルファイルを回収することはできません。
また、公開中にライセンスに基づいて適法に取得した権利は、公開停止や削除だけでは失われません。
Q. 限定公開リンクを無効にできますか?非公開に変更できますか?
はい。限定公開リンクはいつでも無効化できます。
また、非公開への変更もいつでも行うことができます。
ただし、非公開前・無効化前にダウンロードされたモデルファイルの利用を停止させることはできないため、第三者に絶対に利用されたくないモデルは、非公開以外には最初から設定しないでください。
非公開・無効化したモデルは、APIでの利用は、即時で行えなくなります。
Q. 権利侵害が疑われるモデルを見つけた場合はどうすればよいですか?
削除申請・異議申し立ての案内を確認し、権利者または代理人であることを示す情報と、問題のあるコンテンツのURL、権利侵害の詳細などを添えて申請してください。
事実関係を速やかに確認し、対応を行います。
権利者様または代理人様からご連絡をいただいた場合、必ず3営業日以内にご返信をいたします。
3営業日を経過しても返信・対応がない場合は、メールが受信できなかった場合がございます。お手数ではございますが、お問い合わせフォームからも再度ご連絡いただけますと幸いです。
まとめ
・公開状態はあとから変更できる
・非公開化はアクセス停止、削除はAivisHub上のモデル本体を消す手続き
・削除したとしても、既に第三者よってダウンロード済みのモデルファイルまでは回収できない。
・権利問題が疑われる場合は速やかに非公開化し、権利者へ連絡する。必要に応じてAivis Project運営にも連絡する。
・権利侵害モデルを発見された場合は、削除申請・異議申し立ての案内を確認し、Aivis Project運営へ連絡する。
・公開前に権利、ライセンス、終了時の方針を必ず確認する
モデルを公開するということは、そのモデルが誰かの動画、ゲーム、アプリ、創作活動の一部になる可能性があるということです。
公開状態はあとから変更できますが、一度配布されたモデルファイルまで公開前の状態へ戻すことはできません。
公開前に権利とライセンスを確認し、取り下げる場合は、非公開にするか削除するかを分けて考えましょう✨
以上で、この記事はおしまいです。
Aivis ProjectやAivisHubに関してご不明点やご相談がある場合には、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
🔗 関連リンク
・AivisHub
・Aivis Project利用規約
・削除申請・異議申し立てについて
・ACMLライセンス
・AivisHubで音声合成モデルを一般公開する方法
