日々是分岐─セガサターン名作「街」の総監督が語るサウンドノベル回顧録・第二十一回「サウンドノベルの分岐の構造と落語」 麻野一哉
セガサターンの名作「街」の総監督を務めた麻野一哉氏自らが、当時の開発の裏話を回顧録として綴っていく連載コラム「日々是分岐」。
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第二十一回目はサウンドノベルの分岐の構造を図説入りで麻野氏が解説します。ぜひご覧ください。
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22. 分岐の構造と落語
麻野は『弟切草』、『かまいたちの夜』、『街』と計3タイトルのサウンドノベルを作ったのだが、それぞれ、分岐や選択肢の構造がちがう。今までもイベントや学校の授業などでこのことを話す機会が何度かあり、それぞれの構造を、「あみだくじ型」、「ツリー型」、「トロッコ型」と呼んでいた。
「あみだくじ型」というのは、分岐の構造をフローチャートに書いたら、あみだくじのように見えることから来ている。始まりが複数あり、縦の線の途中から、別の線に分岐していき、複数の縦の線を行き来しながら、最後はなんらかの結末にいきつく。文章よりフローチャートを見てもらうほうがわかりやすいので、イメージサンプルをのせておく。
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