【四国108箇所歩き遍路3(伊予)】#17 54番札所延命寺~55番札所南光坊(2025年10月)
これは2015年12月~2025年11月にかけて、順打ち、全7回の区切り打ちで結願した四国108箇所歩き遍路の記録である。
昨晩は2台しかないホテルの洗濯機がなかなか空かず、洗濯を始めるのが遅くなった。そして、不幸なことに、乾燥が終らないうちにランドリー・コーナーが施錠されてしまった。
朝食を早々に終え、8時にランドリー・コーナーが開くと同時に洗濯物を取り出し、着替えてから今治駅に向かった。(8:22)
松山行の各駅停車に乗り込むと、隣の線路に、昨日堀江と粟井の間の大谷口バス停で見かけた白いアンパンマン列車が停車していた。これは朝から縁起がいいや。
約20分で伊予亀岡の駅に到着(9:19)
今日も雨なので、空身でゆっくり歩く。




左手前の角

古い遍路道沿いに立派な日本瓦の旧家が並ぶ。
中務茂兵衛さんが建てたという道標が雨のなかひっそり佇んでいる。
かわいらしい祠もあった。

瓦屋根に天水瓶、昭和18年以降大井村役場としても使われた
江戸初期に徳川方に味方した功績が認められ、特別に許されて瓦屋根に天水瓶まであるという大庄屋の家と、その庭の大きな楠もそのまま残されていた。
少し進むと四ツ角に古い大きな日本家屋と、その前に右へんろ道の道標を認めたので、右に曲がる。延命寺まで残るは4.1km。雨も小降りになった。
ほどなく国道196号線に合流し、相変わらず暑いので、大型コインランドリーの前の自販機でトマトジュースを一気飲みした。一気飲みしながら脚の痒いところを平手で叩いていたら、ランドリー待ちのお兄さんが車から降りてきて、「脚が痛いんやろ、頑張ってな。これ、お接待」とOS1のゼリー飲料をくださった。痒いだけとも言えず、ありがたくいただいて出発する。
桜ヶ丘団地前バス停を過ぎたところで延命寺を示す大きな道路標識が現われたので、県道38号線から左に逸れて遍路道に入り、ようやく本日ひとつめの札所、54番札所延命寺に到着した。
春は馬酔木をはじめとする花々が綺麗なお寺だと聞いていたが、残念ながら花は見られなかった。ただ、とても綺麗に掃き清められた気持ちのよい境内だった。

54番札所延命寺の山門

人間のような名前つきだが、初代は喋ったという逸話がある


延命寺は納経所の隣に大きな売店があり、次の札所南光坊へと向かう方の門の脇には、真念が四国に24基建てた道標のうち、2番目に古いといわれる小さな道標があった。
南光坊までは、次々現われる古い標石に従って進めば迷うことはなかった。大谷墓園の階段を昇り、丘を降りてきたら、再び県道38号線に合流し、あとは右折シールに従って北からまわりこむだけだったが、近くまできても案内標識がないのが意外だった。


奥之院である別宮大山祇神社と並んで55番札所南光坊はあった。
せっかく並んでいるのだから、神社もお参りしていけばよかった。

向かって右多聞天、左持国天
内側の増長天と広目天は、撮るのを忘れた



出口は四天王門とは別方向で、境内に道標がある
南光坊は今治駅に近い街中のお寺なのでもっと賑やかなのかと思ったら、雨のせいもあってかひっそりとしていた。
納経所が公民館のような建物で、次の札所へは、入ってきた四天王門ではなく、別の出口から出るようになっていた。
【コースタイム(実際)】

