Q41. 生徒の「探究」を入試に結びつけるための指導のコツは?
「高校での探究学習や創作活動」と「大学での研究」を接続したいクリエイティブな受験生に特化した、ハイレベル総合型選抜専門塾《Alternative Academy®︎》の代表・河合雄介です。
このnoteでは、BlogのQ&A(https://altrntv-acad.com/category/qa/)で回答した内容を一部改訂し、一問づつ配信しています。
AO入試(現・総合型選抜)の受験生を指導・支援する「高校の先生たち」からいただいた質問に、私見も含めながら回答しております。
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Q41. 生徒の「探究」を入試に結びつけるための指導のコツは?
以前、ダイヤモンド・オンラインの取材でお答えした「愛か怒り」があるか。
このふたつのどちらか(どちらも)からしか、
主体的に取り組める研究(探究)のテーマは生まれません。
まずは、このどちらかの興味・関心ある「対象(や現象)」を引き出せるかどうか。これが最初の関門です。
「好きなものと、嫌いなものを聞き出すくらい簡単ですよ」
そんな発言をちらっと耳にしたことがありますが、LikeとLoveは脳科学的にも異なりますので、この違いをご理解いただいた上で「Like→Love」の対象を引き出すことが必要です。
また、単なる「Hate」の対象を、数ヶ月とはいえ調べ続けることは精神衛生上よろしくありません。
できれば「Love」の対象からはじめ、「探究する」とはどういうことなのかを楽しみながらやることが重要です。
国連やユニセフなどが掲げる「SDGsなどの既視感ある社会課題」を「選択肢」と決めつけ、そこから選んでいるだけのテーマ設定は、そもそも「問題発見」になっていません。
解決しなければならない、重要な社会課題ではありますが、誰かが既に定義/提示しているあらゆる課題は、取り組む先人が多数いますので、「社会的にも学術的にも重要度は下がる」のです。
同じ課題に、従来とは異なるアプローチ(研究方法)で取り組むのであれば、探究学習や大学での研究に取り組む意義はありますが、優勢の比較対象が多く、探究者の自己肯定感を高めにくい可能性もあります。
尚、この「発見ができていない」と、慶應SFCや早稲田、立教大学などの総合型選抜では、面接での合格率が下がりやすくなります。
(上智大は既視感のあるテーマでも、学部によっては通過してしまう場合があります。困ったものです。)
いずれにしても、どちらも始まりは個人の感情的な動機から生まれますので、リサーチしていく中で客観的な視点は増やしていかなければなりません。
続いて、既存の学問分野で構いませんので、どの領域に関わるか、該当するのかを探すこと。
複数の分野にまたがってもいいでしょう。
いわゆる分野横断型や学際的な学びに該当する場合、たった一つの学問の枠に収まりきらないユニークな探究になる可能性があります。
例えば、日本のお城を探究しようと思ったら、
・城郭の建築方法:建築学
・城下町のつくりかた:都市計画、まちづくり
・歴史的文脈:日本史学
・地形の利の活かし方:地理学
・城主の思想:哲学
など、ざっと挙げただけでも、文系・理系の安易な線引きが無意味なほど複雑な探究のテーマであることがわかります。
探究の対象の設定、学問領域の把握、までできたら、各領域の専門書や専門家から学んでいくことで、新たな発見や語彙の獲得、視点の拡張が期待できます。
中学や高校には、地理や数学、物理、歴史の先生は当然いらっしゃるでしょうから、学校内だけでも「総合的に」支援できる環境があることに気づけるはずです。
よりマニアックなリサーチになってくると、高校の各教科の先生でも専門外になってしまうことはありますので、図書室・図書館なども利用し、知識を整理することや、推察していくことは可能です。
高校卒業までの学習環境(小中高)12年間は、「総合的に探究できる基盤は、実は揃っている」のです。
塾や予備校に行けばなんとかなる、と考えている受験生も保護者も教員も、皆さんそれは甘えです。
まずは、現状の環境を活用し考えることを放棄してはいけません。
深めていく中で、どこかで現状では満足のいかないことや、
「部分的」「専門的」な興味・関心の対象や詳細な情報が出てきます。
そうなったとき(なりそうなとき)こそ、我々専門家や、Alternative Academy®︎に声をかけていただけると、視界が晴れるような感覚をアドバイスとして得られることでしょう。
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大学の志望学部系統から詳細な学科の候補も自ずと出てくれば、「志望大学」の選定がしやすくなるのです。
「大学名」や「偏差値」から決め始める大学入試は
もう過去の文化です。
流行の先端を行く人になるのか、流行の波に流される人になるのか。
各学校・指導者のセンスや価値観に委ねられている現状はまだまだありますが、どうか先を見据えた学校全体での支援がされることを期待しています。
Alternative Academy®︎
河合雄介
この記事を読んでくださった受験生・保護者・関係者の皆様にとって、
受験本番までの時間が最も長く残っている日は、今日です。
「総合型選抜、何から手をつけていいかわからない...」
「書類の添削ってどこの塾も同じですか?」
「学校の先生との面接練習だけで合格できますか?」
様々なお悩みや心配事があるはずです。
まずは一度、Alternative Academy®︎の無料カウンセリングを受けていただき、最適な準備をご検討いただければと思います。皆様の決断を先導&後押しできる準備を整え、サポートでお待ちしています!
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