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【海外競馬】🇬🇧🇮🇪世代限定重賞を考察する

日本の世代限定重賞は今や50近くあり、GIだけであればともかく、GII/IIIを空で言い切るのは至難の業になっています。しかし我々競馬ファンは、古くはラジオたんぱ杯や弥生賞といった皐月賞前に施行される2000m重賞、早熟性と軽い馬場への適合性とが求められる現代にあっては東スポ杯/共同通信杯などの府中千八、に特に注目して次の名馬を探しており、一口に世代重賞といってもその重要度にはばらつきがあるように思います。
となれば、競馬の祖国🇬🇧🇮🇪における東スポ杯は何なのか、気になってしまうのが人の性。ということで、いわゆるPOG期間にあたる2歳デビューから春クラシック終了(最遅: 🇮🇪オークス)までの世代重賞について直近の勝ち馬を調べてみましたので、以下のフォーマットで備忘まで記録します。

レース名(GIの場合は★)
①格付 競馬場(🇮🇪の場合は明記) 距離(特記ない限り芝。1F=200mで丸め) 条件(C: 牡、F: 牝、G: 騙)
②直近5シーズン(20デビュー/21ダービー-24/25)の勝ち馬でその後別のGIを勝った馬(2025年終了時点)
③特記事項

結論としては、GIが重要なのは当然として、2歳夏までの重賞で活躍するような仕上がりの早い馬は、その制したレースの距離帯にかかわらず広く活躍する印象です。特に、牡馬ではスーパーレイティヴS、牝馬ではスイートソレラSやフレームオブタラSが要注目だと思われます。
3歳GI番組には、牡馬中距離(ダービー)、牡馬マイル(2000ギニー→セントジェームズパレスS)、牝馬中距離(オークス)、牝馬マイル(1000ギニー→コロネーションS)、短距離(コモンウェルスC)といった5つの大目標が設定されています。
このうち牡馬中距離では、バリーサックスS、ダービートライアルS、ダンテSが有力なダービーのステップレースです。🇬🇧ダービーに間に合わなかった有力馬はロイヤルアスコット開催のKEVIISから🇮🇪ダービーに向かいます。牡馬マイルは、まず2000ギニーの最も有力なステップレースとしてクレイヴンSが挙げられます。いざ🇬🇧2000ギニーが始まってしまうと、その後新勢力が台頭してくるのは稀です。
牝馬中距離ではミュジドラSがSnowfallやWhirlを輩出しており要注目。牝馬マイルや短距離路線は基本的に2歳GIの延長であり、こちらも新勢力が割って入るのは至難のようです。

なお世代重賞リスト及びそれらの施行条件等は、BHA/HRIが発表している2026年のパターンレースリストを参照し、その結果は世界の競馬、JRA-VAN、Sky Sports等を参照しています。抜け漏れ等想定される旨ご了承ください。また、例えば26年時点ではGIであっても、20/21-24/25期間中にGIでなかったレースがあり得る点にご留意ください。

参照先
https://www.hri-ras.ie/getmedia/9101de16-0d77-430d-a30d-9b5458c93c35/2026-FlatPattBook.pdf
https://media.britishhorseracing.com/bha/Publications/Pattern_Listed_Books/British_Flat_Pattern_Listed_2026.pdf
https://racedb.com/
https://world.jra-van.jp/
https://www.skysports.com/racing
https://www.irishracing.com/


2歳

5月

Juvenile Fillies Sprint Stakes
①GIII 🇮🇪Naas 1000 F
②20: Mother Earth(21🇬🇧1000ギニー、ロートシルト賞)、22: Meditate(22BCJFT)、23: Porta Fortuna(GI4勝)
③世代最初の重賞で1000mの超短距離戦ながらマイル帯での活躍馬多数

Marble Hill Stakes
①GIII 🇮🇪Curragh 1200 CFG
②22: Blackbeard(22モルニ賞、ミドルパークS)、24: Alizona Blaze(25フライングファイブS)

6月

Coventry
①GII Ascot 1200 CFG
②22: Bradsell(GI3勝)

25年コヴェントリーS1着: Gstaad

Queen Mary
①GII Ascot 1000 F
②20: Campanelle(20モルニ賞、21コモンウェルスC)

Norfolk
①GII Ascot 1000 CFG
②21: Perfect Power(GI3勝)

25年ノーフォークS1着: Charles Darwin

Albany
①GIII Ascot 1200 F
②22: Meditate、23: Porta Fortuna
③ネースジュヴェナイルフィリーズスプリントSからの連勝が目立つ。

Balanchine Stakes
①GII 🇮🇪Curragh 1200 F
②なし

Anglesey Stakes
①GIII 🇮🇪Curragh 1200 CFG
②20: A Case of You(21アベイユドロンシャン賞、22アルクォーツスプリント)、22: Little Big Bear(22フェニックスS)、24: Babouche(24フェニックスS)
③23年勝ち馬はKuroshio産駒のカイリュー(Kairyu)。

7月

Kingdom Of Bahrain July
①GII Newmarket 1200 CG
②24: Whislejacket(24モルニ賞)

Bet365 Duchess Of Cambridge
①GII Newmarket 1200 F
②22: Mawj(23🇬🇧1000ギニー、QEIICCS)

Superlative
①GII Newmarket 1400 CFG
②20: Master of the Seas(GI3勝)、21: Native Trail(GI3勝)、23: City of Troy(GI4勝)
③世代初の7F戦で、シティオブトロイといった中距離戦線での活躍もあり。

Railway Stakes
①GII 🇮🇪Curragh 1200 CFG
②20: Laws of Indices(21ジャンプラ賞)、23: Bucanero Fuerte(23フェニックスS)、24: Henri Matisse(24BCJT、25🇫🇷2000ギニー)

Silver Flash Stakes
①GIII 🇮🇪Leopardstown 1400 F
②20: Shale(20モイグレアスタッドS)、23: Ylang Ylang(23フィリーズマイル)

Tyros Stakes
①GIII 🇮🇪Leopardstown 1400 CFG
②22: Proud And Regal(22クリテリウムアンテルナシオナル)、24: Hotazhell(24フューチュリティTS)

Sodexo Live! Princess Margaret
①GIII Ascot 1200 F
②22: Lezoo(22チェヴァリーパークS)

25年プリンセスマーガレットS1着: Fitzella

Vintage
①GII Goodwood 1400 CFG
②21: Angel Bleu(21ジャンリュックラガルデール賞、クリテリウムアンテルナシオナル)
③24年覇者はAomori City。

HKJC World Pool Molecomb
①GIII Goodwood 1000 CFG
②23: Big Evs(23BCJTS)、24: Big Mojo(25スプリントC)

Richmond
①GII Goodwood 1200 CG
②20: Supremacy(20ミドルパークS)、23: Vandeek(23モルニ賞、ミドルパークS)

8月

Sweet Solera
①GIII Newmarket 1400 F
②23: Fallen Angel(GI5勝)、Lake Victoria(GI4勝)
直近2シーズンでGI複数勝ちを輩出するトレンドレース

★Phoenix Stakes
①GI 🇮🇪Curragh 1200 CF
②なし
世代初のGIだが、直近5シーズンではその後GI勝ちの勲章を重ねた馬はなし。アングルシーSやレイルウェイSからの臨戦が主流。

Tattersalls Acomb
①GIII York 1400 CFG
②20: Gear Up(20クリテリウムドサンクルー)、21: Royal Patronage(25カンタベリーS)、22: Chaldean(22デューハーストS、23🇬🇧2000ギニー)

Sky Bet Lowther
①GII York 1200 F
②なし

Al Basti Equiworld Dubai Gimcrack
①GII York 1200 CG
②20: Minzaal(22スプリントC)

Futurity Stakes
①GII 🇮🇪Curragh 1400 CFG
②20: Mac Swiney(20フューチュリティTS、21🇮🇪2000ギニー)、23: Henry Longfellow(23ヴィンセントオブライエンナショナルS)、24: Henri Matisse

Debutante Stakes
①GII 🇮🇪Curragh 1400 F
②20: Pretty Gorgeous(20フィリーズマイル)、22: Meditate
③シルヴァーフラッシュSからの臨戦が目立つ

Betmgm Solario
①GIII Sandown Park 1400 CFG
②24: Field of Gold(25🇮🇪2000ギニー、セントジェームズパレスS)

Flame Of Tara Stakes
①GIII 🇮🇪Curragh 1600 F
②21: Magical Lagoon(22🇮🇪オークス)、22: Aspen Grove(23ベルモントオークス)、23: Opera Singer(23マルセルブサック賞、24ナッソーS)
③世代初のマイル戦ということもあり、中距離での活躍が期待できる牝馬もここを最初の目標としている印象。

Round Tower Stakes
①GIII 🇮🇪Curragh 1200 CFG
②なし

Virgin Bet Prestige
①GIII Goodwood 1400 F
②なし

9月

Irish Thoroughbred Marketing Dick Poole
①GIII Salisbury 1200 F
②なし

Unibet Sirenia
①GIII Kempton Park AW1200 CFG
②22: Mischief Magic(22BCJTS)、23: Starlust(24BCTS)
③春クラシックまでの世代重賞で唯一のAW。米国の芝に適性があるのかBCで穴をあけている印象。

Bet365 May Hill
①GII Doncaster 1600 F
②21: Inspiral(GI6勝)、24: Desert Flower(24フィリーズマイル、25🇬🇧1000ギニー)
③牝馬マイル戦線の登竜門の一つ。

Carlsberg Danish Pilsner Flying Childers
①GII Doncaster 1000 CFG
②23: Big Evs

Betfred Champagne
①GII Doncaster 1400 CG
②21: Bayside Boy(22QEIIS)、22: Chaldean、24: Bay City Roller(25: バイエルン大賞)

★Golden Fleece Stakes
①GI 🇮🇪Leopardstown 1800 CF
②22: Auguste Rodin(GI6勝)、23: Diego Velazquez(25ジャックルマロワ賞)
③26年から1F延長でGI昇格(25年まではマイルGII)。もう少し昇格が早ければオーギュストロダンはGI7勝でディープ産駒トップタイだったのかもしれない。

★Vincent O'Brien National Stakes
①GI 🇮🇪Curragh 1400 CF
②21: Native Trail、22: Al Riffa(24ベルリン大賞、25🇮🇪セントレジャー)

★Moyglare Stud Stakes
①GI 🇮🇪Curragh 1400 F
②22: Tahiyra(他GI3勝)、23: Fallen Angel、24: Lake Victoria
③世代初の牝限GIで、ここ3シーズン連続で🇮🇪1000ギニー覇者を輩出

Dubai Duty Free Mill Reef
①GII Newbury 1200 CFG
②24: Powerful Glory(24🇬🇧チャンピオンズSS)

Ladbrokes 'Get Rewarded With Ladbucks' Firth Of Clyde
①GIII Ayr 1200 F
②なし

Tattersalls Somerville Tattersall
①GIII Newmarket 1400 CG
②21: Modern Games(GI5勝)

Boyle Sports Rockfel
①GII Newmarket 1400 F
②22: Commissioning(22フィリーズマイル)

★Cheveley Park
①GI Newmarket 1200 F
②20: Alcohol Free(他GI3勝)、21: Tenebrism(22ジャンプラ賞)、23: Porta Fortuna、24: Lake Victoria
③ミドルパークSと並ぶ英国最初の世代限定GIでこちらは牝馬限定。直近5シーズンで4頭が別のGIを(うちテネブリズムを除く3頭は複数回)勝利

★Tattersalls Middle Park
①GI Newmarket 1200 C
②21: Perfect Power、24: Shadow of Light(24デューハーストS)
③フランスの8月下旬のGIモルニ賞(1200m)からの連勝が目立つ。チェヴァリーパークSと異なりその後の活躍は限定的。

Tattersalls Online Royal Lodge
①GII Newmarket 1600 CG
②21: Royal Patronage

Beresford Stakes
①GII 🇮🇪Curragh 1600 CFG
②21: Luxembourg(GI4勝)、24: Hotazhell

Weld Park Stakes
①GIII 🇮🇪Curragh 1400 F
②なし

10月

★Bet365 Fillies' Mile
①GI Newmarket 1600 F
②21: Inspiral、24: Desert Flower
③ゴールデンフリースSの距離延長前までは初のマイル以上のGI。2歳牝馬の大目標の一つで、シルヴァーフラッシュS→デビュータントS→モイグレアスタッドSとアイルランドの牝限7F重賞ルートか、メイヒルSやロックフェルSといった英国の重賞から転戦するルートが主流。

Godolphin Lifetime Care Oh So Sharp
①GIII Newmarket 1400 F
②20: Saffron Beach(21サンチャリオットS、22ロートシルト賞)

Newmarket Academy Godolphin Beacon Project Cornwallis
①GIII Newmarket 1000 CFG
②20: Winter Power(21ナンソープS)

★Darley Dewhurst
①GI Newmarket 1400 CF
②20: St Mark's Basilica(他GI4勝)、21: Native Trail、22: Chaldean、23: City of Troy
③臨戦過程はまちまち。20年~22年覇者は連続で英愛仏のいずれかの2000ギニーを制しておりマイラーとして出世する馬が多いが、セントマークスバシリカやシティオブトロイのように中距離でも活躍する名馬も。

Night Of Thunder Zetland
①GIII Newmarket 2000 CFG
②なし
③ゴールデンフリースSの距離延長前はマイルより長い距離としては初の重賞であり、唯一の10F重賞。しかし、残念ながらその後結果を残している勝ち馬は多くない。

Emirates Autumn
①GIII Newmarket 1600 CFG
②21: Coroebus(22🇬🇧2000ギニー、セントジェームズパレスS)、23: Ancient Wisdom(23フューチュリティTS)、24: Delacroix(25エクリプスS、🇮🇪チャンピオンS)
③デューハーストSと同日に行われるため、超有力馬はそちらに流れる印象だが、それでもドラクロワ号を筆頭にGI馬を輩出。

Eyrefield Stakes
①GIII 🇮🇪Leopardstown 1800 CFG
②21: Duke De Sessa(24コーフィールドC)
③ゼットランドS同様数少ない中距離帯の2歳重賞だが、こちらも欧州クラシックで活躍している馬は近年見られない。5歳で豪州の2400GIを制したのみ。スピードの絶対値がある馬は短距離にまわり、むしろ仕上がりの遅い馬が中距離に流れているということか。

Killavullan Stakes
①GIII 🇮🇪Leopardstown 1400 CFG
②20: Poetic Flare(21🇬🇧2000ギニー、セントジェームズパレスS)

Silken Glider Stakes
①GIII 🇮🇪Curragh 1600 F
②23: Content(24ヨークシャーオークス)、24: Whirl(25プリティーポリーS、ナッソーS)
③22年にGIII昇格。昇格初年度はオブライエン子、それ以降3年はオブライエン師の調教馬が勝利。

★William Hill Futurity Trophy
①GI Doncaster 1600 CF
②20: Mac Swiney、21: Luxembourg、22: Auguste Rodin
③英国平地シーズン最後のGIだが、アイルランドの7-8F重賞からの臨戦が有力。デューハーストSの勝ち馬と異なり、マイルで順当に活躍するというよりは、中距離までの延長が多い印象。

Betvictor Horris Hill
①GIII Newbury 1400 CG
②20: Light Infantry(24ノーザリーS、25オーストラリアンC)
③20年勝ち馬ライトインファントリーは豪州移籍時にライトインファントリーマンに改名。現役を続けていて26年にもオーストラリアンCを連覇。

3歳

4月

Leopardstown 2000 Guineas Trial Stakes
①GIII 🇮🇪Leopardstown 1400 CG
②21: Poetic Flare、25: Henri Matisse
③23年にGIII再昇格。リステッド時代もポエティックフレアを輩出。名前に反して🇮🇪2000ギニーに直結する印象は薄く、最後に両レースを制したのは99年のSaffron Walden。

Leopardstown 1000 Guineas Trial Stakes
①GIII 🇮🇪Leopardstown 1400 F
②22: Homeless Songs(22🇮🇪1000ギニー)
③プライオリーベルSとも。レパーズタウン2000ギニートライアルSより一足早く20年にGIII再昇格。こちらは22年に🇮🇪1000ギニー勝ち馬を輩出。

Ballysax Stakes
①GIII 🇮🇪Leopardstown 2000 CFG
②21: Bolshoi Ballet(21ベルモントダービー招待S、23ソードダンサーS)、23: White Birch(24タタソールズGC)、25: Delacroix
③クラシックそのものというよりは、古馬中距離GIでの活躍が期待されるようなイメージ。

Lanwades Stud Nell Gwyn
①GIII Newmarket 1400 F
②22: Cachet(22🇬🇧1000ギニー)

Bet365 Craven
①GIII Newmarket 1600 CG
②21: Master of the Seas、22: Native Trail、25: Field of Gold
③牡馬マイルの活躍馬を多数輩出。

Watership Down Stud Too Darn Hot Greenham
①GIII Newbury 1400 CG
②22: Perfect Power

Dubai Duty Free Fred Darling
①GIII Newbury 1400 F
②21: Alcohol Free

Bet365 Classic Trial
①GIII Sandown Park 2000 CFG
②21: Alenquer(22タタソールズGC)、22: Westover(22🇮🇪ダービー、23サンクルー大賞典)
③23年は馬場整備不良のため開催されず。

Salsabil Stakes
①GIII 🇮🇪Navan 2000 F
②24: Ezeliya(24🇬🇧オークス)
③24年にGIII昇格。

5月

Eventmasters.co.uk Pavilion Stakes
①GIII Ascot 1200 CFG
②25: Big Mojo

★Betfred 2000 Guineas
①GI Newmarket 1600 CF
②21: Poetic Flare、22: Coroebus、24: Notable Speech(他GI3勝)
英国三冠路線の第一戦目ながら、直近5年の勝ち馬で、🇬🇧ダービーに出走した馬はなし。基本的にはそのままマイルで活躍するイメージ。英国内の2歳重賞(7-8F)や、デューハーストSからの臨戦が目立つ。

★Betfred 1000 Guineas
①GI Newmarket 1600 F
②21: Mother Earth、23: Mawj
③フィリーズマイルやBCJFTといった2歳牝馬マイルGIといった王道路線を歩んでいた馬が中心。昨年覇者のデザートフラワーは🇬🇧オークスに転戦したが3着。

Athasi Stakes
①GIII 🇮🇪Curragh 1600 F
②21: No Speak Alexander(21メイトロンS)

Boodles Chester Vase
①GIII Chester 2500 CG
②25: Lambourn(25🇬🇧ダービー、🇮🇪ダービー)
③昨年のランボーンがその後英愛ダービーを制した例が記憶に新しいが、22年覇者チェンジングオブザガードも現役続行中で26年にシドニーCを制覇。小回りのトリッキーなコースながら、世代初(かつダービー/オークス以前では唯一)の12F以上重賞に相応しく、長い距離への適性が見られるか。

Derby Trial Stakes
①GIII 🇮🇪Leopardstown 2000 CFG
②21: Bolshoi Ballet、24: Los Angeles(24🇮🇪ダービー、25タタソールズGC)、25: Delacroix
③レパーズタウン2000ギニートライアルSと異なりこちらはダービーでの実績有り。

Tattersalls Musidora
①GIII York 2100 F
②21: Snowfall(欧州オークス三冠)、22: Emily Upjohn(22🇬🇧チャンピオンズFMS、23コロネーションC)、23: Soul Sister(23🇬🇧オークス)、25: Whirl
③ヨークの平坦なコースながら、その後🇬🇧オークスやコロネーションCといったエプソムの大レースに直結。牝馬中距離路線の出世レース。

Al Basti Equiworld Dubai Dante
①GII York 2100 CFG
②21: Hurricane Lane(GI3勝)、22: Desert Crown(22🇬🇧ダービー)、24: Economics(24🇮🇪チャンピオンS)
ミュジドラSの翌日に同距離で施行される牡馬向けのレースで、こちらも中距離馬の出世レースとなっており、この時期の世代重賞としてダービートライアルと双璧をなしている。日本で言えばこちら(英国内)が青葉賞(=府中開催)、あちら(アイルランド)が京都新聞杯のようなものか。青葉賞との大きな違いは、優先出走権がなく、コンスタントにダービー馬を輩出している点。

Lacken Stakes
①GIII 🇮🇪Naas 1000 CFG
②21: A Case of You

★Irish 2000 Guineas
①GI 🇮🇪Curragh 1600 CF
②23: Paddington(他GI3勝)、24: Rosallion(24セントジェームズパレスS)、25: Field of Gold
3年連続で勝ち馬がセントジェームズパレスSを連勝。多くは🇬🇧2000ギニーからの転戦だが、🇬🇧2000ギニーからの連勝は17年のChurchillが最後でロザリオンもフィールドオブゴールドも🇬🇧2000ギニーは2着。

Sandy Lane
①GII Haydock Park 1200 CFG
②24: Inisherin(24コモンウェルスC)

Gallinule Stakes
①GIII 🇮🇪Curragh 2000 CFG
②なし

★Irish 1000 Guineas
①GI 🇮🇪Curragh 1600 F
②23: Tahiyra、24: Fallen Angel
③モイグレアスタッドS→🇬🇧1000ギニーといった表街道からの転戦組と、レパーズタウン1000ギニートライアルSから台頭してきた新勢力といずれにもチャンスのあるレースだが、その後大成しているのは前者といった印象。

6月

★Betfred Oaks
①GI Epsom Downs 2400 F
②21: Snowfall、22: Tuesday(22BCFMT)、25: Minnie Hauk(🇬🇧オークス含む欧州オークス三冠)
③上述のとおりミュジドラS組が一定の存在感。他方1000ギニーからの転戦やサルサビルS、チェシャーオークス(L)といった裏街道も奮戦しており、1番人気が中々勝てないレースといった印象。

★Betfred Derby
①GI Epsom Downs 2400 CF
②21: Adayar(21KGVIQES)、23: Auguste Rodin、24: City of Troy、25: Lambourn
③The ダービーの名に恥じず、勝ち馬はその後もしっかり活躍する傾向。臨戦過程はまちまちで、Auguste RodinとCity of Troyは比較的早い段階から王道ルートに乗っていた一方で、他の3頭は春から台頭してきた印象。

★St Jame's Palace
①GI Ascot 1600 C
②23: Paddington
③ロイヤルアスコット初日の目玉レースで過去5年の覇者はいずれも英愛2000ギニーのいずれかを制しており、レベルの高い一戦。しかし、パディントン以外はその後GI勝利から遠ざかってしまっている。マイラーにとってのダービーであるがゆえにここで燃え尽きてしまうのか。

25年セントジェームズパレスS1着: Field of Gold

Queen's Vase
①GII Ascot 2800 CFG
②22: Eldar Eldarov(22🇬🇧セントレジャー、23🇮🇪セントレジャー)
③世代初のE区分(超長距離)重賞で、やはり長い距離で活躍する馬が多い印象。

★Coronation
①GI Ascot 1600 F
②21: Alcohol Free、22: Inspiral、23: Tahiyra、24: Porta Fortuna
③セントジェームズパレスSの牝馬版。牡馬と異なり勝ち馬はその後もGI戦線で活躍する傾向。やはり1000ギニー組が主力であり、特に2歳GI(モイグレアスタッドS/チェヴァリーパークS/フィリーズマイル)から活躍している馬がしっかり勝ち切っているのが印象的。欧州の強い牝馬は早くから活躍し、しかも息が長いということか。

Ribblesdale
①GII Ascot 2400 F
②21: Loving Dream(21ロワイヤリュー賞)、22: Magical Lagoon(22🇮🇪オークス)、23: Warm Heart(GI3勝)
③オークス以外で世代初の牝限2400重賞。🇬🇧オークスに間に合わなかった残念オークスといった印象で、その後も中距離以上で活躍する牝馬多数。

Hampton Court
①GIII Ascot 2000 CFG
②なし

★Commonwealth Cup
①GI Ascot 1200 CF
②23: Shaquille(23ジュライC)
③短距離路線のダービー。臨戦過程は、モルニ賞など2歳6FGIで活躍した馬のほか、2000ギニーから脱落してきた馬など多種多様。

King Edward VII
①GII Ascot 2400 CG
②21: Alenquer、23: King of Steel(23🇬🇧チャンピオンS)、24: Calandagan(GI4勝)
③リブルスデールSの牡馬版。残念ダービー。26年のドバイSCも制したカランダガンのイメージがとにかく強いが、22年チェンジングオブザガード(既述のとおり26シドニーC制覇)もGI勝利しているほか25年アミロクも25🇮🇪セントレジャー2着と活躍馬多数。晩成型の出世レース

Jersey
①GIII Ascot 1400 CFG
②21: Creative Force(21🇬🇧チャンピオンズSS)

Blue Wind Stakes
①GIII 🇮🇪Naas 2000 F
②25: Barnavara(25オペラ賞)

★Irish Derby
①GI 🇮🇪Curragh 2400 CF
②21: Hurricane Lane、22: Westover、23: Auguste Rodin、24: Los Angeles
③直近5年は🇬🇧ダービー上位組が勝利。前々走としては🇬🇧ダービーの一般的なステップレースが占めている。

7月

Bahrain Trophy
①GIII Newmarket 2600 CFG
②21: Yibir(21BCT)、25: Scandinavia(25グッドウッドC、🇬🇧セントレジャー)

★Irish Oaks
①GI 🇮🇪Curragh 2400 F
②21: Snowfall、25: Minnie Hauk
③🇬🇧オークス又はリブルスデールSからの臨戦が主流。