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20年前の写真が語る!アラカンいんこのカンボジア珍道中記(その4) 〜赤い砂岩の女神たちとの出会い〜(161日目)

この記事は、カンボジアのアンコールワットを巡る6日間の旅の三日目、アンコールワット周辺の遺跡群観光からとなります。

<注意>
今から20年以上昔のお話ですので、当時の彼の国の様子を伺い知れこそすれ、とても現在の旅のご参考になるようなものではありません

もし、これから彼の地へのご旅行をお考えの場合には、現在の最新の情報については、必ず外務省のサイトや旅行会社の公式サイトなどでご確認することをお勧めします


前回の記事はこちら。アンコールワット内を観光します。
⬇︎20年前の写真が語る!アラカンいんこのカンボジア珍道中記(その3)~回廊を歩けば地雷の跡、夕日に染まる世界の中心~(160日目)

2回目の記事はこちら。シェムリアップのホテルで食事をしてアンコールワットの観光へ。南門から、いよいよ内部へ入ったところまで。
⬇︎20年前の写真が語る!アラカンいんこのカンボジア珍道中記(その2)~ついにアンコールワットの地を踏む~(159日目)

1回目の記事はこちら。カンボジアのシェムリアップ空港に到着、手荷物検査を受けるまで。
⬇︎20年前の写真が語る! アラカンいんこのカンボジア珍道中記(その1)(158日目)




2月8日の朝:ボーイさんの「メダマ?」に始まる一日


2000年2月8日。

朝6時起床。外はまだ真っ暗だ。
7時にホテル一階のレストランへ向かう。

バイキング方式ではなくて、給仕式の朝食だ。
ボーイさんが、焼きたてのフランスパンを運んできてくれる。
パンが非常に香ばしくて美味しい。

あとはオレンジジュースに、卵。

ボーイさんが卵の調理方法を聞くのに、
「スクランブル? ボイルド? メダマ?
と言うのには笑ってしまった。

8時半出発の予定だったが、ガイドさんとドライバーさんの二人とも8時にはホテル前に揃っていたので、8時過ぎに出発し、一路バンテアイ・スレイへと向かう。

バンテアイ・スレイはヒンドゥー教シヴァ派が967年に創建した寺で、創建者はラジェンドラバルマン2世だ。

「女の砦」という意味を持つ寺院で、周囲は約400メートルと、ごく小さな寺だが、紅色砂岩にびっしりと施された美しい彫刻で知られている。


予想外に良好だった道路事情と沿道の暮らし


寺院に向かう道の途中が悪路だという噂のあったところなので、念のために酔い止め薬を飲んだが、整備したらしい。
確かに未舗装の部分も多いが、想像よりはずっと容易く走行できる道だった。

道々、高床式の、カヤとヤシの葉っぱで葺いたような簡素な家がいくつも建っていた。

自給自足で、三軒に一つある井戸の水を汲んで、外で煮炊きをしているのだと言う。
子供は裸ん坊も多い。

全部で2着位しか服を持っていないのだと、ガイドさんが説明をしてくれた。
就学年齢の子供のうち、学校に行っているのは全体の30%ほど。あとは農作業か、みやげ物売りをしているのだとか。

その学校にしても、ポルポト政権時代にほとんどの教師が殺されてしまったため、いまだに教師の数が少ないらしい。


古代の沐浴池を経て、開発の波が押し寄せる田園地帯


アンコールワットの大きなお堀の脇を通り、スルスランという、昔、王様が沐浴をしたという人工池(その遺構は、戦争によって破壊されてしまったそうだ)の横を行くと、プレループなどの遺跡が車窓から見えてくる。

東メボン・プラダク村を抜け、バンテアイ・スレイに到着


バンテアイ・スレイの彫刻された石塔


バンテアイ・スレイ遠景
バンテアイ・スレイ遠景

この周辺は最近土地が高騰し、1平米あたり10ドルするのだとはガイドさんの話。
今は、そこここの田んぼで、子供が網で魚をとっている。なぜだか知らないけれど、田んぼで魚がとれるらしい。

この、一面の田園風景もそのうちには、ホテルが林立する市街地と化すのだろうか…。


黒い瞳の女神が物語る歴史


バンテアイ・スレイ
バンテアイ・スレイ


見事なレリーフ
見事なレリーフ


紅色砂岩にびっしりと施された彫刻
紅色砂岩にびっしりと施された彫刻


こんなところにも猿が…
こんなところにも猿が…


デバダー像
デバダー像


バンテアイ・スレイは、こじんまりとした寺ながら、赤い砂岩にびっしりと彫刻が施された、なんとも優美な遺跡であった。



優美な浮き彫り
優美な浮き彫り


「ラーマーヤナ」の一場面。シータ姫をさらう悪魔
「ラーマーヤナ」の一場面。シータ姫をさらう悪魔

壁に彫られているデバター(女神)像のなかには、一体だけ、黒眼が入っている像がある。


黒眼の入ったデバダー像
黒眼の入ったデバダー像


元の位置に戻されたデバダー像

一度フランスに持って行かれてしまったものを、最近になってようやく、元の場所に返還してもらったのだという説明を受けた。


火葬場跡とガジュマルに侵食された仏教寺院


バンテアイ・スレイ見学の帰りに、プレループで写真を撮った。

プレ・ループ
プレ・ループ
プレループ
プレループ


プレループは、961年にラジェンドラヴァルマン2世により創建された火葬場の遺跡なのだそうだ。


次いで、タプローム寺院の、ガジュマルの木に侵食された建物を見学した。


タプローム 1186年ジャヤヴァルマン7世が創設した仏教寺院
タプローム 1186年ジャヤヴァルマン7世が創設した仏教寺院


タプロームは、1186年創建の、仏教寺院。
ガジュマルの木が、蛇のように石にからみつき、押し潰している。

自然の力を明らかにするために、あえて修復の手を下さないままに、据え置かれているとのことだった。

タ・プローム
タ・プローム


タ・プロームを正面より望む
タ・プロームを正面より望む


今にもガラガラと落ちてきそうな門
今にもガラガラと落ちてきそうな門


木が侵蝕している内部
木が侵蝕している内部


建物を覆わんばかり
建物を覆わんばかり


ホテルに戻ってのご馳走ランチ


その後、ホテルに戻って昼食をとった。

ランチメニュー

  • いか、エビ、マッシュルーム、レバー、人参、ニラの炒めもの

  • キャベツ、香草、トマト、ココナッツミルクの入ったサラダ

  • ナスとトマトのスープ

  • ピーマン、玉ねぎ、トマト、軟骨入り豚肉の酢豚

  • ココナッツミルク煮の暖かいバナナ

  • コーヒー





今日はここまで。
明日の記事でも引き続き、アンコールワット周辺の寺院群を巡ります!


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