見出し画像

ASDが述べる”定型発達”の人の特徴3つ

私、ずっと疑問に思っていました。
だって「発達障害の特徴」について書かれているのは、すべて定型発達の方からの目線。私にとってはそれがふつうだから、どこか腑に落ちない。

発達障害と定型発達では、モノの見方や感じ方がぜんぜん違うのですが、ASDとADHDの方に「自己理解」がうながされても、「定型発達の人の理解」がうながされないのって、謎だなあと思います。

社会的な苦労の原因は、「自分がわからない」というより、
多数派の「定型発達の考え方がわからない」の方だからです。

そんな思いから、今回は「定型発達の人の特徴」というテーマで発信をしていきます。

この記事はこんな方におすすめ😺
◎ 一般的とか、普通、の基準を知りたい
◎ 自分が周りとどう違うのかがよくわからない
◎ 定型発達の人ともうまくかかわれるようになりたい


目次はこちらです



※この記事は、定型発達の母と行った「こんなところが私たち違うよね」という対話を元にしたものです。


定型発達の特徴1 あらゆることにオープンマインド


彼らは、自閉症と呼ばれる私たちに比べ、オープンマインドな姿勢を持っています。
人生には想定外があたりまえという事実を受け入れるのが上手で、運命や偶然といった不確実なものをどこか漠然と信じています。
同時に「自分の存在が大勢の中の一部である」ということを理解しています。

自分に想定外のことが起きたとき、驚きはしても、パニックにはなりづらい。「きっとそれが社会のために必要だったんだ」とか「そういう運命なんだ(≒ 想定外の方が正しいんだ)」という受け入れ方を即座に・無意識にすることができます。

彼らは、人生にはわからないことがあるのは当たり前で、「わからないものをわからないままOK!」とできる懐の広さがあります。
だからこそ、不確実性の多い社会や、集団とのかかわりをあまり恐れません。

100%わからなくても、とりあえず肯定しておく。
そんなポジティブマインドは、定型発達の人から見習いました。

逆に、ASDは「わからないものをわからないままOK!」とするのが苦手ですが、それは定型発達の人からすると「研究熱心ですごい」という魅力に映るようです🧐


定型発達の特徴2 人との距離感を掴むのがめっちゃ上手い


定型発達の人は、相手との“ちょうどいい距離感”を自然に取るのが本当に得意です。
たとえば、初対面でもサラッと話しかけたり、相手が「これ以上は聞かれたくない」と感じたらスッと引く。その場の空気や、ちょっとした表情の変化まで無意識にキャッチしています。

ASDやADHDの私たちは、この「間合いの感覚」がよく分からず、つい距離を詰めすぎたり、逆にスパッと縁を切っちゃったり。

でも、逆に言えばそれも個性。定型発達の人の“空気読み力”は脱帽ですが、私たちの“素直さ”や“まっすぐさ”も、別の意味で強みに映ることがあります。


定型発達の特徴3 目標より「周囲のごきげん」を大事にする


表面的な言葉通りに解釈したり発言しがちなASDに対し、定型発達の人は、ほぼ必ず発言者の「感情」や「心の動き」に着目しています。

ASDは、共感能力のコントロールが上手にできない、アレキシサイミア(失感情症)という特徴があります。脳の神経の違いゆえ、自分や他人の感情・感覚を認識しづらい

つまり反面、定型発達の人は、それをつかむのが上手なのです。
「周囲のごきげん」を大事にして、周りを気づかい、おだてたり、お世辞を言ったりします。皆がごきげんよく過ごせるかどうかが、コミュニケーションの是非の基準になっています。
(その視点でバライティ番組を見ると、いろいろ新しい発見があるはず📺)

彼らは、人間の本能的な・動物的な特徴をよく理解しています。人間は知恵をもってなお、正しさよりも、感情で動く傾向があるということ。そして、その場の感情が、その後の動きや意思決定に深くかかわる可能性があることを理解しているんです。

逆に言えば、ASDの人は、「周囲のごきげん」が掴めないかわりに、「明確な目標」や「使命」に対して強い忠誠心を払う傾向があります。
周囲が間違っていると思ったら遠慮なく「間違っているよ!」と指摘ができるし、周りに困っていそうな人がいたら、率先して「自分がやるよ!」と手を挙げられるのが、ASDの素敵な潜在能力だと思っています🙋‍♀️

定型発達の人からみると、この特徴は「真面目」とか「正義感が強い」とか、「思い切った発言や行動ができる」という魅力に映るようです。



おわりに


ASDとADHD当事者から、定型発達の人の特徴を3つ書きました。思いついたらまた書きたいと思ってます。

自分が大切にしている考えの中で、「人々の違いから循環がうまれ、全体が豊かになっていく」という考えがあります。

定型発達と発達障害のどちらがいい・悪いではなく、そもそも人はみんな違うからこそ、世の中にサービスや価値が生まれていて、それを楽しめているはず!

豊かな世の中のためには、人々が互いを理解・肯定・尊重しあうことが大事。それぞれの個性の理解が進んでいったらいいなと思っています。


ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。


関連記事


いいなと思ったら応援しよう!