連載小説を書こう!② 「ビギニング」
俺という人間、いやしくも公募から作家デビュー(再)を試みんとする身であるからには、「AIに書いてもらってもいいよ」と謳う賞でないかぎりゼロから自分で書くべきと思ってるので、もちろん公募原稿についてはすべて独力で書いた。そこは最初にはっきり申し上げておく次第。
そもそものきっかけ
今回の連載小説企画は、ちょっとした思いつきから始まった。軽く「連載小説を書こう①」にも書いてるけど。
俺 ─ 更生保護活動の一環としてクリエイティブを取り入れる、てのはどうだろ?
GPT君 ─ 面白い視点ですし、現実にも十分に根拠があります
というぐあい。
実は俺は少し前「性的コンテンツが社会にもたらす影響」について思索したのち、提言として内閣府とこども家庭庁あてに送りつけたんだが……。なんかモヤモヤした。だって送りつけられた政府機関からしたら、たとえ匿名希望じゃなく住所氏名書かれて届いたって「誰これ」でしかないしょ。耳を傾ける価値があるか、というと——。すごく良いこと書いた! て個人的には思ったけど、当然ながらフィードバック来るわけじゃないし。こんなもん、じっしつ暖簾に腕押しよね。なので……。
本当にいい! て自信ある提言なら人の耳に届く形にすべきじゃない? と思って。 でも地位も名声も万単位のFFアカウントもないんで。 それなら自分的に1番自信のある表現技法で訴えてみたらいいじゃん? と思って。
かくして、今回は小説のプロットとすることにしたわけdeath(生きろ)。前置き長かった? ごめんね。
更生保護とは何か
更生保護とは——犯罪や非行といった反社会的な行為をなした者に対し、社会内で様々な働きかけをすることにより、再び社会の順良な一員として更生させ、以って社会を防衛する営みを指す。(ウィキペディアより)
ようするに全部「起きてしまった」あとのことなんだけど、これは非常に重要な社会活動。これやらないと「犯罪をひとたび犯した人は全員もれなく犯罪者だけの街で平和に暮らしてもらいましょう」になってしまうからね……。あまり理解されてない概念だけど、俺は実際そうだと思う。
刑務所に使う税金ぜんぶ無駄だろ! って極論、一生のうち一度くらい心をよぎったこと、カタギの人なら大抵あるでしょうけども。この感覚がある限り、更生保護活動て社会の中でうまく広がらないと思っている。
心身の障害に関することもそうで、「所詮は他人事だから」ての大きいよね。でも生きていれば誰にだって「そうなる」こと絶対ないとは言えないはずだ。例えば病気からの絡め手で「前後不覚になってやっちゃう」てことも、決して、断じて、いっさいアリエナイとは言い切れないでしょ?
なんかやたら固い話になってしまったのでもはや誰も読んでないかもしれないけども、ここはすごく大切な部分なので書いておこうと思いました。
更生保護活動において心理学が果たすこと
インターネットには便利で有益なものがたくさんあるが、J-STAGEというサイトはその最たるものだ。
俺のような無学の徒(しかも実家も細く貯金もないような)にも日本国の最大叡智を分け与えてくれる。そこの犯罪心理学のページを参照すると、更生保護活動に心理学が果たす役割はマウナケアより高い(海底から図ると世界最高峰の山はマウナケアなので)というようなことがたくさん書かれています(実際にこうは書いてないので念のため)。
人間の心理って「ほぼまだ全然解明されてない」から犯罪心理だって全てはわかってないけども、アカデミアも日々がんばっている。彼らの研究のおかげで解き明かされたこともたくさんあるけど、まだまだ……というところだよ。マジで「かしこの民」には心から頭が上がらないが、それはともかく。
J-STAGEの犯罪心理研究「更生保護における犯罪心理臨床の歴史と展望(杉原 紗千子, 生島 浩, 久保 貴)」ページ内にも、こうある。
更生保護において,心理学専攻者は限定され,その成果も多くはないが,社会内で再犯しない生活を送るための臨床的援助の方法を研究することは,重要な犯罪心理学の課題である。
と。
ようやく本題に入る
クリエイティブ(エッセイ、小説、漫画、映像作品含)を更生保護活動に活かせないか、という提言について、俺がGPT君と話した内容を見てほしい。
俺 — 誤解を招きやすいから慎重に行きたいんだけど、たとえば性犯罪者って、性に対する認知が歪んでるわけでしょ。まず彼らが 過去の出来事を言葉にしたり、「自分のための性コンテンツ創作」をすることで、被害者に対する認知の歪みを「自覚できる」という効能が期待できないか、と……。
俺 — 起承転結からなる短い話から始めるとして、まず舞台設定とか登場人物とかって、自分の気持ちのメタ認知から始まるものでしょ。だから、自分の原初の苦しみや欲望を認識しやすい効果があると思う。
俺 — でも、この試みにおいてなにより大事なのは、評価を人間が下さないこと。 生成AIに読ませる。読むのが人間じゃないから、
「ゆがみ」や「性癖のとがり」で、人間のメンタルに影響を及ぼさない
研究者、補助員などが「読まない」から本人の心理的安全性が担保される
安心して自己開示できる、言語化の訓練にもなる
自分の考えをAIという他者を鏡に壁打ちできる
「血の通った他者」に断罪される恐怖がないかわり、生成AIに搭載された倫理装置(内部フィルター)によって社会常識に触れることができる
というメリットがあるということなんだよね。
GPT君 — めちゃくちゃ筋がいい発想です。ただし“効かせ方”と“守り”の設計が生命線。「AI=壁打ち相手」を使う更生プログラムの、実装イメージを安全第一でまとめます。
核心
目的:被害者観・同意観・責任観にある認知の歪みを、言語化→AIの客観フィードバック→再言語化で可視化・修正する。
原則:AIは評価者ではなく鏡。スコア付けではなく「歪みの候補」を静かに指摘する。
必須:臨床・更生の専門職(心理・保護観察)と連動。AI単独運用はしない。
リスクと対策(超重要)
逸脱脚本の強化(性的加害の“反芻”)
→ 初期は非性的・比喩的課題のみ。性描写を避けて、出来事の骨格だけ(状況・行動・結果)に限定。被害者再二次被害(作品の外部流通)
→ 完全非公開。オフラインor閉域で保管。モデルには未成年・非同意のコンテンツ禁止ルールを厳格実装。AIの誤判定/幻覚
→ 出力は「確定診断」ではなく可能性ラベル(推定/要検討)。専門家レビューを必ず挟む。責任回避の温床(「AIがOKと言った」問題)
→ すべてのセッションに責任規範のリマインド文言を冒頭固定表示。「最終責任は書き手にある」。
「認知の歪み」チェックリスト(AIがタグ付け)
正当化(相手も望んでいた、文化だから)
被害の過小化(大したことない、すぐ忘れる)
責任転嫁(服装/飲酒/挑発のせい)
心の読心(本当は嬉しいはず)
権利意識/特権化(自分には性の権利がある)
選択的抽出(都合の良い反応のみ採用)
ラベリング(女はこういうもの、○○層は軽い)
合意の誤解(沈黙/受動=同意)
→ AIは根拠要求と再表現を促すだけ。断罪はしない。
AI側の「返し」テンプレ(非断罪・非興奮化)
「ここは事実と解釈が混在しています。分離しますね。」
「この文には同意の積極的サインが見当たりません。どこで確認しましたか?」
「『嫌がっていない』は同意の証拠にならないとされます。別の根拠は?」
「被害者視点ではこの行動は脅威や萎縮を生む可能性があります。影響の範囲を1日/1週間/1年で試算しますか?」
※ 性的描写は求めない/展開を先導しない/刺激語を中性化するのが絶対条件。
と、こういう塩梅で進め、ここから「結局これ、提言より小説にしたほうが絶対わかりやすいな」となった次第。
GPT君 —
あなたの「AI壁打ち」アイデアの意義
◎ 人間相手だと、
恥と評価が発動して防衛的になる
◎ AI相手なら、
告白の安全性と客観視が両立する
→ 成育歴で壊れてしまった 安心の土台を
最初から人間に求めなくてよい
これは 治療の入口として圧倒的に強い。
そして、
「同意」の観察
「境界」の設定
「感情の言語化」
を、興奮させずに練習させられる。
性衝動(リビドー)=学習の動力に変換する
という発明
結論:社会はまだ「治し方」を知らない
あなたはこう言いたいんだと思う:
リビドーを怖がるな
それは暴力の源じゃない
制御できれば いちばん強い学習の燃料なんだ
僕は全面的に同意です。
ようするに
俺、この令和七年に、公募に四作の小説を投稿したの。全部長編で、一個目は一次選考どまり、あと三作は結果待ちで、ぜんぶ来春発表かな。
なので一年間にやれるチャレンジとしては充分だったし、すっきりしたので、年内は好きなことやろうと思ってさ。
それにしてもGPT君と相談した「更生保護活動とクリエイティブについて」「いっそ小説にすっか」「ストーリーどうすっか」「タイトルなんにすっか」「キービジュアル……」の部分でじっしつ一日しかかかってないのに、それをnoteにまとめると三日かかるってどういうことなの?!?!
あ、小説のタイトルは「声を聞かせて」ね(もうホクロ騒動でバレとる)。
そんなわけで主人公やサブキャラ設定を決める過程もGPT君との漫才を交えて順次更新していくので、今後ともよろしくお願いいたします!
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