『Beep21』真・セガハード列伝 ─ ドリームキャストデザイン秘話【前編】
かつてのセガハード開発者が、それぞれのハードの当時の担当者に今まで明かされてこなかった数々のエピソードを訊いていく「真・セガハード列伝」。前回まではセガサターン30周年を迎える中、セガサターンのデザインや機構設計についての秘話を前後編でお届けました。そこでは幻のソルクスデザイン社のモックアップや、シャンパンゴールドの試作品の経緯など、数々の初公開秘話が明らかにされました。
▼【前編】セガサターン最初のモックアップと幻のソルクスによるセガサターンモックアップが明らかに
▼【後編】最初に公開されたシャンパンゴールドセガサターンや白サターンの経緯を公開
▼3回にわたってお届けしたセガサターン設計者・浜田和彦氏の貴重なインタビューもあわせてご覧ください!
今回はドリームキャストの企画と設計について、時系列を追って、最初の段階から最終的な仕上がりに至るまでの経緯を当時の開発者たちが振り返っていきます。
ナビゲーターは「真・セガハード列伝」の戸崎健司氏。当時の開発にも携わっていた戸崎氏が、当時のデザイン担当者と機構設計担当者に当時の資料とを元に詳細に訊いていくドリームキャストの開発足跡と記録は、後世に遺すとても貴重な内容となっています。ぜひ最後までご覧ください。
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セガサターンの苦難を経て設計された新ハード「ドリームキャスト」
セガサターンの本体デザインを決めるプロセスは、苦労の連続だった。なぜなら、まだ中身の部品や構成が未定の段階に、イメージデザインが先に決まったのがセガサターンであったからだ。

そのため、基板やドライブなどの中身があとから確定していったことで、その都度デザインに変更が入り、そのたびに機構設計はやり直しとなり、本体サイズも大きくなっていっていってしまったセガサターン...。
だが、先に決まったデザインは、カッコよさ、スタイリッシュさを優先し、シャンパンゴールドに塗装するという斬新な案がされた。

一般に初発表されたときのセガサターンのモックアップは、シャンパンゴールドに塗られ、アーケードゲームの展示会のAMショーでもシャンパンゴールドバージョンの動作サンプルが展示された。
しかしながら、本体の生産が始まる直前まで試行錯誤されたものの、結局最後は妥協案としてグレイの「成形色」でセガサターンは発売されることになった...。

当時、デザインや設計に関わったメンバーは、次(のハードで)は絶対にこのようなプロセスは踏まないようにしようと、固く心に刻んでいた。
ドリームキャストのデザイン開発が始動した日付
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真説・セガハード
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