インシディアス ネタバレ考察|死霊館とのつながりをレビュー633件で数えました。混同は片道です。あの悪魔の中身は、あの音楽を書いた本人でした
※この記事は『インシディアス』シリーズと『死霊館』シリーズの、結末を含む中身に触れます。ネタバレが始まるところには、はっきり線を引きます。
検索窓に「インシディアス」と打って、そのうしろに「死霊館」と続けると、Googleは候補をこう出してきます。繋がり/関係/俳優/監督/ロレイン。(実測7件のうち1件は入力語そのものの反復なので、枝は6つです)
「同じ監督だから」で片づけたくありませんでした。そこで、映画.comのユーザーレビューを、両シリーズぶん1件ずつ開いて全文を保存しました。インシディアス5作で173件・44,002字。死霊館4作で460件・132,332字。合計633件・176,334字です。
数えたら、答えがひとつ出ました。この2つのシリーズの混同は、双方向ではありませんでした。片道です。
そしてもうひとつ、数では出てこないものが見つかりました。両シリーズで悪魔を演じているのは同じ1人で、その人は、両シリーズの音楽を書いた作曲家です。
今日はその話をさせてください。
公式の予告編です
1作目『インシディアス』(2010年)の予告です。北米配給のFilmDistrictの公式チャンネルのもので、oEmbedでチャンネル名まで機械で確認しました(`author_name` = FilmDistrict)。
1作目には日本語の公式予告が残っていません。日本語の公式予告があるのは第2章以降です。それも記事の後半で1本貼ります。
ここから先で書くのは、映画の中身そのものより一段うしろにある「誰がこれを作っているか」の話です。まず、この記事の立場から書きます。

インシディアスは、どういう映画なのか(ここまではネタバレなしです)
『インシディアス』は2010年のアメリカ映画。監督はジェームズ・ワン、脚本はリー・ワネル、音楽はジョセフ・ビシャラ。日本公開は2011年8月27日です(映画.com)。
引っ越した先の家で、長男のダルトンが眠ったまま目を覚まさなくなる。父ジョシュ(パトリック・ウィルソン)と母ルネ(ローズ・バーン)が、霊媒師エリーズ(リン・シェイ)の力を借りて、息子を連れ戻しにいく話です。
いま日本で観られるシリーズは5本あります。映画.comのレビュー件数と評点は、こうなっています。
- インシディアス(日本の劇場公開2011年8月27日)/レビュー65件・評点3.4
- インシディアス 第2章(2014年1月10日)/40件・3.6
- インシディアス 序章(2016年1月16日)/34件・3.2
- インシディアス 最後の鍵(本国2018年/映画.comに日本の劇場公開日の記載がありません)/23件・3.3
- インシディアス 赤い扉(本国2023年/同じく日本の劇場公開日の記載なし)/11件・3.2
評点がいちばん高いのは2作目の3.6で、そこから10年、上がっていません。
この記事で断定するのは、自分で開いて数えたものだけです
- 映画.comのユーザーレビュー633件の全文(2026年8月26日に1件ずつ開いて保存。インシディアス5作173件/死霊館4作460件)
- ASCAP(アメリカ作曲家作詞家出版者協会)の公式インタビュー(2013年7月19日。インターネット・アーカイブの保存版)
- GeekRoom のジョセフ・ビシャラ本人インタビュー(2013年。同じくアーカイブの保存版)
- ソニー・ピクチャーズ公式の作品ページ(『赤い扉』。日本語吹替のキャストが載っています)
- Wikipedia日本語版(『インシディアス』『死霊館』のキャスト節。吹替の記載を照合するのに使いました)
私は本編の映像そのものを資料として持っていません。劇中で起きたことに触れるところは、必ず出どころを添えます。レビューを引くときはレビューIDと点数を書きます。数え方の式はスクリプトに残してあるので、同じ手順で出し直せます。
先に、この記事の弱いところを書いておきます
正直に書きます。この題材は、検索の需要が小さいです。
Googleサジェストで枝がいちばん多いのは「順番」と「時系列」と「死霊館」で、それぞれ7件。「悪魔」が5件。そして「意味」は1件しかありません。
つまりこれは、「観たけど意味が分からないから検索する」タイプの映画ではありません。大きく読まれる記事にはならないと思って書いています。
供給のほうも見ておきます。ただし「薄い」と言い切れる数字ばかりではありません。note内の検索結果です。
- 「インシディアス 考察」=16件
- 「インシディアス 順番」=13件
- 「死霊館 インシディアス つながり」=15件
- 「インシディアス 死霊館」=147件/「パトリック・ウィルソン 死霊館」=78件
147件と78件は薄くありません。この2つのシリーズを並べて書いた記事は、すでにたくさんあります。
薄いのは、この記事の芯にあたる語のほうでした。「ジョセフ・ビシャラ」で6件、「ビシャラ 悪魔」だと1件(しかも無関係な記事)です。
数えた結果を、映画.comの表示と突き合わせました
先に検算を済ませておきます。
まず取りこぼしがゼロであること。9作すべてで、映画.comのページに出ている「全 N 件」と、私が保存できた件数が一致しました。(65/40/34/23/11/128/111/125/96)
次に評点。9作の平均点を自分で計算して、サイトの表示と比べました。9作すべて一致します。ただし合わせ方に癖がありました。映画.comの評点は四捨五入ではなく、小数第2位以下の切り捨てです。私の集計では第2章は3.6875ですが、サイト表示は3.7ではなく3.6。最後の鍵3.3696→3.3、赤い扉3.2727→3.2、エンフィールド事件3.8649→3.8。四捨五入だと思って比べると、4作が「合わない」ことになります。
最後に5段階の棒グラフ。0.5刻みを切り上げて割り、サイト表示と比べました。9作45個のうち、一致は39個です。
- 完全に一致した7作=インシディアス/第2章/序章/最後の鍵/死霊館 エンフィールド事件
- 1つだけずれた3作=赤い扉(私 45.45%→45/サイト46)/死霊館(48.44%→48/サイト49)/悪魔のせいなら、無罪。(53.6%→54/サイト53)
- 3つずれた1作=死霊館のシスター(30.21→30/サイト31、45.83→46/サイト45、9.38→9/サイト10)
ずれた6個には理由の見当がついています。サイトの5つの数字は必ず合計100%になっています。私の生の値は合計が100%ちょうどにならないので、サイト側はどこかを1ポイント動かして帳尻を合わせています。
「全部一致しました」とは書きません。39/45です。
ここからネタバレです

先に結論を書きます。物語は、つながっていません
インシディアスと死霊館は、同じ世界の話ではありません。ランバート家の事件とウォーレン夫妻の事件は、劇中でつながりません。片方の登場人物がもう片方に出てくることもありません。
それでも、つながっていると感じる理由は実在します。しかもそれは、思い込みではなく、制作の実態のほうにあります。順番に出します。
それでも、8人に1人が「死霊館」の名前を出しています
インシディアス5作のレビュー173件のうち、本文かタイトルに「死霊館」と書いているものが21件。12.1%です。
数え方は「その語を含むレビューが何件あるか」です。1件のなかに何回出てきても1件として数えます。対象はタイトルと本文の両方。
★先にお断りを1つ。ここで数えているのは「観客」ではなく「映画.comにレビューを投稿した人」です。観た人全体の割合ではありません。以下、率はすべてこの母数の話です。
比較のために、同じ数え方で他も出しておきます。
- 「ジェームズ・ワン」=27件(15.6%) ※表記ゆれを全部拾った数です(ジェームズワン/ジェームスワン/ワン監督/ワンさん/J.ワン など)
- 「死霊館」=21件(12.1%)
- 繋がり・世界観・ユニバースなど、つながりを言う語=14件(8.1%)
- 「パトリック・ウィルソン」=13件(7.5%)
いちばん多いのは監督の名前です。中黒を入れない書き方や「ワンさん」まで拾うと27件になります。最初、私はこの表記ゆれを拾えていなくて20件と出し、「別シリーズの題名のほうが監督より多い」と書きかけました。数え方を広げたら逆でした。
そのうえで、8人に1人が『死霊館』の題名を書いている。これがこの記事の出発点です。
内訳も出しておきます。21件は1作目9件(13.8%)/第2章9件(22.5%)/序章3件(8.8%)/最後の鍵0件/赤い扉0件。新しい2作(計34件)では、誰も死霊館の名前を出していません。

「ごっちゃになる」と書いている実物は、633件のうち2件でした
ここは盛らずに書きます。「ごっちゃ」「混同」という言葉ではっきりそう書いている人は、633件のうち2件だけでした。両シリーズから1件ずつです。
「1作目のほうが怖かったし、好みだったかな。(略)そして、出てる人が同じってこともあって、どうしても『死霊館』とごっちゃになる。」
— インシディアス 第2章/★2.5/2015年6月14日/ID 0961393
「アナベル人形に憑依している悪魔とここに出てきた悪魔同じだよね?(略)なんかインシディアスとごっちゃになってきちゃった😅」
— 死霊館のシスター/★3.5/2021年2月19日/ID 02500615
2件は少ないです。「みんなが混同している」とは書けません。
ただし1件目には、この記事にとって決定的なことが書いてあります。この人は、混同する理由を自分で書いています。「出てる人が同じ」。
その「出てる人」を、1人ずつ確かめました。

つながりの正体① 同じ顔が、両方で「一家の男」をやっています
パトリック・ウィルソン(映画.com person_id=58890)が、両方に出ています。しかも役の立場が、きれいに逆です。
- インシディアス(2010)=ジョシュ・ランバート。息子を助けに“向こう側”へ入る父親。ラストで自分が憑かれます(次作の映画.com解説文が「ジョシュが何者かに憑依されてしまう」と書いています。レビューにも「ジョシュには少年時代から憑いてた老婆の霊に完全に憑依され」とあります/赤い扉・★4.5・ID 03303849)
- インシディアス 第2章(2013)=ジョシュ・ランバート。映画.comの解説文に「ジョシュが何者かに憑依されてしまう」とあります
- インシディアス 赤い扉(2023)=ジョシュ・ランバート。この回はウィルソン自身が監督も兼任しています(映画.comの解説文「ウィルソンが監督も兼任し」)
- 死霊館(日本公開2013年10月11日)=エド・ウォーレン。悪魔を祓う側の夫。バチカンの許可が下りるのを待てず、無許可で悪魔祓いを行います(Wikipedia日本語版「死霊館」あらすじ「無許可でエドが悪魔祓いをすることになる」)
- 死霊館 エンフィールド事件(2016年7月9日)=エド・ウォーレン。映画.comの解説文に「前作に続きウォーレン夫妻を演じた」
- 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年10月1日)=エド・ウォーレン。同じく「シリーズを通してウォーレン夫妻を演じるパトリック・ウィルソンとベラ・ファーミガ」
祓う側の夫と、憑かれる側の父。同じ顔です。
レビューのなかに、これを言葉にしている人がいました。
「死霊館シリーズであんなに悪魔祓いやってるパトリック・ウィルソンが逆の立場に立ち、悪霊を信じないスタンスに立ってるのは面白いですね。」
— インシディアス/★3.5/2024年10月20日/ID 04389108
「死霊館のパトリックウィルソンは紳士的でカッコよくて好きだったがこのシリーズの彼は性格がよろしく無いし嫌だ。それに今回は彼に霊が取りついたので益々嫌だった。」
— インシディアス 第2章/★4.0/2025年6月11日/ID 05199961
2件目のほうが、私には面白く読めました。「死霊館の彼は好きだった」「このシリーズの彼は嫌だ」と、この人は自分で書いています。別の映画の、別の役です。それでも書き方が地続きになっています。

日本の観客は、3か月をはさんで「祓う側」と「憑かれる側」を見ています
日本公開の順に並べると、こうなります(すべて映画.comの公開日)。
- 2011年8月27日 インシディアス(ジョシュ=憑かれる父)
- 2013年10月11日 死霊館(エド=祓う夫)
- 2014年1月10日 インシディアス 第2章(ジョシュが憑かれたまま出てくる)
死霊館で悪魔を祓っていた顔が、3か月後には憑かれた側で出てきます。
(本国の公開順は2010→2013→2013ですが、本国の公開「日」は今回の資料では取れていません。間隔が日本とどう違うかは書けないので、書きません)
つながりの正体② 日本語だと、声まで同じ人です
ここは、日本の観客だけが受け取っている材料です。
ジョシュ・ランバートも、エド・ウォーレンも、日本語吹替は同じ「咲野俊介」です。
出どころを2つ置きます。
- ソニー・ピクチャーズ公式(『インシディアス 赤い扉』の作品ページ)に「ジョシュ・ランバート :パトリック・ウィルソン(咲野 俊介)」
- Wikipedia日本語版「死霊館」のキャスト節に「エド・ウォーレン - パトリック・ウィルソン(咲野俊介)」。同じくWikipedia日本語版「インシディアス」にも「ジョシュ・ランバート - パトリック・ウィルソン(咲野俊介)」
吹替で観た人にとっては、顔だけでなく声も同じです。映画.comのキャスト欄には吹替が載っていないので、これは配給の公式ページを開かないと出てきません。

つながりの正体③ 「ロレイン」は、本当に両方にいます
サジェストに「インシディアス ロレイン 死霊館」があります。ロレインは死霊館のロレイン・ウォーレン(ヴェラ・ファーミガ)ですから、これは観た人が混同した結果だ、と最初は考えていました。
間違いでした。
インシディアスにも「ロレイン」がいます。ロレイン・ランバート。ジョシュの母親です。演じているのはバーバラ・ハーシー(吹替=岡本嘉子)。1作目のあらすじにこう書かれています。
「ジョシュの母ロレイン(バーバラ・ハーシー)の紹介でやってきたエリーズ・レイニア(リン・シェイ)は…」
— Wikipedia日本語版「インシディアス」
つまりこのサジェストは、混同から生まれたのではなく、本当に両方に「ロレイン」がいるから出てきています。
レビューでも確かめました。インシディアス5作173件のなかで「ロレイン」と書いているのは3件。その3件とも、ジョシュの母のほうを指しています。(例=「母ロレインの死が大きく波立たせ」/インシディアス 赤い扉・★3.0・ID 05450130)
死霊館のロレインと取り違えている人は、173件のなかに1人もいませんでした。
偶然の一致が、これで2つになりました。同じ俳優・同じ声。そして同じ名前の母親。

ここで、逆から数えました
ここまでは「インシディアスを観た人が死霊館を思い出す」話です。では、逆はどうか。
死霊館シリーズ4作のレビューも、同じやり方で全文を保存しました。460件・132,332字(死霊館128/エンフィールド事件111/悪魔のせいなら、無罪。125/シスター96。4作ともサイト表示の件数と一致)。
同じ数え方で並べます。
- インシディアス5作173件のうち、「死霊館」に言及=21件(12.1%)
- 死霊館4作460件のうち、「インシディアス」に言及=21件(4.6%)
件数はどちらも21件。ですが率は2.6倍ちがいます。
「2.6倍」は、どこまで本当か
ここで手を止めました。この差、本当に「片道」と言っていいのか。自分で疑いを3つ出して、順番に確かめます。
疑い① 規模がぜんぜん違うのでは。死霊館は460件、インシディアスは173件。2.66倍です。小さいほうが大きいほうを引き合いに出すのは、それだけで起こります。これは潰せません。この交絡はそのまま残ります。
疑い② 作品ごとに割ったら差は消えないか。割ってみました。
- インシディアス側 1作目13.8%/第2章22.5%/序章8.8%/最後の鍵0%/赤い扉0%
- 死霊館側 1作目9.4%/エンフィールド事件3.6%/悪魔のせいなら、無罪。0.8%/シスター4.2%
1作目どうしで比べると、13.8%対9.4%=1.5倍です。合計どうしの2.6倍より、ずっと小さい。2.6倍という数字は「5作の合計を4作の合計で割った」形からも来ています。
ただし向きは変わりません。どの並べ方でも、インシディアス側のほうが高く出ます。死霊館が日本で公開された2013年10月11日より後に書かれたレビューだけに絞っても、13.0%対4.6%でした。
疑い③ 単に監督が有名だからでは。監督の名前で確かめました。
- 「ジェームズ・ワン」への言及=インシディアス側 27件(15.6%)/死霊館側 52件(11.3%)
1.4倍の差がありました。「ほとんど同じ」ではありません。ただし相手シリーズを思い出す率の差(2.6倍)より小さい。知名度だけでは説明しきれない、とまでは言えます。それ以上は言えません。
差がいちばん大きく出た語は「実話」でした
両シリーズで、いちばん大きく割れた語です。
- 「実話」「実在」への言及=死霊館側 135件(29.3%)/インシディアス側 2件(1.2%)
約25倍です。死霊館側はレビューを書いた人の3割が、実話であることに触れています。インシディアス側は173件中2件しかいません。
「すごい怖いわけではないですが、絶妙なバランスでホラー映画好きでなくても楽しめます。実話ベースというより実話にヒントを得て創作した話。」
— 死霊館/★4.0/2025年12月22日/ID 05961173
「どこまでが本当なのか分からないけど、実話って言葉は大きいですね。」
— 死霊館/★4.5/2026年6月18日/ID 06641437
自分の説明を、自分のデータで検算したら、逆でした
ここで、こう書こうとしました。
死霊館には「これは実話だ」という自前の柱がある。だから比べる相手を外に探さなくていい。インシディアスには柱が無いから、死霊館を物差しに使う。
きれいに決まる説明です。でも、確かめられます。その説明が正しいなら、死霊館側で「実話」に触れている人ほど、インシディアスの名前を出さないはずです。
死霊館の460件を、実話に触れた人と触れていない人に分けて数えました。
- 実話に触れた135件のうち、インシディアスに言及=11件(8.1%)
- 触れていない325件のうち、インシディアスに言及=10件(3.1%)
逆でした。実話を意識している人のほうが、2.6倍もインシディアスを持ち出しています。
だからこの説明は使いません。「実話という柱があるから外を見ない」は、私のデータでは支えられませんでした。
(思いつく理由はあります。実話かどうかを気にする人は、そのぶん熱心にホラーを観ていて、他作品の名前も出しやすいのかもしれません。ただしこれは思いつきで、数えていません。だから書きません。)
ここまでの答え:向きは片道です。理由は分かりませんでした
正直に言うと、ここで出せる答えは2つに割れます。
言えること。インシディアスを観た人のほうが、死霊館の名前を出します。12.1%対4.6%。作品ごとに割っても、公開日で揃えても、向きは変わりません。混同は双方向ではなく、片道です。
言えなかったこと。なぜ片道なのか。「実話という柱の有無」で説明しようとして、自分のデータに否定されました。シリーズの規模差(2.66倍)という交絡も残ったままです。
片方だけ数えて「混同されている」と書いていたら、事実の半分しか言っていないことになっていました。そして、もっともらしい理由を1つ思いついたところで筆を止めていたら、間違ったことを書いていました。
理由は分かりません。ですが「同じに感じる」ことの出どころなら、数ではなく別のところに、はっきり残っていました。そこから先が、この記事の本題です。

つながりの正体④ 悪魔の中身が、同じ1人でした
ここからが、この記事でいちばん書きたかったところです。
インシディアスの赤い顔の悪魔と、死霊館の魔女バスシーバ。中に入っている人は、同じです。
ジョセフ・ビシャラ。この2つのシリーズの、音楽を書いている作曲家です。
映画.comのクレジットで数えると、ビシャラの名前は9本中7本にあります(インシディアス4本+死霊館3本)。ただし、それは全部「音楽」の欄です。俳優としては、映画.comのキャスト欄に載っていません。
★同じ「どこを見ると2回目に化けるか」だけを、100本ぶん並べた記事があります。この記事と同じ読み方を、邦画・洋画100本に当てはめたものです。
出どころを2つ置きます
出どころが1つしかない話は断定しない、というのが自分に課しているルールなので、2つ出します。ただし正確に言うと、「インシディアス=赤い顔の悪魔」を裏づけるのが1つ、「死霊館=バスシーバ」を裏づけるのが1つで、役ごとに1本ずつです。
①ASCAP(アメリカ作曲家作詞家出版者協会)の公式サイトの記事(2013年7月19日/インターネット・アーカイブの保存版)。ビシャラの紹介文にこうあります。
In 2010, he not only composed the score for James Wan's *Insidious*, but also performed in the role of the Lipstick-Face Demon.
(2010年、彼はジェームズ・ワンの『インシディアス』の音楽を書いただけでなく、リップスティック・フェイス・デーモン役を演じてもいる)
②本人インタビュー(GeekRoom/2013年/同じくアーカイブの保存版)。「この企画には作曲家として先に加わったのか、俳優として先に加わったのか」(原文=Were you first on board as composer or as an actor for this project?)という質問への答えです。
JB: On this one we talked about music first and then James had mentioned that he might want me to play one of the entities in this. After reading the script it turned out it was Bathsheba.
(今回は、まず音楽の話をしました。そのうちジェームズが、この作品に出てくる“実体”のどれかを演じてほしいかもしれない、と言ってきたんです。台本を読んだら、それがバスシーバでした)
本人が、自分の口で言っています。しかも順番が書いてあります。音楽が先で、演技があとです。呼ばれ方が「作曲家として」で、そのあとに「ついでに悪魔もやってくれないか」が乗っている。この2つのシリーズで13年続いているのは、その形です。

演じた悪魔を、年で並べます
英語版Wikipediaの「Actor」の表です。ここは出どころが1つなので、断定ではなく、そう書かれているという紹介として置きます。
- 2010 Insidious(インシディアス)= Lipstick-Face Demon ※ASCAPの記事と、GeekRoomの前書き("Fans got a glimpse of his memorable performance as the hooved Lipstick-Face Demon in 2010's Insidious")でも裏づけあり
- 2013 The Conjuring(死霊館)= Bathsheba ※本人の発言でも裏づけあり
- 2014 Annabelle(アナベル 死霊館の人形)= Annabelle Demon(ノンクレジット)
- 2015 Insidious: Chapter 3(インシディアス 序章)= Lipstick-Face Demon
- 2016 The Conjuring 2(死霊館 エンフィールド事件)= Valak Demon
- 2017 Annabelle: Creation(アナベル 死霊人形の誕生)= Annabelle Demon
- 2018 Insidious: The Last Key(インシディアス 最後の鍵)= Lipstick-Face Demon
- 2023 Insidious: The Red Door(インシディアス 赤い扉)= Lipstick-Face Demon(監督=パトリック・ウィルソン)
この表のとおりなら、両シリーズの主要な悪魔を、13年にわたって同じ1人が着ていることになります。(1つずつの一次資料で確かめられているのは、いちばん上の2つだけです。それ以外はこの表しか根拠がありません)
※この表は、Actorの表から両シリーズとアナベルの分だけを抜き出したものです。表にはこのほかに Dead Night(2017)・Dreamkatcher(2020)・Insidious: Out of the Further(2026)も並んでいます。
※以下は楽天のアフィリエイトリンクです(PR)。
いま書いた「同じ顔が、祓う側と憑かれる側をやっている」を、自分の目で並べて確かめたい方へ。エド・ウォーレンのほうの1本です。
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スタッフが重なるのは、偶然ではありませんでした
同じASCAPのインタビューに、その理由が書いてあります。死霊館の仕事をどう引き受けたか、という質問への答えです。
the studio and producers were very supportive in allowing him to bring along who he wanted, with many of his longtime crew from Insidious and even earlier returning.
(スタジオとプロデューサーは、彼=ワンが望んだ人を連れてくることにとても協力的で、インシディアスからの長年のスタッフの多くが、それ以前からの人も含めて戻ってきた)
死霊館のスタッフには、ワンが連れてきた『インシディアス』の仲間が多く入っています。(原文は「多く(many)が戻ってきた」で、「そのまま全員」ではありません)
実際、映画.comのクレジットを person_id で突き合わせると、9本のうち両シリーズに名前があるのは7人でした。
- ジェームズ・ワン(9本)/ジョセフ・ビシャラ(7本)/パトリック・ウィルソン(6本)
- カーク・モッリ(編集・4本)/ジェニファー・スペンス(美術・4本)/ジョン・R・レオネッティ(撮影・3本)/クリスティン・M・バーク(衣装・2本)
観客が「手ざわりが同じだ」と感じているとき、実際に同じ手が触っています。
「同じ作り手が、前の作品とつながっているように見せる」という話は、日本のホラーでも書いたことがあります。『あのコはだぁれ?』が“いないはずの続編”として作られていた、という記事です。同じ人が作ると何が起きるかを、別の国の別のシリーズで確かめた回として読めます。

笑われているその顔は、この映画の音を書いた人の顔です
ここで、レビューの数字に戻ります。
インシディアス5作173件のうち、赤い顔の悪魔を「ダサい」「滑稽」「ダースモールみたい」「ジョーカーみたい」と笑っているものが6件ありました(数えた語=ダースモール/ダース・モール/ジョーカー/ナイトクローラー/滑稽/ダサ)。
「恐怖の根源であるはずのアイツが雰囲気を壊す。何だあのトランプのジョーカーかダースモールみたいな奴。ネイル命かよ。」
— インシディアス/★2.0/2020年4月29日/ID 02318691
「視覚のほうも、クライマックスで長々とダース・モール出されてもなぁ...怖くないよ(笑)」
— インシディアス/★2.5/2013年10月18日/ID 0409454
一方で、音を褒めている人がいます。
「このインシディアスのシリーズは、なんといっても音楽が一番怖いです。低音のヴァイオリンの音から、一気に高音の音を出してくる所が、どんなシーンでも怖いです。」
— インシディアス 第2章/★4.5/2014年1月12日/ID 0480838
「ほとんど音で怖がらせるんですもん、これ(´・ω・`) 不快にさせる音楽を使ってるので幽霊より音楽が怖いです」
— インシディアス/★4.0/2011年8月28日/ID 0378173
姿は笑われていて、音は怖がられている。その両方が、同じ人の仕事です。

1本のレビューのなかに、答えが半分ずつ入っていました
いちばん驚いたのは、この1件です。同じ人が、同じ文章のなかで、両方を書いています。
「そして、音。悲鳴か狂笑か、ギュゥィーンギュルギュル!と唸りを上げるストリングスの音が強烈に怖い。(略)まあ最大の恐怖であるはずの赤いアイツのビジュアルはちょっと滑稽で笑ってしまったが、赤いアイツ以上にインシディアス(狡猾)な“寄生者”の怖さはダントツ。」
— インシディアス/★4.5/2011年9月10日/ID 0378395
「音は強烈に怖い」と「赤いアイツは滑稽」が、同じ段落に並んでいます。
そしてその音と、その赤いアイツは、同じ人です。このレビューはそこには触れていません。2011年9月に書かれたものです。

この記事を、こう締めるつもりでした。やめました
もう1件、強いレビューがあります。
「ただ秀逸と感じるワンシーンが1つある。新しく引越した家で、外側の窓から部屋の中を覗いた時に、音楽に合わせ悪魔が腰を振り踊っているシーン。ここだけは唯一リアルな演出であり、本物の世界と感じた。」
— インシディアス/★3.5/2019年3月16日/ID 02044905
この人は、この映画を「ただのB級ホラー」と評価しています(レビューのタイトルが「ただのB級ホラーだが、秀逸な1シーンはあった」です)。そのうえで、1シーンだけ「本物の世界と感じた」と書いている。
私は、ここをこう締めるつもりでいました。
その、音楽に合わせて踊っている悪魔の中身は、その音楽を書いた本人です。
書けませんでした。
この場面で踊っているのが、赤い顔の悪魔なのかどうかを、私は確かめられなかったからです。インシディアスには赤い顔の悪魔のほかにも“向こう側”の住人が複数出てきます。手元の資料(映画.com・Wikipedia日本語版・英語版のビシャラの項・ASCAP・本人インタビュー)を「踊」「ダンス」「dance」で全部検索しましたが、この場面の中身を書いたものは1件も出てきませんでした。
だから、いちばん決まる一文を落とします。確かめられるのは、ここまでです。
- この映画の音は、全部ジョセフ・ビシャラが書いています(映画.comのクレジット)
- その人は、この映画の赤い顔の悪魔を演じています(ASCAP)
- 踊っていたのが誰かは、分かりません
前の節で引いた2011年のレビューのほうは、この穴がありません。「ストリングスの音が強烈に怖い」と「赤いアイツのビジュアルは滑稽」。どちらも名指しされていて、どちらもビシャラです。1本のレビューの中に、答えが半分ずつ入っている。そちらを、この記事のいちばん強いところにします。

答え:つながっているのは物語ではなく、怖がらせている人です
最初の問いに戻ります。「インシディアスと死霊館はつながっているのか」。
物語はつながっていません。世界も共有していません。
つながっているのは、怖がらせている側です。9本すべてにジェームズ・ワンの名前があり(監督としては4本、あとは製作・脚本・編集など)、7本に同じ作曲家、6本に同じ俳優。編集・美術が4本ずつ、撮影が3本、衣装が2本。同じ俳優が一家の男をやり、日本語では同じ声優がそれを吹き替え、そして同じ人が音を書いて、同じ人が悪魔を着ています。
「なんとなく似ている」は、気のせいではありません。制作の実態のほうです。

自分の説に、反論を3つぶつけます
書きっぱなしにすると、都合のいいところだけ並べたことになります。自分で反論を出して、潰せるものは潰し、潰せないものは潰せないと書きます。
反論①「作曲家が悪魔を演じるのは、ホラーではよくあることでは」
これは潰せません。
ホラー映画全体で、作曲家が出演する例がどれくらいあるのかを、私は数えていません。数える手段も持っていません。だから「珍しい」とは書けません。
書けるのは、ここまでです。この2つのシリーズでは、13年にわたって同じ人が続けている。そして本人が「音楽の話をしていたら、演じてほしいと言われた」と説明している。順番は音楽が先です。
反論②「観客はビシャラを知らない。だから“つながり”の理由にはならない」
これは、半分だけ潰せます。
まず、知られていないのは事実です。633件のレビューのうち、「ビシャラ」と書いているのは1件だけでした。しかもその1件は、エンドロールに「Music by Joseph Bishara」というクレジットが出る、という話です。演じていることには触れていません(死霊館 エンフィールド事件/★3.5/ID 02072680)。
対して、悪魔の名前のほうは知られています。「ヴァラク」は死霊館側460件のうち21件(4.6%)。21件は全部死霊館側で、インシディアス側は0件でした(内訳=シスター16件・エンフィールド事件4件・無罪1件。シスターだけで見れば96件中16件=16.7%)。
中身の名前は1件、外側の名前は21件。(劇中で呼ばれる役名と、作曲家の実名を同じ土俵で比べているので、これは厳密な比較ではありません)
note内の検索でも同じでした。「ジョセフ・ビシャラ」で6件、「ビシャラ 悪魔」で1件(無関係な記事)。
なので、「観客はビシャラを知っているからつながりを感じている」とは書けません。私が書いているのは逆です。知らないまま同じ手ざわりを受け取っていて、その出どころが制作の実態にある、ということです。ここは区別して読んでください。
反論③「実話という柱が無ければ、どの映画も同じことになるのでは」
これは、半分しか潰せません。先に断っておきます。
きちんと答えるには「実話の柱を持たない別のホラー映画」を対照として数える必要があります。私はそれを数えていません。だから「実話が無ければ必ずこうなる」を否定はできません。
数えられたのは、インシディアス側の観客が「物差しとして持ち出す他作品」の内訳だけです。同じ数え方(その語を含むレビュー件数)です。
- 死霊館=21件(12.1%)
- ソウ(同じ監督の代表作)=12件(6.9%)
- パラノーマル・アクティビティ=3件(1.7%)
- ポルターガイスト=3件(1.7%)
- エクソシスト=2件(1.2%)
少なくとも、手当たり次第に比べてはいません。死霊館だけが突出しています。同じ監督の代表作『ソウ』の2倍近い。「柱が無いから何でも比較対象になる」ではなく、特定の1シリーズが選ばれている。そこまでは言えます。そこから先(実話の有無が原因かどうか)は、対照が無いので言えません。
「インシディアス 悪魔 音楽」という検索は、すでにあります
この記事を書き終えてから気づいたことを1つ。
Googleのサジェストを引き直したら、「インシディアス 音楽」と打ったときに出てくる候補は2つだけで、片方は入力語そのもの、もう片方が「インシディアス 悪魔 音楽」でした。
「あの悪魔」と「あの音楽」を、すでに結びつけて検索している人がいます。答えは、この記事に書いたとおりです。同じ人です。
(ただし、前に書いたとおり全体の需要は小さいです。この枝が大きいという意味ではありません)

どの順番で観るか
サジェストの枝がいちばん多いのが「順番」と「時系列」(どちらも入力語の反復を除いて6枝)なので、ここだけ短く答えます。
公開順に観るのがいいと思います。理由は、レビューにあります。
「前作からのファン向けのネタも入ってるので、序章とは言え順番に見た方が良いです。」
— インシディアス 序章/★4.0/2016年1月30日/ID 01170195
『序章』と『最後の鍵』は物語の時系列では前の話ですが、1作目を観ていることを前提にした作りになっている、というのが観た人の側の言い分です。私は本編を持っていないので、この判断はレビューに委ねます。
なお、レビュー173件のうち「順番」「時系列」「見る順」に触れているのは2件だけでした。検索では聞かれているのに、観たあとの感想では話題になっていません。

2023年『赤い扉』は、13年目の答え合わせでした
最後に、いま観られるいちばん新しい1本の話をします。
『インシディアス 赤い扉』(2023年)は、パトリック・ウィルソンが監督しています(映画.comの解説文「ウィルソンが監督も兼任し」)。ジョシュ・ランバートを13年演じてきた人が、カメラの側に回りました。
そして英語版Wikipediaの表によれば、この回でも、赤い顔の悪魔はジョセフ・ビシャラが演じています。
祓う側と憑かれる側を13年やってきた俳優が監督になり、その画面のなかで、13年前と同じ人がまた同じ悪魔を着ている。この記事で書いたことが、そのまま1本の映画になっているような並びです。
(この回の音楽がビシャラかどうかは、資料が割れています。映画.comのクレジットには入っていません。英語版Wikipediaは音楽も担当としています。だから「音楽を書いた人が」とは書きません)
上はソニー・ピクチャーズ公式チャンネルの『赤い扉』の告知動画です(oEmbedで `author_name` = ソニー・ピクチャーズ 公式チャンネル を確認しました)。
※以下は楽天のアフィリエイトリンクです(PR)。
この記事の出発点になった1作目を、もう一度観たい方へ。
インシディアス [Blu-ray](2010年/103分/日本語字幕・日本語吹替あり/参考小売価格5,170円)
4,628円(税込)・送料無料・メーカーお取り寄せ 約10営業日で発送予定(2026年8月26日に商品ページを開いて確認)
同じ書き方を、別の作品でもやっています
- 容疑者Xの献身 … 20年前の論争の火元をぜんぶ保存して、いまのレビューと数で突き合わせた記事です。この記事とまったく同じやり方をしています
- となりのトトロ … 「こう言われている」の出どころを、公式の原文まで辿った記事です。噂の出どころを、本人の言葉まで戻して確かめています
※この記事にはアフィリエイトリンク(楽天)を含みます。
数えた式を置いておきます。合わなかった数字も書きます
数え方の定義です。その語を含むレビューが何件あるか。1件のなかに何回出てきても1件。対象はレビューのタイトルと本文の両方。母数はインシディアス5作173件、死霊館4作460件、合計633件です。
合わなかったもの、食い違っていたものも書きます。
- 英語版Wikipediaは、本文と表で食い違っています。本文には「リップスティック・フェイス・デーモンを第2章と最後の鍵で再演した」とあり、表のほうには第2章が無く、代わりに序章(Chapter 3)が載っています。どちらが正しいかは、私には確かめられませんでした。この記事では表のほうを紹介として使い、断定はしていません
- ビシャラの参加本数は、資料によって違います。映画.comのクレジットでは9本中7本ですが、英語版Wikipediaは『赤い扉』(2023)と最新作の音楽も担当としています。「7本」は映画.comの数字です
- 一度は「死霊館側の実話への言及=142件(30.9%)」という値が出ていましたが、あとで同じデータを同じ定義で数え直したら再現できませんでした。正しくは135件(29.3%)です。この記事では135のほうを使っています。数え方をスクリプトに残していなければ、間違ったまま出していました
- 「ジェームズ・ワン」の件数も、一度は20件と出していました。中黒の無い書き方や「ワンさん」を拾えていなかったためです。拾い直して27件。この1回の直しで、記事の主張が1つ引っ込みました(前半に書いたとおりです)
- 5段階の棒グラフは、9作45個のうち6個が合いません(前半に内訳を書きました)。「全部一致した」とは書きません
現物に当たれていないもの
- 本編の映像。私は5作+4作のどれも、資料として手元に持っていません。劇中の場面に触れたところは、すべてレビューか公式の解説文からの引用です
- 『インシディアス 最後の鍵』『赤い扉』の日本での劇場公開日。映画.comに記載がありません
- ジョセフ・ビシャラ本人の、日本語での発言。探しましたが見つかりませんでした。引用は英語の原文と、私の訳です
- 死霊館シリーズの作品ごとの日本公式サイト(`wwws.warnerbros.co.jp` 配下など)。3パターンのURLで探しましたが、インターネット・アーカイブに保存がありませんでした。ワーナー公式のニュースページとスターチャンネルのページはアーカイブ経由で取れていますが、そこにも記事に使える公式ビジュアルはありませんでした。なのでこの記事には、死霊館側の画像を1枚も入れていません
今回、書かないことにしたもの
- 「アナベル」シリーズと「シスター」シリーズの位置づけ。映画.comは『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』を「死霊館ユニバースの第7作」と説明していて、まだ他にも作品があります。今回はレビューを全文で取った9本(インシディアス5作+死霊館4作)の範囲だけで書いています
- 『序章』でエリーズの飼い犬の名前が「ウォーレン」だという話。レビュー1件が指摘していますが、一次資料に届きませんでした(英語版・日本語版Wikipedia、Fandom、検索のいずれでも確認できず)。面白い話ですが、出どころが辿れないので落としました
- 2026年の新作。映画.comでも邦題が英題のままで、レビューも0件です。書ける材料がありません
- どちらのシリーズが優れているかという評価
(楽天ブックスの単品は品切れでした。同じ品番BIXF-42・同じJANを扱っている楽天市場の店舗です)
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作品情報
- 『インシディアス』(2010年/アメリカ/日本公開2011年8月27日/103分)
- 監督=ジェームズ・ワン/脚本=リー・ワネル/音楽=ジョセフ・ビシャラ/撮影=デビッド・M・ブルーワー、ジョン・R・レオネッティ(映画.comの表記)/編集=カーク・モッリ、ジェームズ・ワン
- 出演=パトリック・ウィルソン(ジョシュ・ランバート/日本語吹替=咲野俊介)、ローズ・バーン、タイ・シンプキンス、バーバラ・ハーシー(ロレイン・ランバート)、リン・シェイ(エリーズ・レイニア)
- シリーズ(本国公開年)=インシディアス(2010)/第2章(2013)/序章(2015)/最後の鍵(2018)/赤い扉(2023)。日本の劇場公開は2011年8月27日/2014年1月10日/2016年1月16日/(映画.comに記載なし)/(同)
- 『死霊館』(2013年/アメリカ/日本公開2013年10月11日)監督=ジェームズ・ワン、音楽=ジョセフ・ビシャラ、出演=ヴェラ・ファーミガ(ロレイン・ウォーレン)、パトリック・ウィルソン(エド・ウォーレン/吹替=咲野俊介) ※映画.comは「ベラ・ファーミガ」、Wikipedia日本語版は「ヴェラ・ファーミガ」と表記が分かれています。引用の中はそれぞれの原文のままにしてあります
- 映画.com=インシディアス 評点3.4/レビュー65件(2026年8月26日時点)
- 記事内の公式ビジュアル=『インシディアス』キービジュアル (C)2010 ALLIANCE FILMS (UK) LIMITED, ALL RIGHTS RESERVED. / 『インシディアス 赤い扉』日本版ポスター (C)2023 Sony Pictures Worldwide Acquisitions Inc. and Town View Productions, LLC. All Rights Reserved.(他の画像はこの記事のために作った情景イメージで、本編とは関係ありません)
この記事で確認に使ったもの
- 映画.comのユーザーレビュー633件の全文(eiga.com)。2026年8月26日に1件ずつ開いて保存しました。インシディアス5作173件・44,002字/死霊館4作460件・132,332字。9作すべてサイト表示の件数と一致
- 映画.com 各作品ページ(作品情報・解説文・キャスト欄・5段階の棒グラフ・評点)
- ASCAP「FMF: Joseph Bishara on The Conjuring」(ascap.com/2013年7月19日)。インターネット・アーカイブ2013年8月6日の保存版。悪魔役の記述と、スタッフを連れてきた経緯
- GeekRoom「Interview With THE CONJURING'S Jack-Of-All-Trades Joseph Bishara -Part 1」(geekroom.com/2013年)。同じくアーカイブ2013年8月22日の保存版。バスシーバ役についての本人の言葉と、前書きのリップスティック・フェイス・デーモンの記述
- 英語版Wikipedia「Joseph Bishara」。俳優としてのフィルモグラフィ(本文と表の食い違いも含めて確認しました)
- ソニー・ピクチャーズ公式「インシディアス 赤い扉」(sonypictures.jp)。日本語吹替キャスト
- Wikipedia日本語版「インシディアス」「死霊館」。キャスト節と吹替、ロレイン・ランバートの記述
- YouTube oEmbed API。埋め込んだ動画2本の `author_name` を機械で確認しました(FilmDistrict/ソニー・ピクチャーズ 公式チャンネル)
- Googleサジェスト(suggestqueries.google.com)。2026年8月26日に取得
この記事のタグ:#ネタバレ #映画考察 #死霊館 #ジェームズ・ワン #パトリック・ウィルソン #インシディアス

