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香港空港の駐機場で無人物流車、中国スタートアップUISEEとは

    香港国際空港は2019年末から、中国スタートアップの馭勢科技(UISEE)による技術を活用したレベル4無人物流車を投入、駐機場における乗客の手荷物を運ぶ業務を行っている。世界で初めての試みで、運転手が不要で労働力を考えずに済み、天気にも左右されない。効率が上がり、安全に運搬が可能だとして注目を受けている。

    現在までに累計1500kmを走行しているこの無人物流車は、今までに事故件数は0件。春節及び新型コロナウイルスに伴う防疫期間においても、通常運航を続けており、無人による効果を発揮している。

    UISEEは北京を拠点として、2016年に設立。多くの中国自動運転スタートアップが自動運転タクシーなどに注目して研究開発を進めるのとは違い、シーンに応じた自動運転技術を磨き上げ、今回の香港国際空港のように実益、収入を得ている(と思われる)点が大きく異なる。自動運転タクシーは派手かもしれないが、収益上に問題があり、同社は地味だが、確実に成果を上げている。

    UISEEの今回の無人物流車には、高解像度のカメラ、レーザーレーダー、ディファレンシャルGPSなど多くのセンサーを搭載、AIとディープランニングを通じたアルゴリズム処理で、カメラ及びレーザーレーダーのローデータを処理、固定及び移動する障害物を測定する。もし障害物に遭遇した場合、無人運転システムは障害物の感知の結果に基づき、高効率かつ最良の決定を行い、ルートを策定する。天候が劣悪でも、物流の運行を妨げることはない。

    UISEEは2017年1月、米CESで初めての無人電動車を発表、2017年3月には広州白雲空港におけるP4駐車場で無人駐車に関する実証実験を行った。2018年6月、中国聯通(チャイナユニコム)、エリクソンと5Gによる超遠隔インテリジェンスドライブの実証実験を実施。同年11月には、上汽GM五菱のEVミニ「E200」を使用したスマートパーキングの実験を行っている。

    香港国際空港との今回の取り組みも2018年から開始、実験を経て、2019年に正式運用をスタートさせていた。UISEEは2020年2月26日、Bラウンドの資金調達を完成させたと発表した。資金調達額や現状の評価額などは未定だが、中国国内の投資家が今回の資金調達に応じている。

     
     
    急速に進む中国のCASE(Connected&Cabin,Autonomous,Shared&Service,Electric)やAIについての最新情報。2018年から1日1本以上のレポート配信。毎朝8:00日刊中国モビリティレポートと適時号外レポート

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