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子どもに残したいのは学歴ではなく「疑う力」

子どもに何を教えるべきか。

算数でしょうか。

英語でしょうか。

プログラミングでしょうか。

もちろんどれも大切です。

でも私は、それ以上に大切なことがあると思っています。

それは、

「自分で考える習慣」

です。

そして、その土台となるのが、

「勉強する習慣」

です。


勉強が大事なのではない

勘違いしてほしくないのですが、

私は勉強が大事だと言いたいわけではありません。

もっと正確に言うと、

勉強するという行為を続けられる人が強い

と言いたいのです。

なぜなら社会に出ると、

正解のある問題などほとんど存在しないからです。

学校では、

「答え」があります。

しかし人生には答えがありません。

就職するべきか。

結婚するべきか。

家を買うべきか。

転職するべきか。

起業するべきか。

誰も答えを持っていません。

だから自分で調べるしかない。

自分で考えるしかない。

自分で判断するしかない。

その訓練が勉強です。


人は数字に支配される

大人になると気づきます。

世の中は数字だらけです。

偏差値。

年収。

IQ。

身長。

体重。

フォロワー数。

登録者数。

資産額。

会社の売上。

通知表。

ランキング。

評価点。

世の中は人が作った数字であふれています。

そして多くの人は、

その数字を疑うことなく信じています。


偏差値75は本当に幸せなのか

例えば偏差値。

高い方がいい。

誰もがそう思っています。

ではなぜでしょう。

本当にそうなのでしょうか。

偏差値75の人は幸せで、

偏差値45の人は不幸なのでしょうか。

そんなことはありません。

年収も同じです。

1000万円の人は幸せで、

400万円の人は不幸なのでしょうか。

SNSのフォロワー数も同じです。

10万人いれば価値があり、

100人なら価値がないのでしょうか。

冷静に考えると、

そんな単純な話ではありません。


指標は便利だが正解ではない

数字そのものが悪いわけではありません。

むしろ便利です。

偏差値があるから学力の目安になる。

年収があるから市場価値の参考になる。

フォロワー数があるから影響力の目安になる。

問題は、

目安を目的にしてしまうこと

です。

本来は地図だったはずなのに、

いつの間にか目的地になってしまう。

偏差値を上げるために勉強する。

年収を上げるために働く。

フォロワーを増やすために発信する。

すると不思議なことが起きます。

数字は増えたのに、

なぜか幸せにならない。


本当に必要な力

だから私は子どもに教えたいのです。

偏差値を上げる方法ではなく、

偏差値という指標を疑う方法を。

年収を上げる方法ではなく、

年収の意味を考える方法を。

フォロワーを増やす方法ではなく、

フォロワー数が何を表しているのかを考える方法を。

世の中には、

誰かが作った評価基準が無数にあります。

しかし、

それが自分にとって本当に価値があるかは別問題です。


自分の物差しを持つ

人生で苦しむ人の多くは、

他人の物差しで自分を測っています。

偏差値が低い。

給料が低い。

出世していない。

フォロワーが少ない。

だから自分はダメだ。

そう思い込んでしまう。

でも考えてみてください。

その物差しは誰が作ったのでしょうか。

本当にあなたが望んだものでしょうか。

もしかすると、

誰かの都合で作られた指標かもしれません。

社会を管理しやすくするための数字かもしれません。

企業が商品を売るための価値観かもしれません。


子どもに残したいもの

私は子どもに、

偏差値70を残したいとは思いません。

年収1000万円を残したいとも思いません。

残したいのは、

「自分で調べ、自分で考え、自分で判断する力」

です。

世の中の数字を鵜呑みにしない。

流行を鵜呑みにしない。

常識を鵜呑みにしない。

まず調べる。

考える。

そして決める。

その力があれば、

偏差値が高くなくても生きていけます。

年収が高くなくても幸せになれます。

フォロワーが少なくても人生は豊かになります。


最後に

勉強とは知識を増やすことではありません。

本当の勉強とは、

「人が作った正解を疑う力を身につけること」

です。

世の中にはたくさんの指標があります。

しかし、

あなたの人生を決めるのは数字ではありません。

数字をどう解釈するかです。

だから子どもに教えたい。

勉強の内容ではなく、

勉強する習慣を。

答えを覚えることではなく、

答えを疑うことを。

それが、この変化の激しい時代を生き抜くための、本当の教育だと思うのです。

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