LegendでFMサウンドを再現してみた
S30のフィルターは掛かり具合を任意の複数音域で設定出来る中々の優れもので、そのフィルターで作り込んだ音をレイヤーして一つの音色にする手法を多用していました。
フィルターで作り込むと言うのが伝わり難いかもしれませんが、好みの形に成形した部品をくっつけて一つの物として完成させる、みたいな感じかなと思います。
こうした音作りは鋸波等でFM音色を再現する試みが原点になっています。曲作りに使えるかは別としてmoog系シンセで何処までそれっぽく出来るかを試すのも面白いかなと。 pic.twitter.com/PZl9gwvZ8s
— Masaru Nakajima (@nakajima_m20633) April 25, 2025
Xで書いた「鋸波等でFM音色を再現する試み」とは以前シンセとチップチューン其の3で書いたS30(PCM音源)での音作りの一つです。同じ考え方でLegendでも試してみました。モデリングではあるのですが、アナログシンセでFMサウンドを真似るとどんなものになるかと言う期待もありました。
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— Masaru Nakajima (@nakajima_m20633) December 28, 2025
legend①②をレイヤーして作りました pic.twitter.com/3NmGkFSKHn
Legendを2つ使ってLegend①はバンドパスフィルターで作ったベル系シンセ、Legend②は土台も兼ねたローパスフィルターを使った鋸波ピアノです。①は②に入力してローパスフィルターとアンプに通しています。
①②の単純なレイヤーでないのは①のバンドパスフィルターの掛かり具合をノートNo.で変調しているためです。音階が高くなるにつれカットオフ周波数も高くなるので、例えばc4を鳴らしながらc3を鳴らすと、c4で適用されたカットオフ周波数がc3のものに変わってしまいます。なのでモノにした上でDistributorでポリフォニック化しています。KEYTRACKを使わなかったのは、その存在を失念した可能性も捨て切れませんが(笑)、恐らく同じ効果にはならない筈です。
Legend Synth Piano
PX7 Synth Piano
LegendとPX7で同じ演奏をさせてみました。
正直PX7の方が好みなのですが、Legendがダメと言うよりはアナログシンセとして想定されていないであろう使い方や、演奏データの共用によるものもあるかもしれません。音の伸びも結構違いますが、修正しての再比較は必要ないかなと思います。どちらにしてもmoogシンセでデジタルサウンドを作ってみたと言う趣旨としては悪くないのではないでしょうか。
元々LegendはFM音源の加工用として考えていました。この様にフィルターが付いていないRYM2612にフィルターを掛けてみるの様な使い方は定番です。
アナログシンセを意識した音色と言う意味でも3op Self FMを多用していました。アナログを使っている人からは全然違うと言われそうですが、DX7実機はノイズも多く、PX7のクリーンな音質とは違う味わいもありました。
op6のR3(エンベロープ)が上がっていますが、エディットの残骸で機能していません。後になってちょいミスを発見する事が多いです。(笑)
今回は敢えてLegendとFM音源を対とした位置付けにしつつも、各々の良さや組み合わせて使う良さを書いてみました。と言っても文章より動画(音声)で聴いてもらう方が伝わるかなと、そんな内容にしてみたつもりです。
なんとアナログFM音源を発見してしまいました。モジュラーシンセで作られた4opFMの様です。表現が難しいですが、電気が鳴っている感じが「やっぱりアナログてこう言う音だよな」と実感させられます。自分が好む楽音としての使い方とは違いますが、最近のお気に入りで繰り返し聴いています。
