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『Beep21』佐々木建仁インタビュー 『セガハードヒストリア』コンプリート版


1995年2月にアーケードで登場し、2025年に30周年を迎えた「セガラリー・チャンピオンシップ」。ナムコで「リッジレーサー(1993年)」を手がけ、セガに移籍し「セガラリー」を生み出した経緯とその後について、セガハードヒストリアで掲載されたインタビューのコンプリート版でお届けする。
『Beep21』で開始予定の佐々木建仁氏の回顧録新連載コラム「佐々木建仁のゲェム放浪記」の前段としてご覧ください。

『Beep21』新連載コラム「佐々木建仁のゲェム放浪記」の第1回目では、本邦初公開の30年前の「セガラリー」の原型作品の社内プレゼン画面もお披露目しています! ぜひご覧下さい!!

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【佐々木建仁 (ささき けんじ)】「2006年に、自分の会社を作ったんですよ。そこで、小さな開発会社みたいなことを始めて、基本的には企画をやりながら、部分受けもあり、丸受けもあるんですけど受託をして、ゲームを作って、タイトーさんだったり、セガさんだったりにゲームを卸してるってことを、続けてます」という佐々木建仁氏。詳しい近況はセガサターン30周年記念増刊号でも語られている。ナムコで「リッジレーサー」を生み出したあと、セガに移籍し、「セガラリー」を制作した佐々木氏が、最先端技術をしのぎ合う現場を垣間見た当時の話を振り返っていきます。ぜひご覧ください。

最先端CGゲームの到来前夜

──まずは佐々木さんの学生時代をお伺いしたいのですが、この頃はどのような感じで過ごされていましたか?

佐々木 私は結構、変則的な経験をてまして。学生時代は趣味でパソコンを使った3DCG作成や同人ゲーム開発なんかをしていたんですけど、社会人になってからはゲームとは全然関係のない業種で結構長いこと働いていました。最初は学校の先生というか専門学校の助手からスタートして、そこから家電メーカーさんとか、建設会社さんとか転々とした後にCG制作会社に入って、しばらくCGを作っていたんです。それが1980年代末くらいから1990年代に入ったばかりの頃ですかね。

──最初は結構ゲームと関係ないところから入られていたんですね。

佐々木 それでまだバブル絶頂期みたいな頃に、私が勤めていた会社が東京湾でクルーザーを借りていろいろな業界の方を招待して船上パーティーをやったんです。

──当時はそういうの、結構流行はやってましたよね。

佐々木 ですよね(笑)。それでその時にセガの方も何名かゲストにお呼びしていて。

──その時にセガとの接点が?

佐々木 そうです。そこでセガの人に会って話が盛り上がって「じゃあ、うちに売り込みに来ない?」っていうお話をいただいて。社交辞令だったのかもしれませんが、デモ映像を持参してすぐに訪問したんです。
大鳥居(※当時のセガ本社)で、当時開発本部長だった鈴木久司さんに「セガの仕事、やりたいです!」っていう話をしたら、「じゃ、やりなよ」みたいな感じに言ってもらいました。
それで初めてセガで関わらせてもらったのが大型体感シミュレータのAS-1なんです。
AS-1は実験用の映像データ作成からはじまり、ロケテスト用のコンテンツ開発、最終的には唯一販売されたタイトルの開発まで担当させてもらいました。
この当時は長時間のCG映像をつくるノウハウはまだまだ途上だった時代だったので大変苦労しましたが、のびのびと自由にやらせていただいたおかげで本当に楽しい仕事でした。

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