RYM2612での音量バランス調整
本来はRYM2612で作るチップチューンと他ジャンルとのミックスフローの違いを書こうと思っていいたのですが、Reasonで使っているデフォルトラックでも書いた様にあまり面白い記事に出来ず、今回もその残骸(笑)を利用しつつ書いて行こうと思います。
RYM2612はメガドライブ等で使われたYM2612(6chFM音源)を模したものですが、実機と違い実質16音ポリシンセです。ポリ数=チャンネル数の様な設定であれば、よりチップチューンらしくなったかもしれませんね。普通にポリシンセとして使うとチップチューンサウンドとは別物に・・と思いつつ既存データをポリにしてみると意外と悪くなかったです。(笑)
RYM2612の音量変化をFMのアウトプットレベルとDAWのミキサーとで比較してみました。最初がFMのパラメータで変化させたものです。解像度はもちろん音量のカーブも全く違って聞こえますね。こうした荒いサウンドを出せるところが重宝している理由の一つです。 pic.twitter.com/FCk6KWrAHi
— Masaru Nakajima (@nakajima_m20633) March 19, 2025
RYM2612を6つ使って6chFMとすれば、メガドライブ6台で1chずつ使っているのと同じと言えます。全部の音が一つの音源チップから出ているのとは違い、例えばメガドライブのゲームサントラを作ると仮定して、1chずつパラで録音、整音してミックスすれば元より高品質に出来るかもしれません。ただRYM2612に作るチップチューンに関しては、可能な限りチップチューンとして純度が高いものにしたいと思っていて、具体的にはキャリアのTL(出力レベル)で調整しています。
数値上では128段階ありますが解像度もそうとは限りません。確定的な検証は出来ていないのですが、0になる前に音が消えたり同じ値でも結果が違う(ノブを回すなど値を連続で変化させた時に顕著)事があります。それも含めて値とdBの関係性も割とアバウトに考えていて、聞いておかしくなければOKとしています。
色々便利なのでベロシティもTLに作用する様にしています。例えばTLを96としてベロシティアマウントを32にする事で、ベロシティ127で実際のレベルも127になります。(多分)
自分の知る限り実機(DX7等も含む)ではTLの変更は発音中には反映されないのですが「RYM2612では出来る事」として活用しています。ただ記憶に間違いがなければ「v15c&v14c&v13c・・」の様にタイで繋げればリトリガーされずに音量が変化したのと、ソフトエンベロープにも対応出来ていたので、何らかの手段で可能なのかもしれません。その何らかの手段を調べたい気持ちもあるのですが、今の制作への関係度が低いので止めておきます。(ドライバー制作が出来る人なら分かるかもしれません)
先日RYM2612のパラメーターを1トラックに統合したのですが全部で71あります。パラメーターの変更はクリップベースなのでなかなかに苦行です。せめてイベントリスト、贅沢を言えばMMLのPlayerプラグインが有れば・・。 pic.twitter.com/k8kB0eo9TB
— Masaru Nakajima (@nakajima_m20633) August 14, 2025
全体を大きく小さくみたいな調整も手作業で一つ一つやるしかないので、クリップベースのシーケンサーとの相性の悪さを痛感させられています。
キャリアのクリップを選択→展開(素早くダブルクリックするとクリップ作成になる事があるので「クリップ選択→enter」が望ましい)→イベントを選択→数値ボックスでパラメーター変更・・この一連の作業はタイピングの様な慣れによるスピード上昇は難しく、結構本気でFPSで訓練しようと思った事もあります。(笑)
同じ作り方をしている人は多分いないと思うので、自分だけの道具を使っている感を味わっています。(笑)と同時に、上の方で書いた様なチップチューンらしさを消さずにポリシンセとして使える意外性もあり、何か面白い事が出来ないかなと思っています。
