【創作エッセイ】 『宿題の山』 #風まかせな物語
iさんの企画に参加させていただきます☺️。
●お題:”宿題の山”
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夏休みが終わってしまう……。
この時期、いつもそんな焦るような気持ちに襲われる。
終わっていく夏の景色に、宿題が終わらない!と思った、焦りの記憶があるからだろう。
私はよく、真面目と言われがちだ。
確かに、変なところで真面目なんだと思う。
でも、そうでないところは多い。
寝坊するし、遅刻するし、忘れ物もする。
なくし物も落とし物も多い。
……うっかりは別枠なのだろうか。
でも。
ものすごく悪いことをしたと思って……めちゃくちゃ落ち込むし、自分を責める。
もう二度としないと誓うところは、真面目なのかもしれない。
そして……舌の根も乾かぬうちに、またやらかす。
私は、そういう、よくわからない類の真面目だ。
そんな人と思わなかった……とがっかりされたり。
なんで?と驚かれ、ちゃんとやればいいのに……と呆れられてばかりだった。
夏休みの宿題が、それだ。
真面目に、まずは計画を立てる。
夏休み全体のスケジュールを書き出すのだ。
部活の日もあれば、遊びの予定。帰省の日もあるから……。
それをきれいな表にする。
次に一日のスケジュールを立てる。
部活がある日の起床時間、勉強時間、食事の時間、就寝時間。
休みの日の場合の一日の流れ。
そして、宿題。
これは重要なところだ。
どのドリルが何ページ。プリント何枚。
ポスター、読書感想文、習字、レポート……それぞれの提出日はいつ。
全部書き出して、日数で割って『一日最低これだけはやる!』という……完璧な計画を立てる。
そして、早く終わったほうが良いから……と、結構早いうちからやり始め、予定よりも多めにこなしていく。
おかげで前半は余裕。
……という、そんな真面目。
でも……この時期は、決まって宿題の山に囲まれ、追い込まれている。
やる気は持続しない。
真面目なのに気分屋。
そして面倒くさがり屋。
だんだん予定通りがいやになってしまう天邪鬼。
家にゲームはなく、遊びにもいかず、決められたテレビの時間を守るような真面目なのに……スケジュールにはない空想の『不思議の国』へは行き放題。
すると、一日は気づいたら終わっている。
ギリギリで始めるポスターも、完成という終わりを見いだせず……念入りに何度も色を重ねて描くから、日にちはさらに押す。
習字もまた然り。
結局ノートやドリルが終わらず……始業式に全て提出できたことのほうが少ないと思う。
そして、なんで今年もやれなかったんだろうと……人並みに落ち込むのだ。
先生に1週間の猶予をもらって、真面目に今度こそ!と取り組むのだけど。
最終的に、それすら踏み倒す。
それを、懲りずに毎年繰り返す。
なんでやれないのか……私もわからない。
ただの言い訳?
こんな私は、絶対真面目じゃないと思う……。
