見出し画像

手書き新聞が町を変える!『能登デモクラシー』6/14より元町映画館で公開

 自分でZINEを作るようになってから、手書きで新聞や本を作ることの尊さをヒシヒシと感じるようになりました。これぞZINEの原点ともいえる営みでしょう。

 そんな手書き新聞が町の人たちを変え、しいては町を変えていく様を映し出したドキュメンタリー映画『能登デモクラシー』が6月14日より神戸の元町映画館で公開されます。

 本作の監督は石川テレビ記者の五百旗頭幸男さん。五百旗頭さんといえば、前職の富山テレビ時代に富山市議会の不正を追い続けた『はりぼて』(20)を砂沢智史さんと共同監督で作り上げ、自ら取材で政治家たちに切り込む姿やその葛藤も余さず写し出し、エンターテイメントの要素を取り入れた政治ドキュメンタリーとして、その名を知らしめました。

 石川テレビに移籍してからの『裸のムラ』(22)でも無限ループの「男ムラ社会」に一石を投じた五百旗頭さん。本作では石川県穴水町で2007年の能登半島地震後から仮設住宅の人たちやそこで活動しているボランティアの人たち、災害公営住宅に住まれている方向けの手書き新聞『あした塾便り』を発行し、2020年からは『紡ぐ』を発行し続け、自ら取材、そして配布までを手がけている滝井さんに密着しています。

(C)石川テレビ放送

 まさに超ローカルメディアといえる滝井さんの手書き新聞が町の人たちに与えた影響や信頼感、そしてそれが能登半島地震を経て、町民と町長、役所の人々などに「この町をどうにかしなければ」という共通認識の源にもなり、今やかつてあったような町の中での分断もなくなってきているところまで五百旗頭さんは密着し続けました。

 続けることの大切さ、地域の生活者の視点で声をあげることの大切さなど、ZINEを作ったからこそより感じ入ることの多かったドキュメンタリー映画。やはりスモールでローカルなことを丁寧に発信していくことは大事なのだと、再確認させてもらえる作品でした。

 元町映画館公式noteにて五百旗頭さんのインタビューを公開中です。よろしければ、ご覧ください!


いいなと思ったら応援しよう!

のはらの風 よろしければ応援をお願いいたします。いただいたチップは今後の取材活動費として使わせていただきます。