【44歳、家族に内緒でKindle本を書いた話 ③】仕組み本として企画がぶれなかった理由
「分量は、きっちり書いてください」
そのひとことが
私を一番困らせました。
📝 3話はこんな話です
レシピが書けない。調理は目分量。道具もない。
そんな「ないないづくし」の管理栄養士が
どうやってKindle本の企画を固めたか。
弱みを直すのではなく 弱みに合わせて企画の形を変えた話です。
こんにちは、あやです。
前回
専門性を出しすぎないところで
本のトーンを決めた話をしました。
でも
トーンが決まっても
本の中身が全部固まったわけではありません。
私には
足りないものが多すぎました。
*連載時に公開していた物語の部分は、そのまま無料で読めます*
📖 無料パートでは「できないこと」に企画を合わせた話を。
🔑 有料パートでは白紙で手が止まらない
「見出しを先に決める」書き方を手順で書いています。
「ない、ない、ない」づくしの自分
企画を考えるにあたって
自分の棚卸しをしてみました。
レシピが、書けない。
そもそも
いつものご飯は全部目分量です。
新しいレシピを検索したときだけ
計量スプーンを出します。
料理は、基本ズボラ。
複雑な調理はしません。
そして
キッチン用品もほとんど持っていません。
オーブンは、日本に本帰国するママ友にもらいました。
電子レンジ持ってません。
ホットプレートありません。
せいろや蒸し器ありません。
せいろには憧れはあります。
でも、自分に管理できないのが
分かっているので買いません。
スープを作る鍋の上に
金ザルをのせて
蓋をする。
あるもんで、せいろの完成です。
強制ミニマリストなので。
モノを増やすのに若干罪悪感があります。
詳しくはこちらの記事でも語ってます。
そんな調子だから
レシピに書いてある材料が
家になくても無理に揃えません。
キッチンにある
代用できるもので済ませてしまいます。
管理栄養士なのに
再現性のある「レシピ」というものを
書ける自信が、まったくありませんでした🫠
まさかりちゃんから授かった9つの注意点
まさかりちゃんからは
本を作るうえでの注意点を9つもらっていました。
その中の④に、こうありました。
「レシピの再現性を担保する。
分量・火加減・時間を具体的に書く。
読者が一度も失敗しないレベルの精度が
信頼につながる」
・・・・
正論です。
ぐうの音も出ません。
でも
これを守ろうとしたら
私には書ける本がなくなってしまう。
大さじ1も中火で5分も
私の頭の中にはありません。
あるのは
「これくらいかな」という感覚だけ。
それでも、企画は一度もぶれなかった
普通なら、ここで
「もっとレシピをストックしてから書こう」
となってもおかしくない。
でも私は
レシピ集にするという選択肢自体を
一度も検討しませんでした。
理由は単純です。
できないことは、しない。
これは料理に限らず
私が大事にしている考え方。
ワンオペ育児・オットの秘書業務・家事もある。
そっちは(手は抜くけど)サボれない。
わたしの体力も時間も限られている。
睡眠は削れない。
だったら
できないことに時間を使うより
できることに集中する。
レシピの精度で信頼を得る本ではなく
仕組みと体験で信頼を得る本にする。
まさかりちゃんの注意点⑧
「個人の体験談として書く」の方を選びました。
制約が方向性を決めてくれた
分量も火加減も
細かく書けない。
その代わり
私に書けるのは
夜のうちに何をしておくか。
朝、何を組み合わせるか。
安全のために何を守るか。
という仕組みの話でした。
レシピが書けないという弱点が
結果的に、本の方向性を
よりはっきりにしてくれたのでした。
もしレシピ作りが得意な管理栄養士だったら
きっと違う本になっていたと思います。
そしてそれは
前回書いた「教科書にしない」という決意とも
つながっていました。
正確な分量を並べる本ではなく
「これくらいの感覚でいい」と
思ってもらえる本。
できないことを隠さず
できないままの自分で
本の形を決めていく。
そのやり方が
このあとも何度も私を助けることになります。
今なら分かります。
新しい何かを生み出すことじゃなかった。
目分量で料理してきたことも
複雑なことをしてこなかったことも
道具を持たずに済ませてきたことも。
そのひとつひとつを
「これでよかったんだ」と
正解にしていく作業だったのかもしれない。
そう感じたのです。
(自分を正当化しすぎ??)
今回の仕込みノート📝
✍️やったこと
自分の「できないこと」を棚卸しした(レシピが書けない・目分量・道具がない)
まさかり部長の注意点④(レシピの再現性)と、自分の実力の差を正直に認めた
レシピ集ではなく仕組み本にする、という方向性を再確認
🪨つまずいたところ
「精度の高いレシピ=信頼」という正論と、自分の実力とのギャップに困った
❓どう解決したか
「できないことはしない」という自分の軸に立ち返った
まさかり部長の注意点⑧(体験談ベースで書く)の方に企画を寄せた
弱点を隠すのではなく、弱点に合わせて本の設計そのものを変えた
弱みは
直そうとしなくていい。
弱みに合わせて
企画の形を整えればいい。
見出しを先に決める、という書き方
方向性は決まりました。
でも 方向性が決まったからといって
書く作業がラクになるわけではありません。
まず決めたのは、章立て。
1章で伝えることは、1つだけ。
その1つを伝えるための要点を
小さい見出しとして先に作っていきました。
見出しを先に決めておくと
書くときに、かなりスムーズになります。
文章を長くしすぎない。
情報を詰め込みすぎない。
話を脱線させない。
そのことを、ずっと意識していました。
それでも 見返すたびに重複が見つかって
そのたびに書き直す。
ごっそり、章ごと削除したり
できていたのに、前後が合わないからとボツにしたり。
書いては、消して、また書いて
その繰り返しでした。
4月に書き始めて、5月末までは
ひたすら書いてました。
「倒れない母」は、まだどこにもありませんでした
この時点でのタイトルは
まだ仮のものでした。
「ちゃんとやらなきゃ、をやめたお弁当」
この仮タイトルの中に
「倒れない母」という言葉は
まだ入っていません。
このあと書き進めるうちに
私の中にずっとあった軸が
少しずつ顔を出していくことになります。
その話は、また次回🫶
*この続きは、有料パートで深掘りしています*
(④「倒れない母、という軸を育てようと決めた日」につづく)
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Threads:@aya3dietitian
📌 この先の有料パートで書いていること
☑️ 白紙から書き始めるとなぜ手が止まるのか
☑️ 章立てを作るときのたったひとつのルール
☑️ 本文を書く前に必ずやっていたこと
☑️ 脱線しそうになったときの対処法
☑️ 4月〜5月末の2ヶ月、実際にやっていたこと
📌 あの時、実際にやったこと
ここからは 連載を書き終えた今だから書ける 補足を残しておきます。
ここから先は

「毎日のお弁当、本にできるよ。」 Threadsでもらった、たった一言から始まりました。 管理栄養士なのに料理が苦手。 レシピも書けない。…
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 いただいたお気持ちは、次の記事を書くための取材費(書籍など)として大切に使わせていただきます。
