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資本主義との距離感を考える本をみんなで作ろう! オープン編集室へのお誘い

前例のない資本主義の本を


「便利になっているのに、なぜ忙しいんだろう?」「数字だけでは測れない“意味”は、どこへ行くの?」そんなモヤモヤを抱えたまま走り抜けてしまう前に、一度立ち止まって、資本主義を構造的に理解し、それとの自分なりの距離を言葉にしてみたい。いま私たちは、そんな本をつくっています。

こんにちは! 私は、書籍編集者をやっている出口と申します。大和書房という出版社で本の編集をやっている都内在住・30代男性です。
 本の著者は、品川皓亮さん。あの大人気ポッドキャスト「コテンラジオ」の歴史調査チーム所属であり、ミリオン再生を誇る哲学系ポッドキャスト「日本一たのしい哲学ラジオ」のパーソナリティでもあります。

 資本主義のもたらす歪みと恩恵のあいだで、誰もが言葉を失ったり、反対にヒステリックになったりしている現代。だからこそ「前例のない資本主義の本」を作りたい。それが品川さんと僕の思いでした。
 では何があたらしいのか? ひとつは制作過程、もうひとつが内容ということになるのですが、今回は「コミュニティ参加」を呼びかける記事なので、前者の紹介のみに留めます。

制作方法が(わりと)あたらしい

 要するに、著者と編集者だけでクローズドに作られていく書籍の制作過程を、オープンにしているということです。具体的にはDiscordに参加していただき、そこで皆様の自由闊達な意見・雑談を受けてブラッシュアップしていく、というものになります。参加申込はすでに150名以上!!
 それだけなら前例があるにはあるのですが、中身はかなり前例がない・・・ような気がします。具体的には、執筆画面のライブ配信(!)から雑談の自由度まで、「こんなことまで!?」と感じること請け合いです。


Discordこんな感じ。いやどんな感じやねんという方はぜひ参加してみてください

こんな人に来てほしい


 テーマは「資本主義の理解と、それとの個人の人生の距離感」。Discord上に開いた公開編集室で、関心のある方ならどなたでも参加できるようにしています。ゆるく楽しく、でも過度な馴れ合いはしない。各自の距離感を尊重しながら、知的好奇心を安心して開示できる場。
 ここで交わされた視点や言葉は、実際の原稿やタイトルにも反映され、完成物にまで届いていきます。以下、その中身を少しだけ覗き見していただきつつ、参加方法をまとめました。読んで、面白そうだと思ったらぜひ遊びに来てください。

自己紹介チャンネル

 集う人々の多様性が、そのまま読み応えになる自己紹介チャンネルには、海外在住者・研究者・企業人・フリーランス・学生・子育て中の方まで、地域も職業も関心もバラバラな人々が並びます。北欧の台所から「哲学の時代区分にハッとした」感想が投げ込まれ、別のスレッドでは「SNSは“消費”の章で触れよう」なんて編集会議的対話が自然発生。経営の現場で意味価値を考える人、趣味の話から「勝ち負けと無縁の時間」を語る人、映画や人類学の本を紹介する人……立場が違うからこそ出てくる言葉が、互いの視界を押し広げるのを何度も見ました。「同じ意見が前に出ていても大歓迎。むしろ“多くの人がそこで引っかかる”証拠だから」(モデレーターより)「半世紀読まれる本って何だろう? “狙って”ではなく“信じて書き切る”から始まるのかも」(参加者より)“ちょっとややこしいかな”と日常では飲み込んでしまう考えも、ここでは安心して投げられる。それが一番の資産です。

著者と編集者のリアルが見られる

 従来はクローズドだったMTGを、毎週オープンに公開しています。リアルタイム視聴でもアーカイブでもOK。コメントでその場で質問やツッコミを入れられます。「定義にこだわりすぎず、まず“生き方・アティチュード”を見よう」という書き手の迷いと決断が、そのままログとして残る。本ができあがる“温度”ごと共有されます。

あなたの声が直接、著者に届く

 下書き段階の原稿はコミュニティに公開。「ここ、胸が締め付けられる」「この比喩は刺さった」「ここは“?”だった」そんな率直なメモが即座に反映されます。章立ての中での扱い(例:「SNSは“消費”章の一項目として書こう」)のような設計判断にも、やり取りが反映されました。**商業出版物に“手触りのあるかたちで関わる”**スリリングさと責任感。完成前から、読者としても共同制作者としても参加できます。

ゆるい雑談も、小難しい議論も、本の話もOK

 「語ってもいい雑談」ができる避難所本筋の議論だけでなく、自由な雑談の部屋が常にゆるやかに稼働。たのてつやコテンラジオの感想、映画『ゼイリブ』や花火大会で感じた社会の相対性、哲学のPodcastの気づき、仕事の現場で揺らぐ数字との距離感、仏教の「中庸」、人類学の“あたりまえの更新”……。日常では「ちょっと面倒な人」と思われがちな話題でも、誰かがきちんと受け止めてくれる。ここでの雑談は、のちの章の“例え”や“導入”として生きてくることもしばしばです。

PRも楽しくやっていく

 PRや運営にも、あなたの手で関われる「ハッシュタグは何がいい?」「Discordのイベント登録を使うと参加が楽になるよ」「同時刻ポストで波をつくろう」「Xの反応をダッシュボードで振り返ろう」……。コンテンツだけでなく、届け方を一緒に設計するチャンネルもあります。発売時に向けて、“初動を作る”ための練習をいまから積み上げる。普段の仕事でPRに関わっている人も、そうでない人も、失敗して学べる砂場として機能しています。


こんな人に来てほしい(専門知識は不要!)

仕事も生活も、数字に追われがちな自分を一歩外側から見直したい

哲学・歴史・人類学などの人文知を、日々の実務に接続してみたい

「お金がすべてではない」を論理と言葉で説明できるようになりたい

編集・執筆・PRの現場に、見学ではなく「関与」したい

コミュニティは好きだが、ベタベタした空気は苦手。自分のペースで参加したい

参加のしかた(無料)

 Discordに参加招待リンクからサーバーへ(リンクはこちら)。
 こうした小さな前進が、本の骨格と体温を少しずつ確かに変えていきます。完成までの道のりと、あなたの一票制作はこの先も続きます。章の順番、用語の言い換え、導入のエピソード、そしてタイトル。投票やコメント、ふと漏らした独り言が、「読後感」を決めるラストワンマイルを左右します。「読む前から“自分ごと”の一冊」――そんな体験を、ぜひここで。

最後に

 資本主義を否定するでも、全面的に礼賛するでもなく、「距離を測る」ための言葉を持つ。それは、誰かをやり込めるための“強い言葉”ではなく、毎日の暮らしにそっと置いておける、「扱える言葉」です。
 この本が目指すのは、あなたの時間・数字・労働・消費・成長との関係を、もう一度あなたの手に戻すこと。みんなの編集室で、お待ちしています。

 あなたの半歩が、本の一歩になる。「資本主義と私」の距離を、一緒に測り直してみませんか。 

 このnoteでは今後、コミュニティメンバーによるさまざまな記事が更新されていきます! お楽しみに!

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