VK-2を使ったカスタムFM音源
LegendでFMサウンドを再現してみた等で記事にして来ましたが、FM音源を他のシンセに入力して音を作るのも自分の中で定番となっています。そうした用途で導入したシンセの一つとしてVK-2があります。Legendと同様moogを意識したシンセなのですが、セミモジュラー型でFM入力も出来ます。今回はPX7をVK-2のFMに入力して作った音色について書こうと思います。
音色の元ネタはOPNに触れた事がある人にとってはお馴染み、デフォルト音色でもある@0番ハープシコードです。記憶コピーで作ったものなので(何故かOPNには無いリリースノイズも入っていますが)再現度については微妙かもしれませんが、音色としては良い感じに出来ていると思っています。(@0とは高音の感じがちょっと違うかも)
OPNの@0番をVK-2を使って再現してみると言うアイデアなのですが、VK-2だけでFM音源を再現するのではなく、「キャリアをVK-2」「モジュレータをPX7」として作ったもの(カスタム版)と、PX7単独(オリジナル版)とどの様な違いになるのかを試してみました。VK-2は入力に使う以外は特に弄っていません。

『op6➡️op5➡️op3
⬆️↩ op4↗️ 』

『op6➡️op5➡️VK-2
⬆️↩ op1↗️ 』
カスタム版はVK-2のモジュレータとして使うので、オリジナル版とはアルゴリズムの変更とそれに伴って使用するオペレータが変わっています。オリジナル版はop3がキャリアとなりますが、カスタム版ではその役割をVK-2が担い、オリジナル版op4の役割はカスタム版ではop1が担っています。(op3でも可)あと意図したのかミスなのか、オリジナル版のフィードバックが6、カスタム版が7に設定されていました。ほぼ出音に違いはないのですがそのままにしてあります。

VK-2のエンベロープ(ADSR)より細かい設定が出来るPX7に合わせて、別途アンプとエンベロープのデバイスを使っています。
プロジェクトの作成日が2020年なので大凡5年前に作った事になります。音作りとしては面白いものの労力に見合う程の音なのかは微妙に思っていたのですが、改めて聴いてみると同じ4opFMでありながら結構個性の違いが出ていますね。全部VK-2で作ったらどうなるのかも気になります。
『VK-2➡️VK-2➡️VK-2
VK-2↗️ 』
と言う訳でVK-2を4つ使って4opFMを作ってみました。それと前述の2つを合わせて動画にしました。①PX7(オリジナル版)②PX7+VK-2(カスタム版)③VK-2×4FMとなっています。
元のハープシコードにどの程度似せられるのか未知数でしたが、案外違和感の無いものになっていると思います。フィードバックがありませんが、十分な変調が出来るので無くても大丈夫そうです。カスタム版でも使った外部エンベロープはキャリア担当のVK-2にのみ使い、他は内蔵アンプのものです。カスタム版も含めてVK-2の機能はFMに必要なものを除いて使用していないので、まだまだ未知の可能性がありそうです。
実は今回の記事は内容を修正したものです。書きながら音色のパッチを確認したら結構な事実誤認をしていました。(苦笑)
2opFMをVAシンセのFMに入力して3opFMとした音です。普通に作った3opFMの音(後発)と交互に鳴らしてみました。大して変わらないとも思うのですが、FM音源を使った色々な試行錯誤を面白く感じていた時期がありました。 pic.twitter.com/0div7JS1zT
— Masaru Nakajima (@nakajima_m20633) April 16, 2025
恐らくこのXの投稿内容と記憶が混じり合ったのだと思います。以下戒めの為当該記事を残しておきます。
PX7の2opで作ったFM音色をVK-2(バーチャルアナログ)のFMに入力したものです。
『op2➡️op1➡️VK-2』
この様な3opFM音色にしてみました。音色の元ネタはOPNに触れた事がある人にとってはお馴染み、デフォルト音色でもある@0番ハープシコードです。再現度については微妙かもしれませんが、音色としては良い感じに出来ていると思っています。(@0とは高音の感じがちょっと違うかも)こちらは4opですが「OPNの@0番をVK-2を使って再現してみる」と言うアイデアを、取っ掛かりとして先ずは3opとして作ってみたのだと思います。(これも結構前に作ったものです)
・・とここまで書いて動画を作ろうとパッチを確認すると、ちゃんと4opで作っていました。(笑)記憶違い恐るべし。
これまでも書いている内に記憶が整理され勘違いに気付く事もありましたが、今回のは結構大きいですね。(笑)4opの音を3opだと認識している事に違和感を感じないのは痛恨でした。思い込みには気を付けましょう。
