「Fラン大卒・短期離職あり。年収300万円台だった私が、転職で約100万円年収を上げるまで」
Fラン大卒。
新卒で入った会社はかなり厳しい環境で、20代は年収300万円前後だった時期もありました。
特別な資格があったわけでもないし、職歴がきれいだったわけでもありません。
それでも、ある転職では年収が約100万円上がりました。
こう書くと、
「年収アップを狙って、計画的にキャリアを作ってきたのでは?」
と思われるかもしれません。
でも、全然そんなことはありません。
むしろ当時の私は、
「また短期で辞めたら、さすがにまずいかもしれない」
と焦っていました。
その焦りから、求人サイトや転職エージェントだけで転職先を探すのではなく、会社の外にも人間関係を作ろうと動き始めました。
結果的に、そこでできたつながりから転職の話をもらい、年収が約100万円上がることになります。
今回は、年収300万円前後だった私が、実際にどんなことをしていたのかを書いてみます。
私のこれまでのキャリアについては、前の記事にまとめています。
【Fラン大卒、就活は100社以上。遠回りして年収500万円を超えるまで】
https://note.com/coco5500/n/ne79ccd4ea4a6
新卒は、月200時間を超える残業から始まった
新卒で入ったのは、ゲーム開発に関わる会社でした。
複数社で進める開発体制の中で、急な仕様変更や、かなり厳しいスケジュールでの対応も珍しくありませんでした。
残業時間は月200時間を超えることがあり、基本給は6万円。
労働環境について労基署が入ったこともありました。
勤怠について、実態と異なる申告をするよう促されたこともあります。
今考えると、よく働いていたなと思います。
というより、普通に働きすぎです。
でも新卒だった私は、
「会社ってこういうものなのかな」
と思ってしまっていた部分もありました。
最終的には限界を感じて退職しました。
逃げるように辞めて、未経験で営業へ
次に選んだのは営業職でした。
営業経験はありません。
人脈もありません。
それでも、新規開拓を一人で担当することになりました。
誰かに営業のやり方を一から体系的に教えてもらったというより、自分なりに試しながら覚えていった感じです。
どうやったら話を聞いてもらえるのか。
どうやったら次につながるのか。
初対面の人とどう話すのか。
とにかく自分から人に会いにいく。
そんなことを繰り返していました。
当時は、
「この経験が将来の転職に役立つぞ」
なんて考えていません。
目の前の仕事をやるので精いっぱいでした。
でも振り返ると、ここで身についた
初対面の人と話す
自分から人に会いにいく
関係を作る
相手に自分を覚えてもらう
という力は、その後のキャリアでかなり使っています。
一見バラバラに見える経験でも、後から別のところで役に立つことがあるんだなと思います。
広告関連の会社へ。でも、また辞めたくなった
その後、当時でいう第二新卒に近い形で、Web系の広告関連会社に転職しました。
ようやくキャリアらしいものができてきたようにも見えますが、ここでも順風満帆ではありませんでした。
会社の業績には不安があり、人間関係にも悩んでいました。
高圧的なコミュニケーションを取る人もいて、周囲でも退職する人がいました。
私もだんだん、
「辞めたいな」
と思うようになります。
ただ、ここで一つ問題がありました。
それまでの職歴に、約1年半、約半年という短い在籍期間が含まれていたことです。
さすがに私も、
「また短期で辞めたら、職歴としてまずいのでは?」
と思いました。
転職したい。
でも、普通に応募してまた転職するだけでいいのか。
当時はそんなことを考えていました。
そこで、会社の外に人間関係を作ることにした
今のように、きれいなキャリア戦略があったわけではありません。
むしろ、
「この職歴で次はどうすればいいんだろう」
という焦りの方が大きかったです。
そこで私が意識するようになったのが、会社の外に知り合いを増やすことでした。
会食に参加する。
業界の交流会に行く。
名刺交換をする。
当時流行のFacebookでつながる。
Facebookの更新頻度も増やして、自分がどんな仕事をしているのか知ってもらう。
そして、信頼できる社外の人には、
「転職も考えている」
と話すようにしていました。
もちろん、
「飲み会に行けば転職できる」
という話ではありません。
人脈を作れば何とかなる、という話でもありません。
私の場合は、短い職歴が続いていたからこそ、
転職のルートを求人サイトやエージェントだけに限定しないようにしていた
というのが近いです。
社内だけにいると、入ってくる情報も、会う人も限られます。
だったら会社の外にも知っている人を増やしておこう。
それくらいの感覚でした。
まさか、それが本当に転職につながるとは思っていませんでした。
そこで知り合った人から、転職先を紹介された
社外の人とのつながりを増やしていた時期、知り合った方からこんな話をもらいました。
「採用を強化している会社がある。興味があるなら知り合いにつなぐよ」
紹介してもらった先は、その会社の経営層の方でした。
そこから採用選考を受けることになり、面接は2回。
そして年収についても話をしました。
私から伝えたのは、
「今より100万円上がるのであれば、最短で退職して入社したい」
という趣旨の条件でした。
結果、その条件で入社することになりました。
年収は約100万円上がりました。
20代で年収300万円前後だった私にとって、100万円はかなり大きな金額でした。
ただ、これは
「年収交渉で100万円上げてくださいと言えば上がる」
という話ではありません。
その会社が採用を強化していたこと。
紹介から接点が生まれたこと。
それまでに経験してきた仕事と、会社側が求めていたものが合ったこと。
そして、私自身も入社する意思と条件を明確に伝えたこと。
いくつもの条件とタイミングが重なった結果だったと思います。
振り返ると、年収UPにつながった3つのこと
当時の自分は、年収を上げるための「3つの戦略」を考えて動いていたわけではありません。
でも、今振り返ると、結果的にこの3つが転職につながっていました。
1.目の前の仕事から、次でも使えるものを拾っていた
未経験で始めた営業は、当時の私にとっては目の前の仕事でしかありませんでした。
でも、そこで身についた
「人に会う」
「自分から話しかける」
「関係を作る」
「自分を覚えてもらう」
という力は、その後もずっと使うことになりました。
転職するたびに全部をリセットしていたわけではなく、前の仕事から少しずつ持ってきていたものがあったんだと思います。
2.会社の外にも、自分を知っている人を増やした
転職したくなったとき、社内だけに閉じこもらなかったことも大きかったです。
会食や交流会に参加して、名刺を交換して、Facebookでつながる。
すぐに仕事につながらなくても、社外に自分を知っている人が少しずつ増えていきました。
これは転職だけでなく、
「こういう会社があるよ」
「こんな仕事をしている人がいるよ」
という情報を知るきっかけにもなりました。
3.転職を考えていることを、信頼できる人には話していた
これは意外と大きかったと思います。
自分の中だけで
「転職したいな」
と思っていても、周りには分かりません。
私の場合は、信頼できる社外の人には転職を考えていることを話していました。
だからこそ、
「そういえば採用している会社があるよ」
と思い出してもらえたのだと思います。
転職エージェントを使わない方がいい、という意味ではありません。
私自身、別の転職活動ではエージェントも利用しています。
ただ、このときの約100万円UPにつながった転職は、エージェント経由ではありませんでした。
社外で作ったつながりから生まれた転職でした。
ただ、人脈があればいいという話でもない
ここまで読むと、
「結局、人脈があったから転職できたんでしょ」
と思うかもしれません。
確かに、紹介がなければその会社を受けていなかった可能性は高いです。
でも、紹介されたら内定が出るわけではありません。
実際に選考を受ける必要があります。
それまで仕事で何をしてきたのかも見られます。
会社側の採用状況やタイミングもあります。
私の場合、人とのつながりは内定を保証してくれるものではなく、
「自分一人では見つけられなかった選択肢を知るきっかけ」
だったのだと思います。
私のキャリアは、かなり遠回りだった
Fラン大卒。
新卒でかなり厳しい会社に入り、退職。
未経験で営業を始めて、短い職歴もできました。
その後も、
「このままで大丈夫なのかな」
と思ったことは何度もあります。
資格を取って、
計画的にキャリアアップして、
数年ごとにきれいに年収を上げていく。
そんなキャリアではありませんでした。
でも、目の前の仕事で必死に覚えたことや、そこで出会った人、会社の外で作ったつながりが、後になって別のところで役に立ちました。
当時は「失敗した」「遠回りした」と思っていた経験も、今振り返ると全部が無駄だったわけではありません。
遠回りしたキャリアも、ちゃんと武器になる。
これは、転職を何度も経験した今だから思えることです。
そして年収が上がったあと、次にぶつかったのが、
「このバラバラに見える職歴を、次の転職でどう説明するか」
という問題でした。
転職を重ねるほど、今度は自分のキャリアをどう一本につなげて話すかが難しくなっていきました。
この話も、次の記事で書いていこうと思います。
