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会議の空気は変えられる|一流ファシリテーターの本を読んで

最近、仕事に関係する本を一冊読みました。

『一流ファシリテーターの空気を変えるすごいひと言
打ち合わせ、会議、面談、勉強会、雑談でも使える43のフレーズ』
中島崇学さんの著書で、ダイヤモンド社から2023年に出版された本です。

タイトルの通り、ファシリテーションで使える具体的な言葉がたくさん紹介されています。

読んでいて面白かったのが、
「これ、私も無意識にやっているな。」
と思うことと、
「そんなやり方があるのか!」
と思うことが、どちらもたくさんあったことです。

どうも、30代ワーママのbeko(べこ)です。
夫、小5長男、小1次男と暮らしています。

無意識にやっていたことも、結構ありました

まず驚いたのが、すでに自分でも実践していたことがいくつかあったことです。

例えば、冒頭に参加者の名前を呼ぶこと。
「みなさん」ではなく「○○さん」
と名前を入れるだけで、進行役 対 参加者という構図を崩し、少し空気が柔らかくなります。

ほかにも、
・「私たち」を主語にする。
・「気になる点があれば教えてください。」と伝える。
・相手の話に共感のあいづちを入れる。
・「ここまでの話は伝わっていますか?」と確認する。

こうしたことは、これまでの仕事の中でなんとなく身につけてきた部分でした。

本を読みながら、
「一応、私もそれなりにファシリテーションをしてきたのかな。」
と、少しだけ自分の成長を感じたりもしました。

知らないテクニックもたくさんありました

もちろん、知らなかったことの方がたくさんあります。

例えば、誰かの発言がよく分からなかった時。
「きっと深い考えがあるように感じました。」
と、共感を示して進めていく方法が紹介されていました。

ほかにも、これから聞いてほしい説明をする前に、
「○○さんなら分かっていただけると思うんですが、」
「今日のメンバーはこれからの説明に興味を持っていただけると思います。」
というように前振りを入れること。

「今日のルールは人の発言を否定しないこと」など、
あえて発言のルールを設けること。

どれも一見すると小さな言葉や工夫なのですが、会議の空気や参加者の動きに影響しそうなものばかりでした。

ファシリテーションというと、「会議をうまく進行する技術」というイメージがありました。

でも、この本を読んでいると、実際にはもっと細かな「場のつくり方」なのかもしれないと思いました。

自分の失敗も思い出しました

そして、本を読みながら思い出したのが、過去の自分の失敗です。

会議の場が少しシラーっと冷えていて、参加者からもっと積極的に発言してほしい。

そんな時に、
「○○さん、どうですか?」
と指名したことがあります。

その時は、
「発言のきっかけを作ってみよう。」
くらいに思っていました。

でも、今振り返ると、指名された側からすると、
「急に当てられた。」
「発言しなきゃいけない。」
という「やらされ感」が強くなってしまった可能性があります。

場を温めたいと思ってやったことが、逆に参加者を構えさせてしまっていたかもしれません。

ファシリテーションの難しさは、こういうところにあるのだと思います。

同じ「発言してほしい」という目的でも、言葉のかけ方一つで受け取られ方が変わります。

次の会議でやってみたいこと

せっかく本を読んだので、次の会議ではいくつか試してみたいと思っています。

一つは、「メンタルのゴール」を最初に宣言すること。

会議では普通、
「今日は今期の売り上げ施策について決めます。」
「○○という成果を出しましょう。」
と、成果やゴールを示します。

でも、それだけではありません。
その成果が達成された時に、参加者がどんなメンタルになっているのか。
そこまで最初に宣言しておく。

例えば、
「○○した時に『やりきったぞ』と思える状態を目指しましょう。」というように。

役割分担を単に決めるかだけではなく、その成果が達成された時にどんな気持ちになっていたいのかまで共有する。

これは、ぜひ実践してみたいと思いました。

もう一つは、会議が中だるみしてきた時の声かけです。

例えば、
「ここまでで○○と○○まで決まりました。残り○分で残件も決められそうですね。」
と、今どこまで来ているのかを実況中継する。
そして、明るくタイムキーピングする。

時間を管理するだけではなく、参加者に「今、会議がどう進んでいるのか」を見せることで、もう一度集中してもらえるかもしれません。

こういう小さな工夫なら、次の会議からでも試せそうです。

ファシリテーターは「進行役」ではない

この本を読んで、特に印象に残ったのが、
「いろいろな人のいろいろな意見を引き出し、重ね、ひとつの合意として創り上げていくこと」
というファシリテーターの役割についての言葉です。

これを読んで、
「私は今まで、どれだけの会議でそれができていただろう。」
と考えました。

時間通りに進める。
議題を整理する。
発言者を指名する。
決まったことを確認する。

もちろん、これらもファシリテーションの一部です。
でも、それだけではありません。

参加している人からそれぞれの意見を引き出して、それを重ねていく。
そして、最終的にみんなで「これでいこう」と思えるところまで持っていく。
それができて初めて、会議の場をつくれたと言えるのかもしれません。

会議の空気は、少しずつ変えられる

ファシリテーションというと、話術が上手な人や、人前で話すのが得意な人のための技術のようにも思えます。

でも、今回この本を読んで、そうではないのだと感じました。

名前を呼ぶ。
一言前振りをする。
相手の言葉を確認する。
今どこまで進んでいるのかを伝える。
そして、どんな状態を目指すのかを最初に共有する。

一つ一つは、とても小さなことです。
でも、その小さな言葉の積み重ねが、会議の空気を少しずつ変えていくのかもしれません。

これまで仕事の中で、たくさんの会議や打ち合わせに参加してきました。

自分がファシリテーターをすることもあります。
その中で、うまくできたこともあれば、今思えばもっとできたこともたくさんあります。

今回この本を読んだことで、過去の自分の会議を振り返るきっかけにもなりました。
せっかくなので、読んで終わりにはせず、次の会議から一つずつ試してみたいと思います。

会議の空気は、参加者だけで決まるものではない。
ファシリテーターのちょっとした言葉でも、変えられる。
そんなことを改めて考えさせられた一冊でした。

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