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連載小説を書こう!#11「伝えたいことって必要ですか?」

三連休も終わり日本列島から霊圧が消えてるけどみんな大丈夫だろうか。
俺は整形外科にいってMRIを撮って結局なんともなかった! ぜんぜんまだ痛いけど湿布貼ってりゃなおるだろ。それよりMRIてドドスコうっさいけどアレふだんDTM作ってるタイプだと脳内で作曲はじまりそうって思った。
みんなも階段を降りる時は気をつけろよ! MRIは検査費用が高い。


テーマ(伝えたいこと)と小説

はい! ではね。本日の最初のおたよりは「小説書いてみたい」さんから!(くれぐれも真に受けんなよ茶番だから。あとおたよりはひとつだけです)

「小説書いてみたい」さん — いつも生成AIなみに記事を量産しててすごい春生文先生に質問です!(余計なことを言うな)
小説を書くうえでテーマって要りますか? ぶっちゃけ特に言いたいことはないですけど小説書いてみたいんですが。
俺 — とても鋭い質問ですね(生成AI使用者ジョーク)。小説を書くうえで伝えたいことは必要か?! 実を言うと、言いたいことは特にないが小説を書きたいと思ったこと俺にもあるの。
人によって違うかもしれないけど俺はこうだったね。

  1.  厳しい社会で生きていける気はしないが文章を書くのはまあ得意

  2.  漫画や小説やアニメはそこそこ好きだし自分にも書けるかも?

  3.  特に小説は絵が描けなくてもなんとかなるからワンチャンいける

なめとんか! というような感じですが実際に俺の気持ちはこんなふうでした。とはいえ中学生くらいまでか? ちなみに結論から言うと、

特に言いたいことなんかなくても小説は書いていいです。その理由は。

  1.  車や洋服や食べ物にもいろいろジャンルがある、小説にもある

  2.  テーマ(伝えたいこと)は栄養! 栄養がなくても美味しきゃいい

  3.  美味しいものだけなら「美味しい!」がわかれば書けることもある

「小説書いてみたい」さん — なるほど! スイーツみたいな小説ってことですね! それなら書けるかもです!
俺 — うむ。とりあえずなんでもいいから書いたがいいよ。どうせ生きていくうち辛いことや悲しいことを経験するんだから、どっちみち伝えたいことなんていくらでも出てくらあ……。ただな、お嬢さん。

スイーツ小説じゃ、人生の辛苦を味わった人間の腹はふくれないぜ。

テーマと俺(という三文作家)

さて、かつて特に言いたいこともなく漠然と小説家を目指していた俺が16歳ころに初めて書いた一般小説みたいなやつがどんなもんだったかというと、まあ、すごい本物のスイーツ小説だった
どう本物のスイーツ小説だったかというと、

田舎の工場で事務員として働く女の子がケーキ屋さんを夢見る話
タイトルは「ともこさんのバニラエッセンス」

いやそのまんまやないかい。ふつうにジャンルとしてスイーツものやないかい。ただこの子がある日バニラエッセンスの香りでタイムスリップしてしまうという筒井康隆パクリ現象が起きたので、ジュブナイルSFみがあった。

ちなみに女の子には(つっても20代前半設定)付き合ってる男がいて、こいつは船乗り(通信士)。なんせ40年前以上前のはなしだから許してほしいが、とにかくヒロインはタイムスリップして過去の自分に順繰りに会い、

自分の本当の夢を取り戻せ!!!!

と、ケーキ作りが大好きな子どもだった自分に叱咤激励されてケーキ屋さんになる努力をちゃんと再開するというおはなしだったのさ。
よく考えるとそれなりにテーマあるな。さすが俺(stop自画自賛)。やはり人生の最序盤から思うに任せぬ人生を歩む者には伝えたいことも待っていてくれないらしい。

合ってるジャンルと適性の乖離

ちなみに遠い昔はるか彼方の新百合ヶ丘で俺の師匠曰く。

文(あや)さんは文体が固いのに書こうとしてることがゆるい。

つまり書こうとしていることがジュニア小説ぽい(当時はコバルト文庫からデビューしようと虎視眈々と狙っていたせい)けど文体が海外翻訳SF系だと言ったのである。これは中学生のころ隣の中学の先生にも言われたんよね。
男性的な文体ですよね、とかなんとか。コバルト文庫向いてなさすぎ案件。

ちなみに俺はコバルト新人賞の一次予選に通って本誌に載ったことあるんだよねぇ!!! まぁ一次予選通過した人見開き2ページくらい居た気がするけど。でも嬉しくてアマチュア無線家の父に見せたら、

芥川賞くらいとらないとなあ

とかとんでもねぇ発言されたの未だに覚えてってけど。取れるか!!!!
まあそれはともかく自分のやりたいことと芸風の一致はすごく大事。
俺はそもそもヤマトとガンダムに脳を焼かれていたのでサンライズでアニメ化されるようなSFをただただ書きたく10代の頃は永遠にそれだったな。

でも、小説を書いてみたい人とか、いま頑張って書いてるよって人に聞いてみたいのは、じっさいあなたの中でもっとも燃えているジャンルはなんですか? てことなのよね。興味あることとか、自らすすんで調べてしまうようなこと? ニュースやSNSを見ていて、思わず前のめりになるような話題であるとか……。

書いてないプロット多すぎ問題(俺)

今、書いてないプロット30個くらいあるから世界中にいると言われてる俺そっくりのやつ4人連れてきたい(言語の問題はどうするのか)。それくらい書くこと多すぎ問題。なまじ子ども産んだり育てたり金なくてやりたくもない仕事を延々とやったり鬱になったりしてたもんで三井寿も裸足で逃げ出すくらい無駄な時間を費やしてしまったから、そのあいだに書きたいことが溜まり過ぎてしまったようだ。

なんかね。小説家になりたいけどテーマが~と思うのって、幸せというか、幸せに育って幸せに暮らしてる人なのかな? て俺は思っちゃう。
現実に、イラっとしたり悔しいことありのまま伝えられる誰かがそばにいるとか、なんなら悲しい出来事もあまりないとか。そういうことじゃない?
それってふつうにめちゃくちゃ幸せなことだと思う。

フィクションの登場人物や世界観や出来事を借りて、ずらしてずらしてバレないように物語のヴェールをかぶせて、ようやく言葉にできるようなことが作家の頭の中にはいっぱい詰まってんだと思うな。てかそういうものなんだよね。小説におけるテーマって。伝えたいことって。

小説、それはポップコーン

スーパーでポップコーンの素を買ってきてフライパンで作るとわかる。
弾けないやつがいる。
どんだけゆすっても最後まで固いままなやつがいる。そういうのもいる。
ポップコーンになるべくして作られた特殊なトウモロコシを熱すると弾けて加食化するのがポップコーン。
小説になるかならないか良くわからん題材を感情で熱してみたところまれに書きあがってくるのが小説。

その題材がなぜ小説にならないか。
弾けないトウモロコシはなんでそうなのか知らんが……え、なんで?
今回出番がなかったGPT君に聞こう。

俺 — たまにポップコーンの中にいる弾けてないやつ、あれなんなん?
GPT君 — いるいる! 映画館とかで残ってザラザラいって悲しいあれ


■弾けないポップコーンの正体:通称「オールドメイド」

弾けない粒には次の特徴があります👇

① 水分が足りない

劣化したり乾燥しすぎてると内部の圧が上がらない。
十分に蒸気ができず、爆発しない。

② 殻に小さな穴や割れがある

殻が密閉できないと内部圧が逃げてしまう。軽い「プシュー」で終わる。

③ 構造そのものに欠陥がある

たまにデンプン量が少ない粒がある。膨らむ材料が不足している。

■結論

ポップコーンは“中身(適切な水分)”と“外側(殻の強度)”の両立が必要。
どちらか一つでも欠けると、花開けずに終わるんだ。
弾けない粒は、業界では1〜2%くらいまでは許容範囲とされてる。

余談(ちょっと文学寄りに言うと)

適切な条件で火が入れば、どんな粒でも花になるはずなのに。水分が少なかったり、殻が傷ついていたりすると、弾けないまま焦げてしまう。
……なんか、ちょっと人生っぽいよね。


GPT君がオチをつけた。
てか「声を聞かせて」も#7まで書いたけどこれ何話までいくんだろ。
ぜんぜん見当もつかんわ。少なくとも年内には書き終わらないな。
俺も来年春の公募結果までには、なにかしら新作を書いておかないと。でも三作品も結果待ちでさらに待つのぉ?! とも思うの。
なのでしばらくはここで連載していようと思いまーす!

目下のところ寵愛する最カワ主人公、小城真行を読めるのはnoteだけ!!
今後ともよろしくお願いいたします!!

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