番外編|旧OSの旦那と分かり合えないと知ったとき、家族は守れた

うちの旦那は、
子どもの気持ちが分からない人です。

この表現だと、旦那が誤解されてしまうので、
正確に言うと、
分かろうとする回路が判断の主軸にない人。

それがはっきりしました。
旦那が息子に怒鳴って、クドクド説教をして突き放した日。

私は、こうなった理由を
順を追って旦那に説明しました。

・なんで、こうなったのか
・どの言葉が引っかかったのか
・どこでボタンをかけ違えたか
・息子の「こうしたかった」という気持ち
 
感情の流れとしては、
そんなに難しい話じゃなかったと思います。

でも、旦那には、
本当に、まったく、これっぽっちも通じなかった。

聞く耳は持ってくれている。

だけど、

理解する視点そのものが存在しない感じ。

そのとき、初めて、

「この人には、
 そもそも見えていない世界なんだ」

と理解しました。



秩序型の(旧OS型の)判断は、新OSの子どもに通用しない

旦那は、秩序に厳しい人です。

・ルール
・筋が通っているか
・ちゃんとしているか

ここには、ものすごく敏感。
旦那自身も気を使っている部分です。

でも、それは
自分が気になる分野だけ

他は、結構ゆるい。

もっというと、

自分のことはさておき、人には厳しいという
矛盾している部分もある。

私からみたら、「どの口が言っとんねん」
というお人柄。

旦那は、それを子供に向ける。

それは、彼の
子どもに対する強い責任と
自分が”正しく”育てなきゃという思いからです。

でも、

新OS気質の子どもに向けると、
当然、擦り合いません。

旦那の中では「正しさ」でも、
子ども側には
「筋の通らない話」
「納得いかない話」
として届いています。

旦那が言っていることが間違ってるわけではないんです。
「正しさ」の側面もある。
むしろ、社会的には正しいかもしれない。

だけど、全員にとっての「正しい」ではない。

しかも、

子どもの感情を汲んでいない状態で、
わからせようとしてしまう。

そのあたりを、子どもたちは敏感に感じ取っています。


私が感じたのは「絶望」

多分、今後も彼は”秩序”という価値観を手放せない。

それは、彼にとって通常運用であって、
手放す必要もない。


実際、職場では、その秩序で、
周りからの信頼もあり、仕事もできる人です。

だけど、

旦那以外、全員新OSの我が家で
秩序を振りかざすのは、
摩擦が起きてしまう。

「この人には、
 そもそも見えていない世界なんだ」
と理解した時、

腹が立つ、というより、
話が通じないという絶望でした

「この人とは、
 今後もこの視点では分かり合えないんだ」

「夫婦なのに、どう話を擦り合わせればいいんだ。」

と思いました。

この関係の着地点が、
急に分からなくなりました。


私がやめたのは「理解させること」

私は、旦那に対して、
どうしてこうなったか順を追って説明をし、
わかってもらおうとしていました。


これが理解できたら、
子供に余計な説教をすることも
怒鳴ることも、
価値観の押し付けをすることもなくなると思ったから。

子どものことだけじゃない。
手を変え、品を変え、角度を変え、
夫婦でいろんな話をしてきました。


でも、それをやめました。

旧OSの旦那に、
新OSの理解を求めること自体が、無理なことだったから。


旦那は、
納得より秩序を優先する。

「気持ちは分かった。でも、だから何?」
「気持ちより先に、やることがある」
「それは、分かった。でもルールはルール」

“気持ちを理解できない”というより、
気持ちを「原因」や「判断材料」に採用しないんですね。



今ここで秩序を通さないとことは、
わがままな子になる
自分勝手な子になる
人に迷惑をかける
周りの目が気になる
しつけをしないと思われるのが嫌
子どもの将来が心配


旦那は、

「秩序が崩れる=危険」という回路で世界を見ている。

だから納得がどうこう以前に、先に止めに行く。

なので、私がどれだけ丁寧に説明しても、
「感情を守る」より「秩序を通す」方が重要になる。

これは性格じゃない。
判断構造の違い


だから私は、
「分かってもらうこと」を諦めた。


旧OSを受け入れる、というのは「許す」ことじゃない

ここ、誤解されやすいけど、
旦那を受け入れた、と言っても、

納得いかないことはたくさんあるし、
正しいとは思ってない。

でも、諦めた。

「この人は、この構造で生きている」
と理解したから、
彼自身をなんとかしようとはしなくなった。


でも、それだけだったら、
「一緒にいる意味ある?」って一瞬なりました。
もう、好き好き大好きだけで一緒にいるわけじゃないのでね。

でも、旦那の我が家での役割は、ちゃんとありました。

彼は、うちの中で唯一の
『旧OS判断で動く者』

だからこそ、仕事で稼ぐこと、家の段取りみたいな
現実の土台を淡々と回せる。

危険やルールに対して“締める役”
ここでも、迷いなく力を発揮する。

私が新OS突入で揺れやすかった分、
特に私が消耗する領域では、
旧OS判断で動ける旦那がいるからこそ、
家庭が現実的に回っている。

私たちを一番に考えて、
家族を守ってくれている頼れる父ちゃんです。


分かり合えないと分かったから、判断できたこと

無駄に期待しなくなったことで、
子どもと旦那の間の翻訳役や調整役を降りられました。

旦那と子どもとの摩擦に
無駄なエネルギーを使っていた私にとっては、

むしろ
割り切れて、スッキリしました。

だけど、旦那にそのままでいられると、
子どもたちはストレスが溜まります。

そのやりとりを私も見てられない。

だから、
旦那が、うちの癖強(新OS)子ども達を
どこまで受け入れて対応できるようになるのかは、
うちの重要な問題のままだったわけです。

旦那はどこまで子どもにとって
脅威にならない存在まで変われるのか?
うちの家庭の幸せ問題でした。

私は、分かり合えないという現実がわかった。

だから、
旦那に理解を求めない。

だけど、

無理なら、容赦無く、
旦那と子どもに距離をとらせる策を
とるようになりました。

話し合いの解決なんて無理だと悟ったから。

旦那はというと、
それでも、子育て10年。
クセ強の子ども達と関わってきて、
やり方は確実に緩んできています。

旦那が自分で荒ぶる前に離れたり、
落ち着いた後に短く伝えてみたり、
すぐ判断する前に、理由を聞いてみたり。

私の方でも、
旦那の「秩序」を出す場(担当分野)では
旦那に完全に任せたり。

全く新しい価値観になることは
今後もない。
だけど、
対応で工夫するようになりました。

その調整で人生を回す。
それでいいんだ。

職場や旦那の担当分野では、
その”秩序”を遺憾なく発揮してほしい。


旧OSには、旧OSの役割がある。

変えるべきだったのは、旦那そのものじゃなくて、
どこを任せて、どこを任せないかという配置だった。

分かり合えないことが前提だとわかった時、
初めて、家族は現実的に守れる形になった。


新OSの基準で生きている子どもたちが増えてきた今、
旧OS運用のままでは、
家庭や学校で噛み合わなくなる場面が増えていますよね。

生まれながらに新OSで生きている
今の子ども達の中で、

旧OS運用の大人達が、
怒ったり、迷ったり、悩んだりしてる。

私も過渡期の時、イライラを爆発させながら
揺れて悩んだ一人でした。

まだ、悩みはあります。

でも、

子ども達はそのままでいい。

要は、
大人達がこれから
お互いを尊重しながらどう関わっていくか
を試されてる。

だけど、

「皆、古い基準で生きるのをやめよう!」って話じゃない。
スピでいう、
目覚めよう!次元上昇しよう!ではない。

今の世の中を現実的に回してきたのは、
間違いなく、旧OSで動いてきた人たちです。

今の社会にはまだまだ必要な役割です。

今、世の中で何が起こっているのか
じゃあ、どうしていけばいいのか
これは、また追い追い
記事にしていくとします。


こうやって、人との違いが理解できれば、
自分の輪郭がくっきり見えてくると思います。
そんなシリーズで書いた記事はこちら

👉番外編|「ズレて見えるのに平気な人」が成立する理由


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