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障害年金を医師に否定された時、どう受け止めればいいのか

精神疾患で障害年金を受給したいと考えた時、絶対に主治医に相談することになります。

しかし、医者というのも千差万別で、必ずしもあなたにとって望ましい返事が返ってくるとは限りません。場合によっては逆、障害年金の可能性を否定されることもあるでしょう。
実際、主治医に否定されたことで障害年金申請をあきらめた人は多いのではないでしょうか?

まず、非常に重要な事実から申し上げます。

障害年金の最終判断をするのは医師ではありません

確かに、障害年金の審査には主治医の協力が不可欠です。なぜなら審査書類には診断書が入っているからですね。主治医が診断書にどういう内容を書くかによって、障害年金を受給できるかどうかがある程度は決まります。

しかし、今の主治医が否定したからといって、あなたが障害年金を受給できないとは限らないのです。

今回は私の体験を少し織り交ぜつつ、
障害年金を主治医に否定されてしまった人の打開策
をまとめていきたいと思います。


主治医が否定した理由について

まず、主治医が障害年金について否定した理由について話していきましょう。推測になりますが、おそらく下記のいずれかに該当するはずです。

①スタンスの問題

医師は千差万別とさっき書きましたが、治療方針や患者との関わり方だけでなく、障害年金に対する姿勢も大きく違ってきます。

受給に該当するレベルの症状と判断した患者には自分から障害年金の話を持ち掛ける医師もいますが、中にはその判断のハードルが高い医師もいます。

簡単に言えば、前者に当たればラッキー、後者はアンラッキーですね。

なので、障害年金に関するハードルの高い医師に相談しても、診断書の作成に協力的でない場合が多々あります。そういう医師にあたってしまうと、早々に障害年金というルートが閉ざされてしまいます。

また、前者の自分から持ち掛けるタイプの医師にも各々の判断基準があります。その場合、毎回の診断時の私たちの話の内容によっては受給できるような症状じゃないと早々に否定されてしまうことになります。
その理由ですが…

②比較的元気だと判断されてしまっている

自分から持ち掛けてくれる医師に当たっていても、私たちが診察時に空元気を出していては意味がありません。

例えば、あなたはこんなことを喋ってないですか?

医師「食事はとれていますか?」
あなた「なんとかとれています」
医師「日々の活動は?」
あなた「どうにかやれてます」

雑な表現ですみませんが、こんな感じです。
実際は食事ができない状態が長いし、活動も滅多にできていないのに、医師の前だとどうにかなっていると答えてしまうとマイナスになります。

私たちのような精神疾患持ちは、空元気を出すのが癖になっています。
どうにもならない状況でも、どうにかなっていると答えてしまいがちです。
私もそうだったんですが、どうにか生きているからと、症状を甘めに報告してしまうんですよね。

しかし、障害年金について相談する場合はこれはタブーです。

こういう空元気で受け答えをしてしまうと、当たりの医師も障害年金の話を持ち掛けてこなくなります。さらに言えば、障害年金の相談をしても却下されてしまうでしょう。

私の場合もそうでした。
私の以前の主治医は障害年金に該当する患者には自分から話を持ち掛けるタイプの人だったようなんですが、私は先述のような空元気をやってしまっていたのです。

そのせいか、障害年金の診断書をお願いした時は鼻で笑われ、社労士に用意してもらった書類も突き返されました。
正当な理由がない限り、診断書作成を拒否できないはずなのですが…。

他の記事では反骨心まる出しなことを書いていましたが、実際に診断書発行を拒否された時は目の前が真っ暗になりました

自分が詐病をしているんじゃないかという疑念まで浮かんだことも、未だに鮮明に記憶しています。

ここまで読んでくださってる人の中にも、医師に障害年金の可能性を否定された人が少なからずいるんじゃないでしょうか。本当に堪えますよね…。


あなたの症状は軽くないし、詐病なんかじゃ絶対ない


医師に障害年金関連の話を否定されたからといって、あなたの症状は決して軽いわけではありません。

主治医が障害年金自体に否定的だった可能性もありますし、あなたと主治医の相性が良くなかった可能性もあります。

正直言って、精神科医の当たりハズレは非常に大きいです。

自分の話ばかりじゃなく、こちらの話を聞いてくれるか
言葉が乱暴だったり、威圧的だったりしないか
寄り添う姿勢を見せてくれるか

などなど、同じ精神科医でも本当にいろんな人がいるのです。

私は転院回数が多く、いろんな医師の診察を受けてきましたが、話すだけで嫌な気持ちになる医師も何人もいました。
事務的過ぎて冷たく思える医師、薬の数を異常に気にして尋問してくる医師、こちらの話を聞かずにやたらと強い薬だけ出してくる医師などです。

本当にハズレの医師ってヤバいです。
ただでさえ大変な診察に、心労まで重なってくるんですよね。

隙があったので自分語りをしてしまいました、すみません。

要するに、
あなたの障害年金の相談を却下した医師はそういう人だった。
という可能性は意外に高い
のです。

しかし、医師に否定されたからとあきらめてしまう人は意外と多いんじゃないかと思います。

精神疾患って人に打ち明けるハードルが非常に高いので、自然と相談できる相手が少なくなるんですよね。

仮に親しい友人や家族に相談できたところで、彼らは門外漢である自分の意見より主治医の判断を優先するでしょう。こうなってしまうと、本人がどんなにつらくて生活に困っていても、生活保護申請は詰みになってしまうわけですね。

ただ、医師に却下されたからといって、あきらめる必要はありません。

障害年金をあきらめなくていい理由

医師に却下されても、障害年金をあきらめる必要は1ミリもありません。

なぜなら、障害年金は『医師の意見』ではなく、年金機構や共済組合が書類全体で審査して判断する制度だからです。

医師の診断書は重要な判断材料の1つですが、決め手ではありません
医師に障害年金の是非を決定する権限は、最初からないのです。

医師に否定されても、詰みではありません。

実際、私は医師に鼻で笑われてからも申請を進め、無事に障害年金を受給できています。


医師に否定された時にやってはいけないこと


医師には障害年金の決定権はありません。
しかし医師の診断書がないと申請に辿り着けないのも現実です。

なので、どうしても診断書が必要になってしまうのですが、医師の拒否に対してやってはいけないことがあります。

その場で食い下がる

医師が硬く拒否した場合、その場は大人しく引き下がりましょう。

ここで感情的になるなどして食い下がると、逆に主治医との関係悪化を招いてしまいます。その後、同じ医師のお世話にならないにしても、不利になる要素しかありません。

医師が拒否してきた場合は、感情的にならないようにしましょう。


自分を責めて申請自体をあきらめる

医師に否定された時、私たちはこう考えてしまいがちです。

自分は障害年金を受給できるほどの症状じゃない。
なのに医師に相談するなんて厚かましかったかも。
もうあきらめるしかないのかな…。

といった感じです。
実際、私も拒否された時は本当に落ち込みましたし、障害を抱えたまま擦り切れるまで無理してお金を稼ぐしかないのか…、とまで思い詰めました。

しかし、主治医はあなたの人生の責任を取ってはくれません。
主治医の判断で障害年金を申請できずに苦しんだとしても、主治医には何のペナルティもありません。

だから、ここであきらめるのは良い判断とは言えません。

ちなみに私の場合ですが、先に社労士に相談していたのが幸いしました。
障害年金の窓口が主治医だけじゃなかったんですよね。
先走った行動ではありましたが、結果オーライでした。

たぶん、社労士の前に主治医に相談していたらその場で障害年金を断念していたでしょう。

そして今も、心を壊しながら生きるためだけのお金を稼いでいたと思います。いえ、すでに壊れていたかもしれません。

それだけ、障害年金というのは人生を左右しかねない要素です。

主治医に言われたからって、簡単にあきらめる必要はどこにもないのです。

さらに言えば、自分を責める必要はありません。
申請するのは自由だからです。

その場で食い下がることはせず、だからといってあきらめない柔軟さが必要になるということですね。

頭を下げつつ、内心では舌を出す程度の気持ちでいるのが一番です。

視点を変える:主治医は『味方』とは限らない

主治医に障害年金を否定された場合、視点を変えることをオススメします。

人間というのは追い詰められると視野が狭まるものです。
まして私たちのような精神疾患持ちは、普段から追い詰められ気味ですし、すぐに視野を狭くして極端な方向に考えてしまいがちです。

主治医というのは精神疾患の治療をともに行ってくれるパートナーです。
しかし、障害年金という制度においてはパートナーとは限りません。
味方になってくれるわけでもないのです。

障害年金はあくまで年金制度であり、主治医の領分ではありません。
年金の審査をする人と、主治医とではそもそもの役割が違うのです。

医師は社会保障を通すための専門家じゃないですし、人によっては患者の生活設計を優先してくれない場合もあります。

なので、主治医が首尾よく味方をしてくれない場合は、思い切って視点を変えてしまいましょう。

そうするだけで、次の選択肢について考えられるようになります。


過度に悲観せず、冷静に次を考えよう


医師に障害年金申請を否定されたとしても、あなたが障害年金を受給するレベルの症状に該当しないわけではありません。

ましてや、
軽い症状なのに障害年金に助けを求めようとした
→自分は弱いんだ

なんて考える必要は少しもないのです。

ただ、今の主治医とは
障害年金という目的において噛み合わなかった
それだけのことです。

普通の対人関係で、食や音楽の好みが合わない時なんていくらでもあります。その程度のすれ違いだったと考えるのが精神衛生の面でも最適です。

人には相性があり、それは主治医との関係も同様です。
その事実を認めて、次を考える段階にシフトしましょう。

精神疾患を抱えながら生きていくというのは、とてもつらいことです。
そして障害年金を申請するというのは、生き延びるための選択です。

あなたは生き延びるための選択をしていいのです。
それを否定する権限は主治医だけじゃなく、誰にもないのですから。



私は主治医に障害年金申請を鼻で笑われました。
診断書には33000円かかるし、絶対に無駄だと断言までされました。
ですが、その後に別の視点で行動して障害年金が認定されています。

実際に私が取った行動、どこで何を判断したか

この点は他の記事でまとめています。

障害年金申請に思い当たってから、実際にどう行動したかのすべてを記した記事になります。
同じ状況で悩んでいる人の参考になれば幸いです。


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