【尾道映画祭】『リライト』松居大悟監督と歩く、尾道ロケ地巡りツアーに参加してきた【聖地巡礼】
尾道駅
尾道駅前に集合し、レシーバーを受け取って注意事項の説明を受ける。
スタッフの方が「尾道在住の人〜🙋」と参加者に尋ねたところ、地元民は誰もいなかった。
(筆者も広島市から参加。)
シネマ尾道(外観)

シネマ尾道に移動し、ここで松居大悟監督ご登場。ドンドンパフパフ

シネマ尾道の受付は本来扉を入った中とのことだが、映画ではあえて外のスペースを受付にしたらしい。
シネマ尾道はいまだに外観しか見たことがないので、いつか中で映画を鑑賞してみたい。
本通り商店街
続いて、本通り商店街を監督とスタッフさんによるこぼれ話を聴きながら移動していく。
リライトの撮影は2023年夏、主題歌であるscenario/Rin音のMV撮影は2025年春に行ったとのこと。
撮影時よりもラーメン屋やカフェが増えており、観光客の数も右肩上がりとのこと。
撮影時は商店街にジャム屋さんがあり(現在は閉店)、美雪の母親がジャム作りをしている設定は、そのお店からインスピレーションを受けたという。

こちらのスポットは、「細い道から瀬戸内海へ抜けていくロケーションが良い」とのことで、複数のシーンで撮影に使ったという。
一瞬商店街を出て、JR沿線へ。

大林映画の撮影でも使われたらしい
小籠包酒場大和湯(外観)
商店街へ戻り、元銭湯をリノベーションした居酒屋『大和湯』へ。

大人になった美雪たちが集うシーンが撮影された『大和湯』。
店名の通り、小籠包とレモンサワーがおいしいらしい。
引き続きお話を聴きながら、商店街を進んでいく。
本ツアーは当初瀬戸田方面も回る計画がなされていたようであるが、
6時間コースになる
そんな長時間監督を拘束しづらい
ツアー料金が跳ね上がる
そもそもツアー当日(3月1日)瀬戸田高校は卒業式を実施している
という諸般の事情で諦めたらしい。
たこ焼 たこすけ

保彦が男性陣を攻略するシーンを撮影。
リライトは男女関係なく、保彦がアプローチを仕掛けるのがいいよねと監督。
ここから階段を上って山の方へ。
ちなみに美雪の自宅は東尾道にあるらしく、現在は外国人の方々が住まうシェアハウスになっているらしい。
家の前に車をつけることができず、坂の下に車をつけて毎度急坂を登って撮影したのが大変だったとのこと。
また当時は家に台所がなく、装飾部が頑張って台所のセットを作ったという。
美雪の通学路
息切れにより途中監督とスタッフさんの解説が途切れながらw山の中腹へ。

美雪の通学路となった細道は、機材の持ち込みがとにかく大変だったとのこと。
また撮影していた7月は地面が大変熱くなっていたため、記憶を消されて倒れるシーンを撮影するために、氷で路面を冷やしていたという。
映画の撮影って大変だ……。

千光寺山ロープウェイ付近

美雪が記憶を消されて倒れ、いちごのかき氷を落としたシーン。
撮影当時、いちごのいい香りが周りに充満していたそう。
また同タイミングで和牛がバラエティーのロケ撮影をしており、和牛のロケ終了待ちの時間が発生したらしいw
3年前はまだ和牛が解散していなかったんだな……切な……。

左手には、大林宣彦監督ゆかりのワッフル専門店も。
美雪の母親を演じた石田ひかりさんは、『リライト』の撮影時にここのワッフルを差し入れしたらしい。
艮神社
続いて夏祭りのシーンを撮影した艮神社へ。

意外と境内は小さかったのだが、この限られたスペースに出店と風車をぎゅっと詰め込むことで、賑わいを創出できたという。
撮影当日の日中は雨で、松居監督は「もうきょうは撮影できないよお~」と号泣していたらしいのだが、夕方頃に雨がやみ、当時高校生だった阿達慶くんの稼働が可能な夜10時までの約3時間で、なんとか祭りのシーンを撮り切ったらしい。
御袖天満宮
続いて花火を見るシーンを撮影した御袖天満宮へ。
当時の撮影隊と同じ経路で目的地へと向かう。
2025年は『リライト』に加え、映画『ミーツ・ザ・ワールド』も公開、
加えて舞台『見上げんな!』の演出、
主宰する劇団『ゴジゲン』の第20回公演『きみがすきな日と』の作・演出(これは東京まで見に行く余裕がなかった……)を担当するなど、素人目に見てもいつ休んでいるのか分からないくらい稼働していた松居監督。
さすがに昨年は映画を撮影する余裕がなかったらしく、今年監督作品が公開されることはないという。
ちょっと逆に安心したわ……。
監督の激務情報をお聞きするうちに、御袖天満宮へ到着。



エキストラの皆さんは、花火の代替となる明滅するライトを見ながら、実際はない花火(CGなので)に対してとてもいいリアクションをしてくださったと、監督が感謝の意を申し上げていた。
また、瀬戸田高校の校長がエキストラとして名演技をしているのが、地味に見どころらしいw
男性陣も浴衣を着て、保彦と花火を見る撮影のスタンバイをしていたそう。
しかし結局画がごちゃごちゃし過ぎることを鑑みて、男性は1組のみの撮影となったらしい。
大型バス駐車場
天満宮から道すがらの撮影スポットを確認しつつ、2次会会場となった『リンダリンダ』へと向かう。
脚本の我らが上田誠さんが尾道に来たのは、シナハンの1回のみという。
上田さんもまた尾道に来たがっていたと、松居監督がおっしゃっていた。
……尾道映画祭実行委員会の皆さん!今年の6月に上田さん初監督作品の『君は映画』が公開されますので、来年映画祭に招致してはいかがでしょうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(圧)

撮影中機材車や衣装を積んだ車などは、ローソン尾道十四元町店付近の大型バス駐車場に停めさせてもらっていたらしい。
その他、
尾道は場所自体に強い存在感があるため、この地で映画を撮影するには覚悟や必然性が必要
『AKATOBI』のラーメンうま過ぎる
サウナ好きの監督は、作品撮影中に『天然温泉 尾道みなと館』のサウナにハマって、きのうも行った
など、本当に多種多様なお話を伺う。
友恵宅
鈴子の自宅のモデルとなった梶田時計店や、美雪と鈴子が訪れた喫茶店『キツネ雨』を遠目で見つつ、ガチファンも特定に難航したという友恵宅へ。

『古本屋 弐拾 db』の裏手にあるこの家は、若者向けのシェアハウス。
友恵の家は、撮影中盤まで候補選びに難航していたとのこと。
友恵宅での撮影に使用した本は、古本屋さんが手配してくれたらしい。
リンダリンダ(内覧)
プロデューサーが大好きという『うどん風月』を横目に見つつ、『リライト』で初めて決まったロケ地という『リンダリンダ』へ。



好きな場所に座って良いとのことだったので、私はカウンター席へ。

リライトの関連商品も飾られてある
ママがウーロン茶を用意してくれた

たまたま座った席の目の前に松居監督が来て、質疑応答タイムがスタート。
ロープウェイは2つあるうちの片方のみ、撮影でお借りした
ロープウェイにはあまり人が乗れないので、同乗したスタッフは3,4人程度
保彦と友恵のクライマックスシーンの撮影で、橋本愛さんの演技に圧倒された阿達くんの心拍音をワイヤレスマイクが拾ったため、それをそのまま映画に使用した
瀬戸田高校の図書室は映画用に棚を増やし、保彦が隠れられる死角を作った
目につく本は意図的に早川書房のSFにしている
VFXを使ったのは旧校舎くらいで、結構手作業での撮影が多い
などなど、書き切れないほどの貴重なお話をたくさんお聞きすることができた。
ここで、じゃんけんに勝った2人が監督のサイン入り千光寺の風鈴をもらえるプレゼントタイム。

私は1回目のじゃんけんで負けた。
そして監督が各テーブルを回り、一人一人にサイン。
私は、『リライトじゃなくてすみません……』と詫びながら、『見上げんな!』のパンフレットにサインしていただいた。

「来月は西鉄ホールに『ポルノ』を見に行きます!(藤谷)理子ちゃんも出演するので、とっても楽しみです!」と伝えられ、うれしかった。
売れっ子映画監督ながら、今でもコンスタントに舞台のお仕事を続けてくださっているのが、いち演劇ファンとして本当にありがたい。
尾道市役所前
最後は、同窓会後のシーンが撮影された尾道市役所前へ。

市役所付近にある『ジョブタス尾道事務所』が役者の支度部屋となっており、そこで着替えやメイクを行っていたという。
また市役所屋上からの景色が素晴らしく、ぜひ撮影に使いたいと所望していたが、なかなか合うシーンがなくて撮影はできなかったとのこと。
最後はここで記念撮影。


🎬尾道映画祭🎬
— 映画『リライト』Blu-ray&DVD12月24日(水)発売🕐 (@Rewrite_movie) March 1, 2026
リライトロケ地巡りツアー
ありがとうございました🚩
リライト愛に溢れる皆様と
素敵な思い出を作ることができました🎞️#松居大悟#映画リライト pic.twitter.com/1tlVxOwGDo
最後は参加者全員で記念撮影。
『リライト 松居大悟監督と歩く、尾道ロケ地巡りツアー』に
— 【公式】尾道映画祭 (@onomichifilmfes) March 1, 2026
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
『リライト』を愛する皆さまと共に、
映画の舞台となった尾道のロケ地を松居監督自らと巡る、
贅沢で貴重なひとときを過ごすことができました。
映画と現実が交差するような、… pic.twitter.com/FcEeRRBIWY
こうして2時間半強のツアーが終了した。
私はチケット争奪戦に敗北し、前日に行われた映画の上映が見られず大変悔しい思いをしていたが、その悔しさが晴れるような楽しいツアーであった。
このような貴重な機会を作ってくださった観光協会の皆さま、映画祭実行委員会の皆さま、そして松居監督を始めとする『リライト』関係者の皆さまに感謝を申し上げたい。
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