もう「読まれる型」を追いかけなくていい。創作は、もっと雑でもいいと思う|書籍化ログ(#創作論 #Web小説 #note #エッセイ #文章術 #書籍化 #スキ)
こんにちは。こんばんは。
普段はラノベを書いている「うら表紙」と申します。
noteをはじめた頃、あまりの読まれなさに、
読まれるタイトル
読まれる構成
読まれる文章
伸びる導入
最後まで読まれる文章術
あなたらしい文章
こんな記事を読み漁っていました。
そして、学んだ知識を律義に実践していました。
自由に書くのと違って、
「読まれる型」に自分の書きたいことを落とし込むのは
相当に手間と時間がかかる作業でした。
でも、なんというか、それは「表現」というよりは「作業」に近かったんですよね。
「作業」なので数をこなせば慣れます。
効率も上がるし、時短にもなる。
だからと言って、劇的に読まれるようになったわけでもありませんでした。
きっと私は「読まれない」という苦しみから早く逃れたくて、
「正解っぽいもの」にすがっていたんだと思います。
ところで、私は昔から、本屋さんがすごく好きです。
新刊コミックの受け取りに来たはずなのに、
気づけば「ざんねんないきもの事典」とか読んでいる。
マーケティングの本を探していたのに、
まったく関係のない「お金2.0」とかを手に取っている。
そんなことがよくありました。
本屋という場所には、寄り道があります。
予定外の出会いもあります。
ところが最近は、何をするにも最短距離が求められているような気がします。
タイパ
ランキング
効率化
最適化
便利になったはずなのに、なぜかちょっと窮屈。
創作の世界も似てきているのかもしれません。
noteを開けば、たくさんの創作論が流れてきます。
「noteが読まれない理由」
「noteを一年続けてわかった……」
「note初心者の記事が読まれない本当の理由」
「文章力より先に磨くべき3つの……」
「読まれない文章の本当の……」
「読まれないnoteに足りないのは……」
「本当に読まれるnoteは……」
「noteで必ずやるべき5つの……」
胸を張れた話ではありませんが、私はこれらを全部試しました😅
noteには昔から創作論(小説も含め)はたくさんありましたが、
AIが登場してからは、その流れがさらに加速したようにも感じます。
「綺麗すぎる」
「AIみたい」
「型っぽい」
「自分らしさ」
「ノイズ」
「人間らしさ」
最近はこんな言葉も飛び交っています。
でも、不思議なんですよね。
「自分らしく書こう」という言葉が増えれば増えるほど、自分らしさが何なのかよくわからなくなる。
「型に頼るな」と言われる一方で、「読まれる型」は次々と紹介される。
「個性が大事だ」と言われながら、「こう書けば伸びる」という情報も大量にある。
どれも間違っているとは思いません。
ただ、そのすべてを真面目に受け止めようとすると、
だんだん書くことの身動きが取れなくなってしまう気がするのです。
もちろん、知識やルールは必要です。
技術も必要です。
学ぶことも大切です。
でも、全員が同じ地図を持ち、同じ道を歩き、同じ場所を目指す世界は、どこか息苦しく感じてしまいます。
人を騙したりしなければ、noteで稼ごうとしたっていいし、
そういう野心でnoteをはじめたっていい。
反対に、「読まれる型」とか全部無視してポエムを投稿したっていい。
救いたい人が発信するのも、
救われたい人が発信するのも、
純粋に仲間が欲しくて発信するのも、
AIを使って発信するのも、
私は全部ありだと思っています。
むしろ、そういう雑多な景色のほうが安心するんです。
だって、人の心にはグラデーションがありますし、
人生だって十人十色です。
だったら、そこから紡がれる言葉に、「型」とか「正解」とかって本来はないと思うんですよね。
たくさん学ぶことは、とても素敵なことなんだけれど、
だからといって、学んだことを全部守ろうとしなくてもいい。
少しくらいまとまりが悪くても、
少しくらい説明不足でもいい。
創作って、本来はもっと曖昧なものでいいはずなんです。
それなのに、なぜか、AIが台頭すればするほど、
「書き方の正解」のようなものが以前より強調されていっている気がします。
でも私は、だからこそ思うのです。
もう少し雑でもいいんじゃないか、と。
もう少し迷っていてもいいんじゃないか、と。
そして、もう答えとか出ていなくてもいいんじゃないか、と。
noteでは
いろんな書き方があって、
いろんな考え方があって、
みんなが同じ正解を目指さなくてもいい。
私は、そんな曖昧な創作をゆるっと続けていきたいです。
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