文学フリマ新刊『薄明をさがして』紹介
9/13(日)開催の文学フリマ大阪14にて、個人サークル「夜灯舎」の新刊、『薄明をさがして』が発行されます!

B6/本文40p/¥1,200
Webカタログ
11月開催の文学フリマ東京43でも頒布予定です。
作品紹介
痛みや傷を抱え、孤独な夜に潜りながら。それでも光を探し求め、生きていく決意の幻想散文詩集。
Web掲載作品に加え、書き下ろし8篇を収録。
表紙イラストはYuna様(X:@You_m75 )に描き下ろしていただきました。
苦しみや悲しみ、虚しさといった負の感情を描きつつも、少しずつ前を向いて夜明けへと踏み出すイメージで、「それでも生きていきたい」「諦めたくない」という決意に至るような構成になっています。
普段の小説本は光を一欠片見つけるお話を中心としていますが、今回の詩集は絶望のさなかで光を追い求める物語のような作品集です。
一見「孤独な夜を照らす灯」というサークルコンセプトからは少し離れたような暗さがありますが、そのぶん、明けない夜のただなかにいるように感じている方にはリアルに響くものになったのではないかと思います。
こんな人におすすめ
明けない夜のただなかにいると感じる
心象風景を描いた幻想的な詩が読みたい
第一詩集『夜想』が好き
表紙イラストを見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、第一詩集『夜想』へのアンサーのような詩もあります。
『夜想』がお好きな方には特にお手に取っていただきたい一冊です。
『夜想』はnote版の販売も行っております。
ご興味がありましたらぜひ。
(両方読んだ方が面白いかと思います!)
試し読み
冒頭部分に載せている詩を抜粋して掲載します。
「六等星の希望」
世界にひとりきりになったみたいな虚しい静寂、わたしは何処にも行けないで、ただペンを取って線を引いていた。見つけてほしかった六等星、あんなに遠くにある光を、あなたは確かに希望だという。何億光年を旅して、いつか辿り着けたとしたら、あなたみたいに屈託なく笑えるだろうか。
「朝焼けの色を待っている」
寂しい歌ばかりが増えていくライブラリ、孤独を縁取るブルーライト。頭の中ばかり煩くて、綴っては消す詩未満の欠片、指先がだんだん強張って、何もかも上手く言えない。更ける夜に沈んでいく、こんな蒼では救われないから、朝焼けの色で会いに来て。強がりきれない歌声、拾い上げてほしくて、鳴らしている。
「ダークモードの海」
おくすり数錠、流し込んでやっと、人の形を保っていられた。浅い呼吸で揺蕩う電子の海、眩しすぎるからダークモードのままで、端っこのほう膝を抱えて潜っている。わたし生きるの向いてなくて、ずるずる生活してるだけ、でもここに居ていいよって場所、この海のどこかにはあるような気がして。まだ夜の底を漂う。
(続きは書籍にてお楽しみください)
*文学フリマ大阪についての情報はこちら
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