🏫#15 前年度“学年崩壊”の現場へ〜4年目のなお、立て直しに挑む〜
こんばんは!
元教員なおの「ちょっと心がほぐれるノート」に来てくれて、ありがとうございます。
最近、友人がこんなことを言っていました。
「時間がないんだよね〜」
たしかに、1日は誰にとっても平等に24時間。
その中でどうやって「自分の時間」「仕事の時間」「家族との時間」などをやりくりしているのか、私もよく考えます。
私が心がけていたのは、
「これは今、本当に必要な時間か?」と問い直すこと。
不要だと感じた時間を削ることで、
・スキルアップの時間
・読書やインプットの時間
・心をゆるめる余暇の時間
などに使えるようになりました。
もし、あなたが実践している「時間の使い方」や「不要な時間の削り方」があれば、ぜひコメントで教えてください!
さて、今回のタイトルは:
「🏫#15 前年度“学年崩壊”の現場へ〜4年目のなお、立て直しに挑む〜」
前年度に大きなトラブルを抱えていた“荒れた学年”。
誰もが不安を抱えながら新年度を迎える中、私は教員4年目の春を迎えました。
第4章の第1話では、
・どんな子どもたちがいたのか
・私は何を思い、どう準備してきたのか
その春のはじまりを、正直に綴っていきます。
どうぞ、そっとのぞいてみてください。
💡前回の記事も読むと、今回の内容がさらに深く伝わるかもしれません。
📚目次
「もう戻れないかもしれない」──3年目のなおの心の波
あの学年を“任された”春、新年度がはじまる
子どもを見る、名前を呼ぶ──立て直しの一歩はここから
情報は“使い方”が命──でも、鵜呑みにはしない
読者のあなたへ──「その子を、もう一度見てみて」
1.「もう戻れないかもしれない」──3年目のなおの心の波
3年目は、気持ちの波がとても激しかったのを覚えています。
その波はおおよそ3ヶ月周期でやってきて、
「躁うつ状態」のようなリズムで過ごしていました。
• 躁状態:4〜5月
• うつ状態:6〜7月→ 夏休みでリセット
• 躁状態:9〜10月
• うつ状態:11〜12月→ 冬休みでなんとか立て直し
• 躁状態:1月
• うつ状態:2〜3月→ 春休みへでリセット
こんなサイクルでした。
「躁状態」のときが、ある意味“本来の自分”に近かったように思います。
だからこそ、春休みがあったことで、また少しずつ自分を取り戻すことができました。
ただ、事実として、気持ちの波を安定させるために心療内科で薬を服用していた時期もありました。
それも含めて、“自分を立て直す”ための大事な一歩だったと思います。
その時の私は、「時間が解決してくれる」「薬を飲めばきっと安定する」と、それだけを頼りにしていたように思います。
2.あの学年を“任された”春、新年度が始まる
「なお先生、担当学年は4年生です。あの子たちを立て直してください。」
——校長先生から、そんな“お達し”がありました。
「あの子たち」とは、前年度に学年崩壊を起こしてしまった学年です。
• 授業中に立ち歩く
• 座って話が聞けない
• いじめが起きる
• 教室でケンカが始まる
• 先生が舐められる
空き時間がある教員は、その学年の授業支援に入って対応する…そんな体制でした。
当時、私は1年生の担任だったため、空きコマは一切なし。
この学年の様子は、職員会議で聞く話の中だけで知っていました。
そして迎えた翌年度。
本来は5クラス編成の予定でしたが、事情が重なり4クラスに。
手がかかる子たちを分散することも難しく、転校生も増えて、より濃度の高い学年になっていました。
1クラス40人の4クラス。
学年団は、学年主任経験もあるベテランの先生方——
中堅の40代男性1人と女性2人でガッチリ固められていました。
そして、そこに配属されたのが、まだ経験4年目の私。
…こうして、“立て直し”を託された1年がはじまりました。
3.子どもを見る、名前を呼ぶ──立て直しの一歩はここから
たとえ前年度に学年崩壊があったとしても、やるべきことは変わりません。
まず最初に取り組んだのは、クラス全員の名前を覚えること。
私はよく、「1番◯◯くん」「2番△△さん」と録音しておき、
時間があるときに繰り返し聞きながら復唱していました。
声に出すことで自然と定着していくんです。
「えっ、初日なのに名前覚えてくれてる!」
——そう思わせたら、もうこちらの勝ちです。
名前を呼ぶことは、「あなたをちゃんと見てるよ」「大事に思ってるよ」
という存在の承認そのものだからです。
次に取り組んだのは、引き継ぎ内容の確認。
特に、発達支援が必要な子どもに関しては、
・効果的だった対応
・逆効果だった対応
など、前年度の担任が築いてきた知見をしっかりと集めました。
それは、1年間その子と丁寧に向き合ったからこそ得られた貴重な情報。
感謝して、大切に使わせてもらっています。
ただし——
私がいつも意識しているのは、情報を鵜呑みにしすぎないこと。
新年度のはじめ、クラス全員分の引き継ぎ資料をもらいますが、
私はあくまで参考程度にとどめ、自分の目で子どもたちを見て判断するようにしています。
なぜなら、子どもは変わっていくものだから。
たとえば、
「去年はふざけてしまった。でも、今年は頑張ろう」
と、心を入れ替えて新年度を迎えている子もいます。
そんなときに、過去の情報だけを頼りに
「あなたはこういう子だよね」
と決めつけてしまうのは、その子に対して失礼だと私は思うのです。
この2つのことを大切にしながら、私は新年度をスタートしました。
4.読者のあなたへ──「見聞きより、“自分の目”を信じて」
私は、「人を見る目」って本当に大切だと思っています。
誰かのことを知るとき、
・見聞きした情報
・「あの子ってこうらしいよ」といった噂話
そんな間接的な情報だけで、人を判断してしまうことってありませんか?
でも——
その情報だけで相手を決めつけてしまうのは、とてももったいないことだと思うのです。
自分が実際に見て、感じた“その人”を大切にしてほしい。
友達に何かを言われたとしても、
自分が「この人は大切にしたい」と思えるなら、
それを信じていいと私は思います。
逆に、
もし近くにいる人たちが、いつも誰かの悪口ばかり言っているとしたら——
思い切って、距離を置いてみてもいいかもしれません。
(ちょっと厳しいことを言ってしまっていたらごめんなさい)
たとえ自分が悪口を言っていなくても、
「その集団にいるだけで、自分も同じように見られてしまう」こともあります。
それって、あなたにとってプラスではないですよね。
だからこそ——
あなたが「大切にしたい」と思える人たち、
一緒にいて心が落ち着く人、幸せを感じられる人たちと過ごしてほしい。
その選択は、きっとあなたの心を守ってくれるはずです。
少しでも、誰もが“生きやすい”社会になりますように。
そんな願いを込めて、私は今日も言葉を綴っています。
この文章が、あなたの心に少しでも届いたなら、とてもうれしいです。
最後まで読んでくれて、本当にありがとうございました。
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あなたの一歩が、少しでも軽くなりますように。
次回予告
「🏫#16立て直し開始!実際に見た子どもたち」
実際に向き合った子どもたちの現状と、
なおが立て直しのために始めた工夫をお届けします。
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