ヘルシーに小腹を満たせて会話もはずむ:「オフィスの置き菓子」をヒントに生まれた「オフィスちくわ」とは何か
今回のちくわびと:プロテインちくわ+とオフィスちくわの開発陣
愛知県・豊橋の老舗練り物メーカー、ヤマサちくわがフィットネスクラブと共同開発した「プロテインちくわ+」に新展開。「オフィスにお菓子があるのなら、ちくわがあってもいいじゃない」という一言から生まれた、ヘルシーなオフィス向け「置きちくわ」サービス「オフィスちくわ」とは何なのか?
ビジネスパーソンの「タンパク質不足」という課題
忙しい毎日のなかで、食事が疎かになりがちなのはビジネスパーソンに共通する悩みです。とりわけ不足しやすいのがタンパク質。プロテインドリンクに手を伸ばしても、毎日続けるのは難しく、コストも気になります。「もっと手軽にプロテインを摂ることはないか」——そんなニーズに応えるべく開発されたのが、ヤマサちくわの「プロテインちくわ+」です。

約半年の試作から生まれた「プロテインちくわ+」
ちくわは高タンパク低脂質のヘルシーな食品として、健康志向の高い人に注目されています。そのちくわをさらに高タンパクにしたのがプロテインちくわ+です。
プロテインちくわ+は、愛知県内で25店舗のフィットネスクラブを展開するアイレクススポーツライフとヤマサちくわの共同開発によって誕生。ジムのトレーナーたちが試作に関わり、完成までに半年を費やした本格的な健康食品です。
その実力は数字が証明しています。1本あたりのタンパク質は13.2gで、普通のヤマサちくわの約1.4倍。カロリーは10%オフ、脂質はゼロにおさえています。必須アミノ酸9種とフィッシュコラーゲンも入っており、魚肉由来の速吸収タンパク質とエンドウ由来の遅吸収タンパク質を組み合わせて、長時間にわたって体内にタンパク質が届くよう設計しています。それでいて口当たりは柔らかく、魚の旨味もしっかり感じられるのがポイント。「あまりおいしくない我慢食」ではなく、「おいしく食べ続けられるヘルシーな食品」であることが開発の大前提でした。
プロテインちくわ+1本(70g)あたりの栄養成分
タンパク質:13.2g
カロリー:73kcal
脂質:0g
炭水化物:4.5g
食塩相当量:1.3g
「オフィスお菓子があるのなら、オフィスちくわがあってもいい」
このプロテインちくわ+をオフィスのコミュニケーションツールにしようというのが「オフィスちくわ」です。このサービスの発案者であり、働き方改革や組織開発の第一人者として知られる沢渡あまね氏は、このサービスについてこう語ります。
「オフィスにお菓子を置く文化はすでに広く会社に根付いています。だとすれば、ヘルシーで栄養価が高く、気軽に食べられるちくわがあってもいいのではないかと思ったのです」(あまねキャリアの沢渡あまね氏)
置き菓子サービスはすでに多くのオフィスに浸透していますが、糖質や脂質の摂りすぎを懸念する声も少なくありません。プロテインちくわ+は脂質ゼロで低カロリー高タンパク。お菓子と同じ気軽さでありながら健康に役立つ栄養素を補給できるのです。
1on1にも使える、コミュニケーションツールとしての可能性
沢渡氏はさらに、意外な活用シーンを提案しています。それが「1on1でのちくわ活用」です。上司と部下が向き合う1on1にちくわを一本添えてみる——それだけで場の雰囲気が和らぎ、会話が生まれやすくなるといいます。

かしこまった会議室での1on1よりも、手元に軽くつまめるものがあるカジュアルな場のほうが、自然な対話が生まれやすいもの。コーヒーやお茶が会話のきっかけになるように、ちくわもまたコミュニケーションを後押しする存在になり得ます。高たんぱくで健康的な間食としての価値に加え、従業員同士の交流を促し、職場のエンゲージメント向上にもつながる可能性を持つことが、「オフィスちくわ」の特徴なのです。
「アイデア会議などのざっくばらんに話す場やワークショップにも、ちくわはなじみます。ワークショップのアイスブレイクで、ちくわを食べながらちくわにまつわる思い出やエピソードを共有することで、初めての人同士が打ち解けて仲良くなるようなケースもありました」(沢渡氏)
現代のオフィスになじむ老舗の味わい
豊橋で100年以上ちくわを作り続けてきたヤマサちくわが、フィットネスの知見と融合させて生み出したプロテインちくわ+と、それをオフィスのコミュニケーションに活用するオフィスちくわは、企業の健康支援を「特別な取り組み」から「日常の風景」へと変える可能性を秘めています。あなたの会社も、置き菓子の隣にちくわを並べてみませんか?
取材・文:後藤祥子
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