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昇格試験から1年|あの時は分からなかった「管理職に必要なこと」

先日、同じ部署の同僚が昇格試験を受けているのを見て、
「そういえば、私も去年のお盆前に受けたな。」
と思い出しました。

当時は、とにかく試験に合格することが目標でした。

でも、1年経った今振り返ってみると、試験で求められていたことと、実際に仕事をしていく中で必要だと感じることが、少しずつつながってきました。

去年受けた昇格試験の内容や対策、合格した時の気持ち、そして1年経った今思うことを書いてみようと思います。

どうも、30代ワーママのbeko(べこ)です。
夫、小5長男、小1次男と暮らしています。

昇格試験を受けたのは、同期の中では中盤くらい

私が昇格試験を受けたのは、去年です。

査定で試験時期は変わるので、同期の中には私より2年ほど早く試験を受けている人もいました。

私は2回、産休・育休を取っています。
なので、先を走っている同期を見れば、少しモヤモヤを抱える時期もありました。

とはいえ、同期全体で見ると、私が特別遅かったわけでもなく、中盤くらいだったと思います。

そして去年のお盆前、いよいよ昇格試験を受けることになりました。

受けたのは「管理職見習い」の試験です。

試験内容は3つ

私の会社の場合、管理職見習いの昇格試験は、主に3つの内容でした。

・日経TEST研修ドリル
・会社独自の問題
・GMAPアセスメントテスト(クリティカルシンキング)

面接はありませんでした。
面接があるのは、その次の上級管理職試験からだそうです。
といっても、次の試験を受けるのはだいたい40〜50代くらい。

上級管理職試験の受験者も同じ会場でクリティカルシンキングだけ受けるのですが、
受験者の顔ぶれを見た私は、
「まだまだ先の話だな。」と思いました。

そもそも、私は管理職になること自体を具体的に考えていたわけではありません。

ただ、会社の規定上、この試験を突破しないと課長職以上にはなれません。
なので、「とりあえず、受からないとその先には進めない。」
という気持ちはありました。

1カ月前から、朝4時に起きて勉強しました

試験対策を始めたのは、試験の1カ月ほど前です。
ここはかなり頑張りました。
朝4時に起きて、6時まで勉強。

朝ごはんの支度前の2時間を、勉強時間にしていました。

まず取り組んだのは、日経TEST対策です。
公式の対策本をひたすら解きました。
関連する書籍も2〜3冊読みました。

そして、普段はほとんど読んでいなかった日経新聞も、この1カ月だけちゃんと購読しました。

今思うと、
「試験のために、急に経済を勉強する人」
になっていたと思います。

GMAPのアセスメントテストについても、対策本を購入して問題を解きました。
クリティカルシンキングの問題は、それまであまり馴染みがなかったので、こちらも2巡ほど練習しました。

問題そのものよりも、解き方を復習する、という感じです。

会社独自問題は、最後までよく分からない

一番対策が難しかったのは、会社独自の問題です。

事前に先輩社員に聞いて回りました。
「どんな問題が出ましたか?」
「どんなことを勉強しましたか?」
など、いろいろ教えてもらいました。

ただ、当然ながら過去問も出回ってなく、試験問題そのものが分かるわけではありません。

結局、試験1週間前くらいからは、社内報やIR情報を読みました。

経営層が何を考えているのか。
会社としてどんな取り組みをしているのか。
今、全社的にどんなことに力を入れているのか。

そのあたりを把握するくらいしか、できることがありませんでした。
今振り返っても、ここはかなり手探りでした。

結果は、無事合格

そして、試験を終え、結果は、

日経TEST:677点

実践知識と視野の広さズタボロ…

GMAP:639点

手応えは全くなかった

そして、会社独自問題を合わせた結果は、
偏差値80で合格。
無事に管理職見習いになることができました。

正直、一番大きかったのは、
「よかった……。」
という安心感でした。

1カ月、朝4時に起きて勉強した甲斐がありました。
暇さえあれば本を読んだりしていたので、「一度で合格できて良かった」
「来年も受ける羽目にならなくて良かった」とほっとしました。

でも、「課長になりたい?」と聞かれると分からない

ただ、合格した時から、少し不思議な気持ちもありました。

「じゃあ、課長になりたいですか?」
と聞かれたら、
「……分からない。」だったのです。

試験には合格しました。
でも、その先にある「課長」という仕事が、私にはまだよく見えていませんでした。

定時に帰る課長って、ありなのかな。
指示や相談を受けて、会議にも出ていたら、自分の仕事をする時間はあるのかな。
部下の仕事を見ながら、自分の成果も出すってどうやるんだろう。
そもそも、課長って一日何をしているんだろう。

疑問だらけです。

「管理職になりたい」というより、
管理職という未知の領域への入口に立った。
そんな感覚の方が近かったと思います。

1年経って、少しずつ意味が分かってきた

それから1年。
実際に仕事をしている中で、少しずつ分かってきたことがあります。

あの昇格試験で求められていたのは、単に経済や経営の知識を覚えることではなかったのだと思います。

もちろん、ベースとなる知識は必要です。
でも、その知識を使って、
広い視野で物事を見る。
一つ上の視座から考える。
数字やデータから課題を読み取る。
そこから課題解決に向けた企画を考える。
そして実際に企画して、実践する。

そういう力が求められていたのだと、最近になって少しずつ実感するようになりました。

試験勉強をしていた時は、そこまで考えていませんでした。

「日経TESTで点を取らなきゃ。」
「GMAPを解けるようにしなきゃ。」
「会社のことを覚えなきゃ。」
そんな程度の考えでした。

まさか1年後になって、
「あの試験でやっていたことって、こういうことだったのか。」
と思うとは、当時は考えていませんでした。

女性リーダー育成研修を受けて、さらに気づいたこと

そして今、女性リーダー育成研修を受けています。

そこで求められていることと、昇格試験で求められていたことが、かなり重なっていることに気づきました。

自分の担当業務だけを見るのではなく、会社全体を見る。
目の前の問題に対処するだけではなく、その背景にある課題を考える。
数字や事実から状況を捉える。
そして、課題を解決するために、自分で考えて企画し、周囲を巻き込みながら実践する。

まさに、今の研修で考えていることです。

でも、昇格試験を受けた時には、そんな視点はほとんどありませんでした。
試験に受かることがゴールだと思っていたからです。

試験に受かっただけでは、管理職にはなれない

今になって思うのは、昇格試験は「管理職になれる人」を完成させる試験ではなく、
管理職として考えていくための土台があるかを見る試験だったのかもしれない。
ということです。

試験に合格したからといって、急に視野が広くなるわけではありません。
課題解決が上手になるわけでもありません。
人を動かせるようになるわけでもありません。

実際の仕事の中で、少しずつ経験していくしかないのだと思います。
私自身、去年はまだよく分かっていませんでした。
それでも、1年経って振り返ると、少しずつ「あの時求められていたもの」が見えるようになってきました。

じゃあ、課長になりたいのか?

では、今はどうなのか。

「課長になりたいですか?」
と聞かれたら、去年よりは少し「課長」の解像度が上がっているとは思います。

とはいえ、
「今すぐになりたい!」
というわけでもありません。

管理職になったら、きっと今までとは違う難しさがあります。
人の相談に乗る。
チームの成果に責任を持つ。
自分一人では解決できない問題にも向き合う。
会社全体のことを考える。

そして、もちろん定時で帰りたいです。

それに対して、「定時に帰る課長ってありなのかな?」
という去年の疑問も、まだ完全には解決していません。

でも、以前よりは「管理職」というものが少し具体的に見えるようになってきました。

あの時は分からなかったことが、今なら少し分かる

昇格試験を受けた時は、
「これに受かれば、とりあえず先に進める。」
くらいに思っていました。

1年経った今は、
「この先に進むためには、こういう力が必要だったんだな。」
と少しずつ分かってきました。

そう考えると、あの時必死に解いていた日経TESTの問題も、GMAPの問題も、会社の独自問題も、単なる試験ではなかったのかもしれません。

その先にある仕事で必要になる考え方を、少し先取りして勉強していたのだと思います。

去年の私は、それに気づいていませんでした。
そして今も、まだまだ分からないことだらけです。

ただ、少なくとも1年前よりは、管理職に必要なものが少しだけ見えるようになりました。

これから先、実際に管理職になった時に、
「定時に帰る課長って、ありなのかな?」
という去年の自分の疑問に、自分なりの答えが出せていたらいいなと思います。

その時には、また今とは違う景色が見えているのかもしれません。

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