chipsynth SFC
Reasonを使ってから最初にハマったのがグラニュラーとウェーブテーブルを合わせたグレインテーブルシンセのMalstrom。収録波形をフリーズさせたりグラニュラーの機能を使って原音からかけ離れさせたりと幅広い音作りが容易に出来ます。個人的にはチップチューン的なアプローチにも結構使いました。 pic.twitter.com/zhRhwuj279
— Masaru Nakajima (@nakajima_m20633) March 22, 2025
Malstromで作ったものですが、メガドラとスーファミのサウンド比較みたいな感じにしてみました。メガドラサウンドに関しては今はRYM2612がありますが、PSGも含めてチップチューンはMalstromで網羅出来るかなと思っていた時期もありました。スーファミ風の音が欲しいと思ったとすれば、新しくツールを導入せずMalstromを使うと思います。しかしchipsynth SFCを試してみて考えが変わりつつあります。
スーパーファミコンのサウンドエディットで少しだけ触れましたがデモ版で色々と試しています。Malstromで代用出来る位の思い入れだった筈が、こうして記事を書きながらスーファミサウンドを聴く機会も増え、意外と良いなと気持ちも変化しつつあります。
ただ導入前に自分がやりたい形で出来るか、特にRYM2612を使って以降、普段使いの環境(Reason)でチップチューンの文脈で制作出来るかが重要になっています。もし出来ない場合サウンドの個性次第になるのですが、前述の通りサウンドに関しては代替出来てしまうので、自分に必要かどうかの見極めは結構シビアに考えています。
チュートリアル動画を観ていると8chのマルチティンバーとしても使える様です。であればRYM2612以上にチップチューンらしい作り方が出来て面白そうと期待が膨らんだのですが、残念ながらReasonではプラグインをマルチで使えないと言う・・。しかし英語の動画なので内容をきちんと理解出来ているか怪しいのと、プラグインを扱う上でのマルチティンバーの知識に齟齬がある可能性もあります。(ReasonでVST等の外部プラグインを使う事はほぼ無いので)それでマルチで使う為の手段を色々と模索したのですが、丸一日かけても成果が出せず一旦保留としました。
マルチではなく8個使って8chの音源(以降SFC1〜8と呼ぶ事にします)として使う手もありますが(RYM2612を6個使って6chFM音源として使うのと同様)、8台のスーファミで1chずつ鳴らすのと同じなので、例えば波形容量は単純計算で8倍使える事になります。結果的にスーファミサウンドから大きく逸脱してしまい面白くないのでは?と言う懸念もあったのですが・・。

プラグイン内にARAM〇〇%の表記があり、手持ちのwav(音楽)で試すと途中まで読み込まれた上でARAM 100%になっているので、恐らくARAM 100%=実機の波形容量という認識で良いのかなと判断しました。サンプルは16個格納出来るので、それらの合計を100%以内にしてSFC1〜8で同じパッチを使えば前述した「スーファミサウンドから大きく逸脱してしまい面白くないのでは?」と言う懸念はクリア出来そうです。


もう一つマルチで使いたかった理由があって、自分も初耳だったのですが、chipsynth SFCに興味が湧いた一番の理由でもあるチャンネルの前後でFMが出来る事です。例えばch2のFMをONにするとch1をモジュレータにしたFMが出来るのです。当然一つのchipsynth SFCの中で行う機能なのですが、これを複数のchipsynth SFC(SFC1〜8)で行うとすると、SFC2のch1をアクティブ、SFC1のch1をアクティブ解除する(ch1の重複を回避させる)事で成立させられそうです。現状マルチで使えないReasonでの苦肉の策とも言えるのですが、combinatorを使って一連の動作をスイッチ一つで行える様にすればオートメーションの煩雑さを回避出来そうです。
・・とこんな感じでchipsynth SFCをどう使うか考えています。オートメーショントラックやcombinatorも作っていて、それが出来たら簡単なデモを作って導入するかの最終判断にしようと思っています。
