見出し画像

【ケース研究】ゆうえんちにおけるマーケティングの成功事例について学ぶ

こんにちは。
朝生会のかずです。

今まで、何本か「マーケティング」や「人的資源管理」について書いてきました。
朝生会の投稿の中でも、このシリーズは閲覧数も多く、かなり高評価をいただいている感じです。

今回も、今までと同じような感じで、
「ゆうえんちにおけるマーケティングの成功事例について学ぶ」
というテーマで書いていこうと思います。

今回取り上げるケースは、西武園ゆうえんちです!

西武園ゆうえんちに関しては、リニューアルするとなった際、色々メディアなどで、取り上げられましたよね。
かく言う私も、実際にリニューアル後の西武園ゆうえんちに足を運びました。

そこで今回は、実際に自分が足を運んで気づいたことなども踏まえた上で、西武園ゆうえんちを事例と、その西武園ゆうえんちが人々の消費文化に対して、どのような影響を及ぼしたのかについて書いていこうと思います。

よろしくお願いします。


1. 西武園ゆうえんちにおける消費現象の分析

西武園ゆうえんちは、埼玉県所沢市に位置し、1950年の開園以来、地域社会に根ざした遊園地として親しまれてきた。
しかし、長年の運営に伴い、遊具の老朽化や集客の低迷といった課題が顕在化し、2020年には大規模なリニューアルを実施するに至った。

特筆すべきは、リニューアル予算が限られていた点であり、この制約を逆手に取り、既存の資源を最大限に活用する「レトロな遊園地」というマーケティング戦略が採用されたことである。

リニューアル後の西武園ゆうえんちは、「1960年代の懐かしさ」をテーマとし、「心あたたまる幸福感に包まれる世界」と「昭和の熱気を遊びつくそう」というコンセプトを掲げた。

このコンセプトに基づき、来場者に対して昭和時代にタイムスリップしたかのような疑似体験を提供している。
その仕掛けは、遊園地の入口に足を踏み入れる前から始まっており、昭和の音楽や遊園地内から聞こえる活気あるによって、来場者の期待感を高めている。

園内には、昔ながらの商店街が再現され、キャストも当時の衣装を身に着けており、泥棒が現れたり、漫談やパフォーマンスなどの様々なイベントが繰り広げられたりする。

さらに、焼き魚の匂いを漂わせたり、園内のガイドマップを当時の新聞風に作成したりするなど、リアリティを追求する工夫が凝らされている。

また、園内での商品購入には、現金ではなく、1960年代の貨幣価値を再現したオリジナルの園内通貨「西武園通貨」を使用する必要がある。

商店街を抜けると、老朽化した遊具やプールなどが現れるが、商店街で懐かしさを感じた来場者は、これらの古い遊具を「古い」と感じるのではなく、「懐かしい」と感じることができるように設計されている。

このように、西武園ゆうえんちは、来場者の五感を刺激し、「1960年代の懐かしさ」というテーマに徹底的にこだわっている。
この戦略が成功した要因は、他のテーマパークとの差別化にあると考えられる。

2. 西武園ゆうえんちが貢献した文化形成

西武園ゆうえんちのリニューアルは、単なるテーマパークの再生に留まらず、「若者のレトロブーム」という新たな文化形成に貢献したと考えられる。

上記で述べたように、1960年代というレトロなテーマと画期的な施策は、メディアでも大きく取り上げられ、SNS等を通じて拡散された。
その結果、「写ルンです」や「チェキ」、「メロンソーダ」といったレトロなアイテムや商品が若者の間で流行する現象が見られた。

特に注目すべきは、これらのアイテムが「Z世代」と呼ばれる若者たちにとって、発売当時には馴染みのないものであったにも関わらず、なぜか懐かしいという感情を抱かせ、流行を牽引した点である。

その背景には、若者たちが日常的に利用するInstagramなどのSNSの存在があると考えられる。
Instagramでは、単に美しい写真を投稿するだけでなく、「エモい」写真を投稿したいというニーズが高まっており、写ルンですなどで撮影した古さを演出した写真とのシナジー効果が生まれたと考えられる。

また、2020年あたりでのコロナ禍においては、無印良品のメロンソーダが爆発的に売れるなど、レトロなアイテム自体が社会的背景とも適合しやすい時代であったということも、一つの要素として挙げられるだろう。

このように、西武園ゆうえんちは、テーマパークとしての規模やコンセプトの独自性から、「若者のレトロブーム」という文化を形成し、流行させるきっかけを作ったと考える。


いかがだったでしょうか?

前回同様、いつもとちょっと毛色が変わった感じでしたが、好評であれば、引き続き、こんな感じの記事も書いていきたいと思ってます。

今回の記事が良ければ、スキ(ハートボタンを押す)してみて欲しいです!(noteを普段見ない人もお願いします!力になります!)
また、コメントなどで感想を書いてもらえると嬉しいです!(質問などもあれば気軽にどうぞ!)

(かず)

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集