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「剣を棄てろ」"Throw Down the Sword" by Wishbone Ash 歌詞和訳

ツイン・リード・ギターのバンドとして1970年代に日本でも筆者を含む一部ロック・ファンの間でかなりの人気を誇ったバンド, ウィシュボーン・アッシュ(*)。彼らのアルバムの中で最も売れ, かつ最も高く評価された(この二つは常に両立するわけではないだろう)アルバム, 1972年4月にリリースされた 3作目, Argus, 邦題「百眼の巨人アーガス」(アルバム・タイトルがギリシア神話に由来しているために仰々しい邦題となったようで!), その最後に収められている曲が, Throw Down the Sword, 「剣を棄てろ」。

今日は第1章で, この曲の歌詞の和訳をやります。続く第2章は, その余話。第3章は, これまでの Wishbone Ash 歌詞和訳(および関連)note 投稿をリンクで。そして最終章は, アルバム Argus 音源。

* 現在もバンドに在籍するオリジナル・メンバーは Flying V のアンディ・パウエルだけだが, バンドそのものは今も活動している。


「剣を棄てろ」 〜 "Throw Down the Sword" by Wishbone Ash, 歌詞和訳

難解な単語はなく, ややこしい言い回しもなかったため, 珍しく, 訳注は付さないという結果に。語順をどう捉えるか少し迷った箇所もあったけれど, 大意はつかめていると思う。

Throw Down the Sword from Wishbone Ash's third album Argus, released on April 28, 1972 🎶

英語原詞 https://genius.com/Wishbone-ash-throw-down-the-sword-lyrics

剣を投げ捨てよう
戦いは既に終わった
敗者でもない, 勝者でもない
闘いの中の激しい怒りは捨て去り
自らの疲れ果てた目を故郷に向けるのだ

死の淵に立たされた時があった
ただ一つの答えを望みながら

剣を棄てよう
栄光は置いていけばいい
時が流れても変えられない物語
歩を進めるには, 重荷を背負わねばならない
旅の終わり, 魂も傷ついて

死の淵に立たされた時があった
ただ一つの答えを捜しながら

Throw Down the Sword (LIVE) from Wishbone Ash's double live album Live Dates, released in November 1973 🎶

♫ … ♫ … 

「剣を棄てろ」余話

「剣を置きなさい」 〜 「剣を棄てろ」歌詞和訳に至る, 些か突飛な切っ掛け

自称「世界一のメジャーリーグ・ベースボール評論家」「世界一の Shohei Ohtani 辛口評論家」(この note の筆者, 笑, 一応 Ohtani ファンだけど)(でも Ohtani 話題で炎上するのもナンなので note には書いてない今のところ, 再笑)(因みに日本のプロ野球では日ハムのファン, 括弧多すぎ)なので、わりとメジャー関係の記事は目にする。

先日, メジャーリーグにおける監督通算1,000勝を史上最速で達成したドジャースのロバーツ監督が, 毎年ワールドシリーズ優勝を最終目標に掲げる(ファンからもそれを求められる)「常勝」チームの監督を務めるプレッシャーにどう臨んでいるのかといった趣旨の記事の中で, トリシア夫人に諭されたという, 「剣を置きなさい」という言葉が 紹介されていた。

ロバーツはお陰で, 「たとえ選手たちが反応してくれなくても, 気に入らない情報や出来事に出くわしても, ファンからネガティブな反応があっても」「剣を置くだけで 心の重荷が軽くなる」というのだ。

「多くの人が仕事と労働時間だけに没頭し, 心身の健康を損なっている。私も監督になった当初は『バランスなんて取れるわけがない』という昔ながらの考えにとらわれていた。その考えを, 私はもう乗り越えた」のだと。

剣を置きなさい」, いい言葉だなぁ … で, シンプル・マンの筆者, それで, Wishbone Ash の "Throw Down the Sword", 邦題「剣を棄てろ」を思い出した, というわけです。

Simple Man

by Lynyrd Skynyrd ♫

そうそう, 「剣を置きなさい」, 「剣を棄てろ」。時は(一人一人の人間にとっては)永遠ではない。怒りは捨て去り(「無駄な」怒り・「不要な」怒りは 棄て去り), 「その日を摘み」, 「一日(の花)を摘んで」, 日々を生きることを心掛けたいものだ。

時の流れを誰が知る 〜 Carpe Diem

"Who Knows Where the Time Goes?" (Sandy Denny) 歌詞和訳

いまを生きる Carpe Diem ー Dead Poets Society

ではでは。

「剣を置きなさい」 〜 リヒャルト・ワーグナー「タンホイザー」 〜 ロイ・バッティ「タンホイザー門」(リドリー・スコット「ブレードランナー」)

正直, こっちは筆者ぜんぜん詳しくないんだけど(それでも強引に此処に,
笑), リヒャルト・ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner, 1813年5月22日 - 1883年2月13日)が作曲したオペラ「タンホイザー」(「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」)第2幕におけるエリーザベトの台詞に, こういう言葉があるようで。

「下がりなさい。あなた方は裁き手ではありません。残酷な人たちよ, 猛々しい剣を置きなさい

『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』(Tannhäuser und der Sängerkrieg auf Wartburg)は、リヒャルト・ワーグナーが作曲した、全3幕で構成されるオペラ。WWV.70。一般的には『タンホイザー』(Tannhäuser)の題名で知られている。序曲、第2幕のエリーザベトのアリア、「大行進曲」、第3幕のヴォルフラムのアリア「夕星の歌」は、独立してよく演奏される。

https://ja.wikipedia.org/wiki/タンホイザー

タンホイザー」(Tannhäuser)より, 序曲。

タンホイザー」(Tannhäuser)より, 「歌の殿堂のアリア」(第2幕)「エリーザベトの祈り」(第3幕)。

そして, タンホイザー(Tannhäuser)と言えば, 

I've seen things you people wouldn't believe.
Attack ships on fire off the shoulder of Orion.
I watched c-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate.
All those moments will be lost in time, like tears in rain. .. Time to die.

以下の 1:48 ~ 筆者による訳はその下

俺は お前たち人間が信じられないようなものを見てきた。
オリオン(*1)の肩口(*2)で 炎上する攻撃艦を見た。
タンホイザー門(*3)近くの暗闇で Cビーム(*4)が 煌めく(きらめく)(*5)のも 見た。
それらの瞬間の全てが, 雨の中の涙のように, 時の流れのなかで 失われていく(*6)。… 死ぬ時が来た(*7, 8, 9)。

訳注は下掲 note の中で

「ブレードランナー」 反逆レプリカント, ロイ・バッティの最期の言葉を 紐解く

"レプリカント" ロイ・バッティ, 映画「ブレードランナー」 と 「シルクロード」を, あの夜見たオリオンで結ぶ 〜 「世俗」アンカラから「ノアの方舟」ドグバヤジッド 42周年(2025年11月12日)

映画『ブレードランナー』で 警察の専任捜査官 ブレードランナー に追われる, 生物工学・遺伝子工学によって作られたヒューマノイド(人造人間)レプリカント, そのリーダー格 ロイ・バッティ 曰く「俺はお前たち人間が信じられないようなものを見てきた。オリオンの肩口で炎上する攻撃艦 ..」。

42年前, 当時23歳2か月のヒューマン(シンプルに「人間」の意)が, トルコ共和国の首都アンカラから, 同国と東の隣国イラン・イスラム共和国との国境の街ドグバヤジッドに向かう, その所要21時間の夜行バスの中から見た オリオン

それがどうした?

話は更に(!)どんどん飛んで(宇宙を飛んで, 笑), オリオンと言えば, 

またまた飛んで, 木星から金星へ, 月へ 
金星と月の接近 〜 月と金星に因む歌, 星空から連想する曲を聴きながら

そろそろ, 話を,

Wishbone Ash の方に戻しましょう!

Wishbone Ash 歌詞和訳(および関連)note 投稿の, これまで

Ballad of the Beacon 〜 歌詞和訳

Ballad of the Beacon ウィッシュボーン・アッシュ, 歌詞和訳

"Say if I climbed to the mountains, would you still follow me there" 🎶 .. というわけで, 「スイスの旅 〜 1983年6月, たったの 3日間」(にも載せたのだ!)

Persephone 〜 歌詞和訳

Persephone ウィッシュボーン・アッシュ, 歌詞和訳

The King Will Come 〜 歌詞和訳

ウィッシュボーン・アッシュ "The King Will Come" 歌詞和訳 〜 教皇 フランシスコ に 「テロリスト」認定された アパルトヘイト国家, アパルトヘイト社会, 「イスラエル」に捧ぐ

ウィッシュボーン・アッシュ "The King Will Come" 〜 ローマ教皇 フランシスコ による イスラエル 「テロリスト」認定に寄せて

Argus 〜 Wishbone Ash's 1972 album

6年近く survive してきた YouTube 上の音源, これからも永らく生き続けるかな。

邦題「百眼の巨人アーガス」, 原題 Argus 🎶

Side 1
Time Was
Sometime World
Blowin' Free

Side 2
The King Will Come
Leaf and Stream
Warrior
Throw Down the Sword

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